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“美しさ”と“走行性能”を両立した新世代eバイク2モデルをインプレッション|YAMAHA【前編】

長引く新型コロナ禍のもとで、スポーツバイクへの関心が高まっているなか、ヤマハから高い走行性能と電動アシスト機能を備えた新コンセプトのeバイク2モデル「ワバッシュRT」と「クロスコアRC」が登場。前編となる今回は、ヤマハ初のグラベルeロードバイクのワバッシュRTを紹介。

バッテリー内蔵フレームに最新型ドライブユニット&ディスプレイを搭載したワバッシュRT

バッテリーユニットがダウンチューブと一体化し、スマートなデザインを実現したワバッシュRT

バッテリーをダウンチューブに内蔵! 高性能センサーシステムを搭載

世界的に人気のグラベル/アドベンチャーバイク市場に参入するWABASH RT(ワバッシュRT)は、バッテリー内蔵式のフレームデザイン、ドライブユニットと新型ディスプレイを搭載。海外で高評価を得ているドライブユニットPWシリーズSTは、従来型ユニットと比べて100gの軽量化。4つのセンサーを備えるクワッドセンサーシステムからの情報を元に、ライディングコンディションを瞬時に把握。また急な上り坂での発進でもしっかりとトラクションがかかる高ケイデンスに対応するなど、オフロードでの走行性能と安定性が高められている。

ダウンチューブ内のスペースを、ケーブル、ブレーキホース、電装ハーネスなどのラインとして整備性と静音性を向上

フレームは同ブランドのYPJ-MT Proで初採用された、ダウンチューブ内のバッテリーを2つのチューブで挟み込むデザインを継承。またそのツインチューブ内のスペースに電装系ハーネスやワイヤー類を配置することによって、洗練されたフォルムを実現しながらフレーム剛性と重量バランスを最適化するなど、モーターサイクルで培われた技術と経験が随所に発揮されている。

バッテリー内蔵により洗練されたフォルムを実現しながら、フレーム剛性と重量バランスを最適化。ダウンチューブの内部をツインチューブ構造にするヤマハ独自のフレーム設計

バイクパッキングにも対応。未舗装路でも安定性抜群!

ワバッシュという名は、アメリカ中西部に流れる川から与えられており、舗装潞からグラベル(未舗装路)まで自在に走れるマルチパーパスeバイクを文字どおり体現している。開発においてはグラベルでの高い走破性とコントロール性能、舗装潞を含む移動での快適さと楽しさを重視。フレームやフォークの各所にダボ穴を設けることで、キャリアほかさまざまなアクセサリー装着を可能とし、ロングツーリングやバイクパッキングでの拡張性の高さを備えている。

12mmスルーアクスルの採用で、より正確なハンドリングを実現。ケージ類を取り付け可能なダボを備える

またオフロード走行時のコントロール性を高め、ハンドルバーバッグ等のアクセサリー装着にも適したフレアハンドルや、オフロードの快適性とオンロードの軽快さを兼ね備えた700×45Cサイズタイヤを採用する。

オフロードでのコントロール性を高めるとともに、バーバッグなどアクセサリーを取り付けやすいフレアハンドルを採用
ロープロファイルリムに、転がり抵抗の低いセンターノブとコーナリンググリップを追求したサイドノブであらゆる路面に対応するマキシス・ランブラーを組み合わせる

さらにはサスペンション機能を備えたドロッパーシートポストまで装備するなど、デイリーユースから冒険的なライドにまで使えるワバッシュRTは、乗り手の遊び心を刺激してくれるパートナーだ。

MTBでは常識となっている可変式シートポスト(S:40,mm、M、L:60mm)を採用。さらに40mmトラベルのサスペンション機能も備える

ヤマハ・ワバッシュ RT

42万8900円

SPEC

■フレーム:アルミ ■フォーク:アルミ ■ドライブユニット:ヤマハPWシリーズ ST ■バッテリー:マルチロケーション 36V-13.1Ah ■サイズ:S、M、L  ■カラー:セレスタイトブルー  ■タイヤ:マキシス・ランブラー700×45C ■コンポーネント:シマノGRX 1×11速 ■ブレーキ:シマノGRX 前180mm/後160mm径 ■試乗車重量:21.2kg (Mサイズ)

「オートマチックアシストが快適&余裕のある上りをサポート」

シマノのグラべルコンポーネントGRXが装備されたワバッシュRT。ワイドなギヤレシオと相まって、どんな路面状況でもスムーズなアシストによる加速が体感できる。YPJ-MTプロで初採用された、アシストパワーが自動選択される「オートマチックアシストモード」は、クルマのオートマのごとく、モードボタンを押すことなくアシストパワーが最適化されるので、とくに上り直前で「ハイモードにしなくちゃ!」と焦る必要がない。変速やペダリング、コース取りに余裕が生まれる結果、オフロードでも安心して楽しめるので、急勾配へもチャレンジしてみたくなる意欲をかき立ててくれる1台だ。

見やすく、ボタンも押しやすいディスプレイ。それなのに「オートマチックアシストモード」のおかげで、見て・触れる回数が激減。超ラクだ!

インプレッションライダー

浜田幸紀

元プロサイクリングショップ店員の編集部員。近年はグラベルロードにも興味を持ち始めているが、ペダリングテクニックやロングライドへの体力、ヒルクライム能力が平凡なため、いっそのことeバイクのアシスト力に頼るのもありかと考えている。身長175㎝

後編に続く!

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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