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安曇野市に本格的なマウンテンバイクコース誕生

長野県安曇野市が、同市西部の山林を利用してマウンテンバイクコースを造成。4月23日には、オープニングイベントが盛大に行なわれた。

コース整備に延べ800名が動員! 自然の地形を生かした新MTBコース

「自転車を活用したまちづくり」を進める安曇野市は、堀金烏川のほりでーゆ~四季の郷や、啼鳥山荘などの周辺に広がる山林に整備する方針を示すとともに、全国的な大会を誘致できるよう「ダウンヒル」と「クロスカントリー」の2コースを、自然の地形を生かしたコース整備を進めることを2020年に決定。

下堀扇町内山生産森林組合が所有する民有林を、市が同組合から借り、コース整備には、市内在住でアトランタオリンピックXC代表の小林可奈子さんを中心に、MTBクラブ安曇野の会員がボランティアとして参加。延べ800名を動員して完成。

4月20日の開場の運びとなり、4月23日に市長以下議員らが来場。テープカットを行った後、さまざまなイベントが行なわれた。

太田寛市長を中心に、コース造成にも関わったキッズを交えてのテープカット
この式典の冒頭で、市長は「ここをアウトドアスポーツの拠点として、観光、市民の健康増進、子どもたちの教育など多くの点で生かしていくことを考えている」と挨拶。小林さんも「環境を整えるだけでなく、豊かな自然を100年後、1000年後まで残すことが、アウトドアの聖域化につながります」と、このコースが人と人をつなぐ場所となり、広く愛されることを願った
入山やレンタルバイク貸し出しの窓口となる啼鳥山荘。前日にはスタッフによる研修会も行なわれた
「アテンドツアーの申し込みに間に合わなくて」と、親子連れのフリー走行希望者も多かった

全日本チャンピオンや現役ライダーと新しいコースを満喫

松本市在住のDHエリート小山 航選手も加わって完成されたDHコースは、前々日の雨のため、午前中、上級者向けエリアをクローズしたものの、近隣のショップや県外からの来場者がフリー走行を楽しんだ。

新型コロナ対策として、人員を限定して募集されたアテンドツアーだが、2019~21年全日本DHチャンピオンの清水一輝、90年代から第一線で活躍する塚本 岳と小山 航の現役エリート3名によるDHツアーは、申し込み開始と同時に定員に達し、小林可奈子さんやMTBクラブ安曇野の競技経験者がガイドするXCコースツアーも満員という盛況。
またこの日のためだけに設営された啼鳥山荘前の林間コースでは、MTB体験教室&ミニレースが開催され、小学生からMTBに興味を持った大人までが集まり、MTBの面白さを体験。
さらにバイクに乗れないキッズや、家族向けにアウトドア書道やパン作りといったワークショップも行なわれ、来場したおよそ500名が、思い思いにアウトドアアクティビティを楽しんだ。

左から野村拓未、小林可奈子、清水一輝、小山 航、塚本 岳のガイド&アテンドライダー
大盛況となった初心者スクール
野村選手とMTBクラブ安曇野の会員がコーチを担当
こちらも参加希望者があまりにも多かったため、走行枠を増やして行なわれたミニレース
見どころも多い、約5kmのXCコースを30分ほどかけて回ったガイドツアー
XCコースを走る参加者
DHツアーは自走での上りだが、地形を生かしライディングが楽しめると好評だった。合流箇所でそれを見たXCライダーも「やってみたくなりました」と話す
清水、塚本、小山の3人がミニコースでデモ走行。目の前で転んだ塚本選手を、清水選手がバニーホップで飛び越えるという演出にキッズも驚き
ヨガや竹巻きパン教室、自然の素材を使った書道、英語クイズなども行われた
ワークショップは走行終了後も大賑わい

 

安曇野市マウンテンバイクコース

住所:安曇野市堀金烏川11-35(受付:啼鳥山荘内)
TEL:090-7027-0053(開場日のみ)
営業期間:4月20日~11月30日
営業時間:9時~16時(15時30分最終受付)※10月以降は30分短縮、月・火・木休(祝日の場合は営業)
※開場日であっても、天候等により休場となる場合あり

安曇野市公式ホームページ

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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