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アルプスあづみのセンチュリーライド獲得標高約1600mを走り大満足|緑のAACR2022

人気のイベント「アルプスあづみのセンチュリーライド(AACR2022)」が4月16-17日、5月21-22日の2回開催された。新型コロナウイルスまん延の影響により延期されていたが、ようやく開催された。そのコースはサイクリングコースとしてもおススメできる名コース。今回は5月21-22日に開催された緑のAACRのイベントレポート、さらにこの夏楽しみたい安曇野コースを編集部山口が紹介していく。

オリンピアン鈴木雷太さんに見送られながらスタート

安曇野センチュリーライドは14年目を迎えたイベント。いままで重ねてきた経験から工夫を凝らしたコースが用意されており、毎年違ったコースが楽しめることからリピーターも多い。

イベントをプロデュースしている鈴木雷太さん(シドニー五輪日本代表選手、一般社団法人ライド長野)も一緒に走るため、参加者目線のサービスも充実、エイドステーションでのグルメも地元の名産品を生かしながら多すぎず、少なすぎない程よい量となっている。

160kmコースのスタートは松本市にある梓水苑、朝5時30分、参加者たちは鈴木雷太さんに見送られながらスタートしていく。朝方は小雨がぱらついていたが、次第に晴れていき遠くの山々を眺めるなか気持ちの良い風景の中を走り始めた。

いっぽう120kmコースは途中の安曇野市国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区からのスタートとなった。

最初は薄っすらと見える乗鞍岳方面に向かって走っていく

160kmコース

120㎞コース

普段味わえな国営アルプスあづみの公園を満喫

第1エイドは国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区。きれいな公園の風景に思わず記念撮影

コースはスタートしてから山麓道路を進み2つの国営アルプスあづみの公園を巡る。最初の23km地点の堀金・穂高地区、さらに43㎞地点の大町・松川地区の2つを楽しむことができる。じつは普段自転車を持ち込むことができない公園内を楽しめる貴重な機会だ。さらにそれぞれのエイドでは米粉とポロネギのポタージュスープ、そばを味わうことができた。

神奈川県に店舗を持つショップGROVEのメンバー
タンデムで楽しむ参加者が多いのも安全なコースを走るAACRならではの光景
第2エイドでは信州ならではのそばが待っていた

青木湖に着くころには青空が広がる

木崎湖畔を走るころにはすっかり青空が広がり、第3エイド青木湖(鹿島槍スキー場中綱湖駐車場)ではちょうどお腹を空かしたタイミングで、みそで食べるおにぎりが待っている。青木湖を過ぎ、ちょっとした丘を越えると、次第に白馬の山並みが見えるようになってくる。

第3エイドでは、白いご飯とみそがほどよい
鹿島槍スキー場中綱湖を背景に走る初回から参加しているというベテランライダー

白馬では絶景の撮影スポットが待っている

青木湖を越え、白馬エリアに入ると雪を冠した山々が目の前に広がる。遠くには1998年長野冬季オリンピックの舞台となった白馬ジャンプ競技場も見えてくる。

そのなかでも今回のコースで最も北限に位置する松川にかかる松川大橋はまさに絶景ポイント。アルプスと新緑がコントラストを織りなす風景が広がっていた。ほとんどの参加者がとまって記念撮影を楽しんだ。

関西から参加していたYELL LINEのみなさん。タンデム自転車を楽しんでいる
おそろいのジャージで走る2人。じつはイベントではじめて会ったという

白馬の田園風景と山々の風景を楽しんだ後は第4エイドとなったイタリアンレストランルポゼ白馬では石窯ピザが待っている。イベントの途中で石窯ピザが出てくるのはなかなか珍しい。

ログハウスのレストランの前では石窯ピザと甘酒が振る舞われた

あむちゃんも120kmコースに参加

あむちゃんは大会ジャージのサプライヤーでもあるウエイブワンの中田明社長はじめとするメンバーとライドを楽しんだ

折り返してから、青木湖のエイドでゲストライダーとして参加のおなじみYouTuberのあむちゃんと合流。ここまで93㎞走ってきた山口はちょっと疲れてきたが、ここであむちゃんと合流して気分転換。エネルギーをもらって青木湖、木崎湖と往路の風景を楽しみながら走っていく。

そして、復路では往路の山麓道路と違う高瀬川沿いを下っていく。ここでは追い風となり参加者はペダルを止めて疾走感を楽しんだ。

最終エイドで出会ったミズタニ自転車、リドレーバイクに乗る3人。元プロ選手だけにさっそうと走り去っていった

そして最後のエイド安曇野市研成ホールで、凍らせたリンゴジュースでのどを潤したあとは残り19㎞。ここで120kmコースのあむちゃんとわかれ、この日知り合ったまささんはじめ仲間たちとグループを作って一路松本市の梓水苑を目指した。小高い丘を走るルートはクルマも少なくいたって快適だ。

梓水苑に設置されたフィニッシュゲート。レースイベントではないが、160㎞獲得標高1600mというお腹いっぱいの大会となった

一緒に走りきったまささん。地元松本出身だというが、松本に住んでいたときにはこれほどまで素敵な場所だと気が付かなかったという。

今回取材した山口も久々に安曇野を走ったが、イベントとしてのすばらしさに加えて、道路にはブルーラインが引かれるなど、普段からサイクリングを楽しめる環境を楽しむことができた。

普段から地元の皆さんが楽しんでいるこのコース。もちろん来年の開催も楽しみだが、イベントがないタイミングでも走りに行くことをおススメしたくなる名コースだ。

ライドを楽しんだ編集長山口も楽しく160㎞を走ることができた。

 

大会公式サイト
https://aacr.jp/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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