カリフォルニアから厳選ヴィンテージMTBを直輸入 CALI BIKES
Bicycle Club編集部
- 2022年05月27日
神奈川県の逗子&葉山エリアは、個性的なサイクルショップが多い。OLDMTBほかジャンクな自転車が好きな人にはたまらない、マニアックなショップを発掘するコーナー。今回は、ちまたで噂のヴィンテージ自転車専門店「CALI BIKES(カリバイクス)」を紹介!
カリフォルニアから愛をこめて
湘南は日本のカリフォルニア。その雰囲気はどことなくアメリカンでMTBカルチャーとも親和性が高い。そんな鎌倉の稲村ケ崎にショールームがあるのがCALI BIKESだ。
販売しているのは、カリフォルニアから直輸入したヴィンテージ自転車。店主の加納信義さんは、古いMTBに関する知識も深く、マニアックな目で厳選したOLDMTBがショールームに並ぶ。
アトリエを改造した店内にはMTBの殿堂クラスの貴重車も。西海岸の気候ゆえコンディションがどれも驚くほどいいのが特徴。湿気が少ないので致命的なサビはなく、まるでタイムマシンでやってきたかのよう。
そのグッドコンディションなバイクを、さらに加納さんが手を入れて販売している。一度バラしてフレーム&フォークの芯もチェックして修正。ストックヤードに設置されたフレーム修正器具は、国内ではかなりレアだ。パーツセレクトにも妥協がない。またカッコよさをキープしつつPAULなどの新しいパーツで、制動力や操作感をアップさせるのも得意だ。そんなこだわりは、古いMTBへの愛ゆえといえる。
こだわりの愛車&ショールームの名車
加納さんの愛車は、本国にコレクターの多いファットチャンス。こちらは1988年製。今年はトラ年なのでノリで組んだ一台、ブラック&イエローのコーディネート。造形がカッコいい90年代のクーカのブラックのクランク、ペダルもブラックに塗装してある。
こちらは、もう少し古い1984年のファットチャンス。クリス・チャンスは、東海岸のMTB初期のビルダーの一人で1982年に創業。当時日本にはほどんど入ってきてないブランドだ。
史上初の量産MTB、スペシャライズド・スタンプジャンパー、1984年製。フレームは日本製、パーツも初のMTBコンポ、サンツアー・マウンテック装着とアメリカンながら黄金期の日本製自転車、里帰りした名車といえる。この一台は売れてしまったが、近日同時代のスタンプジャンパーが入荷予定だ。
加納さんが、輸入業の傍らで営んでいるCALI BIKES。アメリカ西海岸から来る次のコンテナでどんなナイスな旧車が詰め込まれてくるか入荷情報を要チェックだ!
CALI BIKES
神奈川県逗子市小坪4-23-2(事務所住所。ショールームは稲村ケ崎)
TEL.046-870-5070(ショールーム訪問は要予約)
https://www.calibikes.jp
CALI BIKESの加納さんたちと鎌倉界隈を走った「OLDMTBでゆるっと鎌クランカー」記事は、バイシクルクラブ7月号にて!
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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