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四国一周の出発を象徴する記念碑「四国一周0kmモニュメント」が愛媛県庁に完成

四国を一周する1000kmの壮大な旅。近年サイクリストの間でにわかに話題になっているその「シコイチ」のスタート地点として、愛媛県松山市の県庁正面玄関前にモニュメント「四国一周0kmモニュメント」が完成した。

3月12日にお披露目されたのは地面に埋め込まれた直径2メートルほどの円形モニュメント。四国の4県を象徴する4色で構成され、その周りを渦のモチーフが囲む。除幕式には愛媛県の中村時広知事や四国一周PR大使の一青 妙さん、自転車新文化基金会の理事でジャイアントジャパン社長の自転車新文化基金会の中村 晃理事氏らが出席した。

2017年にスタートした「チャレンジ1000kmプロジェクト」分割チャンレジも可能

四国一周0kmモニュメント」はもちろん2017年に始動した「チャレンジ1000kmプロジェクト」のスタート地点を意味する。エントリー料金8000円を支払えば、四国一周サイクリングオリジナルの「サイクルジャージ」と四国内29カ所の道の駅をチェックポイントにしたスタンプラリーシート「公式チャレンジパス」を受け取ることができ、3年以内に四国一周を達成すると「完走証」と「バックル」がプレゼントされる仕組み(認定には公式チャレンジパスもしくはGPSのTCXファイル提出が必要)。勘違いされがちだが、一度に1000kmを走り切る必要はなく、分割したライドをつなぎ合わせて完走扱いにすることも可能。2022年2月時点で3,549人がエントリーし、1,326人が完走を果たしている。

この「四国一周0kmモニュメント」の完成に合わせて、若者応援プロジェクトとして応募により選ばれた3組6人の学生たちが早速四国一周の旅にスタート。2017年に始まったこのプロジェクトの中で10〜11日間程度の日程で1000kmの距離に挑む。さらに「四国一周サポートライド」と題して安全講習やガイド付きのツアーが行われ、サイクリングガイド帯同のもと愛媛県庁から今治湯ノ浦温泉(愛媛県今治市)までの54kmを15名のライダーたちが走った。

滋賀県から参加した今江さんはすでに「チャレンジ1000kmプロジェクト」を完走しているライダーの1人。しかも2021年には15歳の息子さんと一緒に自身2度目の四国一周を果たしている。

「それまで四国は走ったことがなかったんですが、自転車仲間の中で話題になっていたので挑戦しました。息子と走った時は1回のライドが100kmから150km。スタートの時点では息子は不安しかなかったと思いますが、一緒にやり遂げることができてよかった。こうして4つの県がまとまって同じことをするなんてあまりないですし、しかもお遍路さんの文化があるからか、このオリジナルのジャージを着ていると応援してくれていると感じました」と今江さん。「どうしてもゴールドのヘッドスペーサー(多々羅しまなみ公園でもらえる記念品)が欲しくて」と笑いながら現在3回目の一周に乗り出している。

海外にもPR台湾一周とも姉妹関係に

愛媛県自転車新文化推進課の藤原康芳課長が「海外の方にも四国一周を楽しんでもらえるようにPRし、ルートの整備をさらに進めたい」と語るとおり、愛媛県をはじめ四国全体で国内外のサイクリスト誘致を目指す。実際に四国一周は台湾一周(900km)と姉妹関係にあり、両方を達成したライダーには記念品としてオリジナルサイクルジャージが贈られるなどの連携が行われている。

「四国一周の起点がここ松山市で、台湾一周の起点も台北市の松山なんです。これから台湾一周と四国一周をともに盛り上げていきたい」と語るのは、モニュメント設置の寄附をおこなった自転車新文化基金会の中村理事。現在は渡航制限等で日本〜台湾間の往来が難しい状況だが、新型コロナウイルスの感染状況が落ち着けばより多くの海外ライダーが四国を走り、より多くの日本人ライダーが台湾を走ることになると予想される。

(左)中村時広県知事、(右)自転車新文化基金会の中村 晃理事

若者応援プロジェクト「四国一周サイクリングChallenge!」とは

若者応援プロジェクト「四国一周サイクリングChallenge!」は2018年春から始動し、若者たちが四国一周約1,000kmのサイクリングにチャレンジしながら、サイクリスト視点で撮影した写真をSNSに投稿。四国の「風景」「食」「出会い」など、さまざまな魅力の発信を行ってきました。また、“四国一周したという証明は、大人になったという証明だ”という思いのもと、仲間との協力や地元の人との交流を通じて、若者たちの「大人への成長」を応援する企画。

概要

事業名称

四国一周サイクリング

『若者応援プロジェクト 四国一周サイクリングChallenge! 』

主管

愛媛県 観光スポーツ文化部 自転車新文化推進課

事業目的

四国一周サイクリングの認知をさらに高め、多くの人達に四国一周サイクリングに挑戦してもらうため平成28年度に制作した四国一周サイクリングコース(https://cycling-island-shikoku.com/)を全国の若者に実走してもらい、コース及び周辺の食・景観などオススメ情報をSNS及びwebで発信することで、同世代のサイクリング及び四国一周サイクリングへの興味を喚起し、サイクリング人口の増加また四国一周サイクリングのチャレンジャー人口の増加を図る。

開催期間

令和4年3月12日(土)~3月31日(木)

※10泊11日間でのチャレンジを推奨

開催エリア

四国4県 (スタート及びゴールは愛媛県庁)

※コロナの状況で途中、エリアを制限する予定あり

参加者

全国の学生サイクリングチーム 3チーム 計6名

チーム名:あいあい(愛媛大学)2名(一ノ瀬 明澄・伊澤綾夏)
チーム名:高知工科大学サイクリング部 2名(佐藤 光・永田恭丈)
チーム名:九工大サイクリング部 2名(青柳祐亮・河野成通)

3月11日
事前講習

スタート前日に、プロサイクリスト「門田基志」氏による安全講習を開催。

座学講習として、道路交通法を基本とした自転車走行における交通ルールの確認をはじめ、所有の自転車のメンテナンスチェックを参加者間で相互に実施。整備状態のチェックとともに、今後四国一周時に起こりうるリスク想定のもと、その対策をレクチャーしてもらった。

3月12日
スタート

参加者全員が、当日併催の「四国一周0kmモニュメント完成記念セレモニー」に参加。

その後6人の若者が、完成した「四国一周0kmモニュメント」に初めて立ち、そこを起点としてそれぞれの想いのもと、四国一周の旅をスタートさせた。

3チーム6名は、これから3月いっぱいをかけて四国一周にチャレンジし、またこの地点に戻りこの「四国一周0kmモニュメント」に立ってゴールを迎える予定。

また、チャレンジ期間中は、インスタグラム・ツイッター・フェイスブックなどのSNSで四国の魅力を発見し、発信をおこなう。

四国一周サイクリング公式ホームページ

CHALLENGE 1,000kmプロジェクト

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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