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【嶺岡林道コース】東京湾から太平洋へ! ふたつの海をつなぐ絶景コース|裏房総コースガイド

「千葉県房総半島を走る」というと、どうしても海沿いコースを浮かべがち? いや、そんなことはない! そこで、編集部浜田が千葉に詳しいアドバイザーから情報をもらい、現地のコースを取材。今回の記事ではサイクリングイベントの運営に携わる白熊宏一さんに「嶺岡林道コース」の魅力を教えてもらった。

舗装されているのには理由があるんです by 白熊宏一さん


白熊宏一さん:KSインターナショナル社長。本業はIT&AI関連ながら、千葉房総において「BOSOサイリング」や「房総センチュリーライド」などのサイクルイベント、レンタサイクル事業の運営に広く携わっている。

ふつう林道というと未舗装路や砂利道のイメージが強いですが、千葉県の林道は未舗装路ではなく舗装路です。つまりグラベルロードバイクではなく、ふつうのロードバイクで林道を走れるのが特徴です。

これには行政的な裏事情があります。じつは道というのは荒れた未舗装路を維持するよりも、アスファルトで舗装路にしてしまったほうがコストは安く済むのです。それなので千葉の林道は9割以上が「舗装路」。

山のない県といわれる千葉県ですが、この嶺岡林道ならまるで山岳を走っているような景色と満足感が得られます。しかも40km弱で房総半島を西から東へ横断できるなど、すごいお得です。

今回紹介したコースのほかにも細かい林道はたくさんあるので、自分だけの「千葉林道」を探してみてください。

浜田が実走レポート!
これぞ裏道。舗装林道のなかを冒険しながら東へ!

嶺岡林道の道はやや狭く、まるで上下左右に動くジェットコースターのよう。舗装路なのに、走っているとアドベンチャー的な楽しさがある

東京湾の保田から太平洋の鴨川へ

ひなびた感じのJR保田駅を出たら南下し、東京湾の浮島を見ておこう。次に見る海は太平洋だ。本来は県道184号からすぐに嶺岡林道3号線に入れるのだが、現在は道路補修中のためそのまま進行。4号線との合流地点を目指す。

いよいよ林道がスタート! ただし4号線は短い

4号線と1号線の間を駆け抜ける!

県道184号と88号の交差する付近に嶺岡林道4号線の入り口がある。短いアップダウンが連続する(ちょい激坂あり)が、抜けると開けた景色に。

嶺岡林道1号線は景色の変化に富む

山岳地帯みたい! ※実際の標高は300m以下

やや長めの1号線もアップダウン多し。脚にはきついが、ときに視界が開けて、まるで稜線を走っているかのような気分になれる。

じつは千葉県が酪農発祥の地だった!

日本の酪農発祥の地とされるのがここ「千葉県酪農のさと」。酪農の歴史を学ぶための施設だが、サイクリストにとっても食べ物、飲み物が補給できるありがたい場所だ。思わずお土産も買ってしまった。ヤギと牛もいる。

緑のトンネルを抜ける嶺岡林道2号線

もっとも長く、アドベンチャーな雰囲気の2号線。生い茂る木々がライダーを覆い隠すようだ。道は少々荒れた舗装路で中盤まで起伏に富み、終盤は下りだ。

上り返して魚見展望台へ

鴨川の街と海を一望できる魚見展望台!

長い林道を抜けて太平洋側にたどり着いた。展望台から海や街を一望できる! 途中「アンティークホテル」脇を通って激坂を上らないといけないのがつらいところ。このコースで一番きつい勾配だ。

海沿いを走ってゴールの江見駅へ

山あいを走った後は、海が見たくなる? ゴールの江見駅までは国道128号を走ればOK。途中の道の駅に寄ってもいい。江見駅は2020年に新駅舎になったばかりだ。

嶺岡林道コース

距離:42km/ 獲得標高:983m
東京駅から保田駅まで:クルマで82km(約1時間10~30分)
電車で最短2時間

上総湊駅をスタート地点に184号から嶺岡林道を3号→4号→1号→2号とつなぎ、そのまま鴨川へと抜けるルート(ただし現在3号は道路補修中のため迂回)。つまり東京湾から太平洋へと抜ける「ふたつの海をつなぐコース」。終始アップダウンを繰り返すアドベンチャー要素と、鴨川以南の海の景色が両方楽しめるコース。余裕があれば県道89号を西に保田駅へ戻るのもあり。

※この記事はBiCYCLE CLUB[2021年6月号 No.434]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PROFILE

ハマダ

Bicycle Club / 編集部員

ハマダ

元自転車ショップ店員であり、最新バイクや新製品の情報を日々追っている編集部員。短期ツーリングや週末サイクリングを好むザ・アベレージ サイクリスト。国内外の選手たちを熱く見守るロードレースファンでもある。趣味はパン屋巡り。

ハマダの記事一覧

元自転車ショップ店員であり、最新バイクや新製品の情報を日々追っている編集部員。短期ツーリングや週末サイクリングを好むザ・アベレージ サイクリスト。国内外の選手たちを熱く見守るロードレースファンでもある。趣味はパン屋巡り。

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