バックパックは使う?使わない? ツーリングの達人が選ぶ荷物の運び方とは
Bicycle Club編集部
- 2022年03月07日
自転車通勤などで見かけるバックパック。PCなどが入るクッション入りのものから、ツーリングで使える軽量タイプのものまでその種類もさまざまだ。しかし、大容量ゆえ荷物の重さによっては体に負担がかかり、サイクリング自体が楽しめない、なんてことも起こりうる。あなたならツーリングでバックパックは使う? 使わない?
旅のスタイルでけっこう意見の分かれるアイテム
バイクの走行感に影響ないからバックパックのほうがいいという人と、上体への負担が影響大だから絶対ダメという人がいる。ツーリングでバックパックを使うメリットにはどんなものがあるのだろうか? 使わないという人には、かわりにどのような手段で荷物を運んでいるのか聞いてみた。
旅先での利便性を考え
バックパックを「使う派」
旅先のお土産も入ります(絹代)
荷物の多さによりけりです。買い物前提のグルメライドでは背負います♪
バイクから取り外す手間がなくていい(岩田)
バックパックは体に負担がかかるけど、休憩のときなど荷物を持ったまま移動できるメリットがある。これは意外に便利です!
重くても5kg以内になるように(三船)
状況によりけりですが、使ったほうがいい状況なら迷わず使います。ただし、背中への接触面積と担ぐ部分のホールド感が走力に影響するので、15Lまでのバックパックで重くても5kg以内にしたいですね。
バイクのレスポンスを重視(山口)
バイクにバッグを装着する手間を省ける。輪行をするとき両手が空いていてラク。またバッグを装着した、レスポンスの悪いロードに乗るくらいなら、バックパックのほうが快適ともいえる。
快適性を重視して
バックパックは「使わない派」
動きが制限されパワーロスに(平本)
ライド中、背中や肩の筋肉は重要な役割を果たしている。パワーを生み出し、体のバランスを取り、ペダリングのリズムを生み出している。全身の約2割に当たる上半身の筋肉をリュックで押さえてしまうと、動きが規制されパワーロスに。背中は人間のラジエーターでもある。
背中の蒸れが気になる(西山)
放熱できず、背中が蒸れる。またショルダー部分に極端に汗をかいて気持ち悪い。近年のバッグは改良され、快適になっているのかな?
【総論】バックパックは解禁という時代になったか!?
かつてフロントバッグが主流のツーリング時代では、バックパック(リュック)を背負うのは厳禁というセオリーだった。MTBの時代からだんだんツーリングでも使われるようになってきた。今はバッグも蒸れにくく快適に進化したし、使ってみると意外と便利だったということになるかもしれない。夏はやっぱり暑いけど。
※この記事はBiCYCLE CLUB[2020年10月号 No.426]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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- CREDIT :
- TEXT:西山貴之(編集部) PHOTO:猪俣健一
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