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チェーンのワックスコーティングに挑戦! コツさえつかめば意外と簡単ってホント?

外を走るのがツラい寒い冬こそ、セルフメンテナンス&自転車DIYをやってみよう。今回編集部の西山が挑戦するのはチェーンのメンテナンス。あまり乗れないタイミングだからちょっと手間のかかるワックスコーティングもやってみよう!

チェーンのワックスコーティングに挑戦してみた

サビたチェーンは、サビを薬剤などでムリに落とすと強度が落ちてキケン。こうなったら交換が正しい選択だ

この際なので、わが家の汚れた&サビついたチェーンを一掃する作戦。汚れたチェーンは洗浄、サビてみずぼらしくなったチェーンは交換する。今回は、さらにひと手間かけた処理として、チェーンをワックスコーティングする。これで、よりスムーズかつ、汚れがつきにくいチェーンとなる。
ワックスコーティングの秘訣は、なんといっても事前のクリーニング。チェーンをキレイにして、しっかり脱脂しておく。これがコーティングのよし悪しを決定するポイントなので、これでもかくらい徹底的にやる。クリーンな状態を維持するためにドライブトレインのほかの部分もキレイにしておこう。

リンク外しを自作してチェーンを外す

自宅にチェーンリンクを外すツールがなかったので、急遽自作する。チェーンの内側のコマ2つを寄せればリンクが外れる。2㎜のスポークが余っていたので、これを使ってリンク外しを作る。コマを押せるように、スポークをペンチを使って曲げて加工。最後にスポークの頭とネジ部を切れば完成だ。

リンク外しの作り方

スポークを曲げて作るリンク外し。2mmのステンレススポークはそれなりに固いがペンチを使って曲げる。慣れるとブレーキスプリングなどもスポークで作れるぞ
完成したツールがこちら!
リンクのついている部分に外しツールを入れて、チェーンの左右コマを寄せるように下の部分を握ると、見事チェーンをつないでいたリンクが外れた

新品チェーンに交換しよう

サビたチェーンは交換する。サビを落とすのは手間だし、チェーンの強度も落ちるからだ。リーズナブルに交換したほうが、洗浄するより早くて確実なことも。コーティングをする際は、新品でもクリーニングして、しっかり脱脂しておこう。

チェーン切りを使ってカット

チェーンを交換する場合、まずはチェーン切りを使ってカットしよう。もともと使っていた古いチェーンの長さを参考にするとやりやすい。

使っていたチェーンをクリーニングして再利用

サビもなく汚れているだけのチェーンならクリーニングをして再利用する。コーティングをする際には、徹底的に汚れが落ちていることが大切だ。

空いたペットボトルを洗って、汚れたチェーンを入れる。そこにパーツクリーナーをたっぷりと注ぎ入れる
こちらは新品のチェーン。コーティングをするなら新品チェーンのグリスもしっかり落とす必要がある
洗浄が終わったら、クリーナーを出しボトルを切ってチェーンを出す。速乾性クリーナーのほうが洗う作業がラクだ

チェーンリングとリアメカを清掃

チェーンがいくらキレイになっても、チェーンリングやメカの歯が汚れていてはすぐ汚れてしまう。ワックスコーティングすれば、チェーンも汚れにくくなるのでせっかくの効果を台無しにしないようにドライブトレインもクリーニング。汚れが移らないように、念入りに。スプロケットも忘れずに。

ウエスを使ってクリーニング

チェーンリングは、歯のすきまの汚れも落とすようにクリーナー&ウエスで地道に拭いてクリーニング
スプロケットもそうだが、リアメカのプーリーも汚れている。こちらもウエスでしっかり拭く。汚れがひどい場合は外して洗浄

チェーンをワックスコーティング!

チェーンをキレイにクリーニングしたら、コーティングを施す。ワックスコーティングの決定版は、モルテンスピードワックス。摩擦を極限まで低減して、高効率を達成。TTレースや人力史上最速のエアロベロマシンにも採用され実績をあげている。パラフィンを精製したワックスは、もっとも清潔な潤滑油だ。クルマのコートとして使われるように汚れを寄せ付けない利点もある。

今回はモルテンスピードワックスを使ってみた

ワックスコーティングのやり方

使った鍋は、今後もモルテンスピードワックス専用となる。使い古したクッカーなどを用意する。これにワックスを入れチェーンを煮る。

温度管理に天ぷら鍋用の温度計などもあると安全に作業しやすい
チェーンが浸るくらいの量。おおよそ一袋の半分くらいをクッカーに入れる。一袋で16回分くらい使える
チェーンをひっかけワックスに浸すツールは、純正品もあるがスポークなどを使って自作できる
チェーンをスムーズに浸し、鍋で揺らせるようにツールにこのようにチェーンをひっかける
アウトドア用バーナーでチェーンを煮る!
ワックスの上限温度は100℃だ。これ以上になると成分が分解してしまう。施工温度は90℃くらいがベスト
90℃になったら、チェーンをワックスに入れる。チェーン全体にしっかりワックスが入るように、全体が沈んでいることを確認
温度は90℃前後を維持するように。1分程度揺らして、チェーンの細部にまでワックスを浸透させ取り出す
取り出したら、チェーンを乾燥させる。絡まないようにフックなどに下げる。パラフィンなのでロウソクと同じ。すぐに固まる。すぐに触ると熱いので注意
チェーンを乾かしているあいだに、チェーンをつなぐリンクも忘れずにワックスコーティングする。こちらもしっかり脱脂して、溶けたワックスに入れる
チェーンはワックスで固着しているので、手袋をした手でコマとコマを動かしてほぐす

チェーンをバイクに装着。装着したら30分ほど変速しないで慣らし運転をする。すると余分なワックスがはがれてくるので、これも拭き取っておく
スピードワックス施工完了!
キレイなチェーンは気持ちいい。かつ指で触ってもベトつかない理想の潤滑。鍋のワックスは、複数回使える。ワックスが固まる前に攪拌して、冷暗所に保存しておく。バーナーの準備などあるがけっこうカンタンだった

 

※この記事はBiCYCLE CLUB 2020年7月号 No.423からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PROFILE

ニシヤマ

Bicycle Club / 副編集長

ニシヤマ

自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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自転車暦35年以上。中学時代からランドナーに乗る、ヴィンテージ(ジャンク)自転車大好き人間。バイシクルクラブのバイク&キャンプなアウトドア系記事、自転車レストア&カスタム記事など製作。またマニアックな自転車ムック職人。加えて最近は、付録職人でもある

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