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三ヶ島製作所とコラボしたBCGプロダクト第1弾「カーゴケージ」の開発中のCGを公開|BCG vol.3

バイシクルクラブ&レジスタントによる開発企画それがBCG(BICYCLE CAMP GEAR)だ。そのBCG企画の第1弾となるカーゴケージは世界的なペダルブランドとして知られるMKS(三ヶ島製作所)の手によって着々と開発が進められている。1stサンプルを作成するためのレンダリング(3DCG)画像とともに、その特徴を紹介したい!

もはやストラップマウント!?

カーゴケージが世に現れた当初は積載物の固定方法がナイロン製の織物ストラップやベルクロストラップだったためにグロウラーやナルゲン1Lボトルをマウントするにはズリ落ち防止のためにボトルを支えるのに充分な大きさの突起(底面)が必要だった。

しかし、ガッチリと固定できるVOILE STRAPS(ストレッチポリウレタン製)が主流となった今、底面を保持するための突き出しは最低限の突起で充分となった。

一方でバイクキャンプに使う焚火台やソロテーブルもコンパクトに収まる物が登場したことでカーゴケージに積載する物が多岐に渡るようになりボトル底面を支える突起がジャマになるケースも多いと感じるようになった。

もはやニーズはカーゴケージというよりも積載面積が大きいストラップマウントへと移行しているように思える。
そこでBCGオリジナルカーゴケージは、ストラップマウントとボトムストッパーを別体として、フレキシブルに対応できるようにした。

ストラップマウント
ボトムストッパー
2つのパーツを重ねて使用する

ストラップがジャマになる

横巻きにするとストラップの余りが走行時の振動で解けてバタバタして危ない。

カーゴケージは宿命的にストラップが無ければ役にたたない。積載時には気にならないけど、空荷になるとストラップのやり場に困る。

使わないならストラップをスタンバイしておく必要はないが、日常使いにおいてもストラップ固定を必要とするシーンは多くある。「スマートにストラップをスタンバイしておけるか」はカーゴケージの使い勝手のよさを分ける部分といってもいい。

縦巻きにするとストラップも余らず適度なテンションを掛けられる。
黄色ストライプの位置にストラップを巻き付けてスタンバイさせる

VOILE STRAPはテンションが掛かっていないとアジャストバックルが外れてしまう。適度なテンションを掛けつつ着脱しやすい位置にスマートに収められるか? がポイントだ。

フレーム前三角にみる三角関係

フレームの前三角に最も重い物を配置するのはバイクパッキングの基本だ。

最も重いものとは水であり、ロードバイクなどは走行中にボトルの出し入れがしやすい高さにウォーターボトルボス位置が設定されているが、フレームバッグを装着するとボトルと干渉してしまうのでできるだけ低い位置に付けたい。

しかし下げ過ぎるとダブルボトルとして使えなくなり積載できる水の総量が減ってしまう……。季節や行程によって必要とされる水の量も変わり、積載位置の優先順位も変わるのでフレキシブルに位置調整できるのが理想的だ。

青色エリアのデットスペースを有効活用し、ダブルボトルを成立させつつフレームバッグと干渉しない状態が理想的。

BCGカーゴケージはストラップマウントもウォーターボトルボスの64mm間隔に合わせた長穴が5カ所あるので取り付け位置の自由度が大きく、さらにボトムストッパーがスライドするのでフレキシブルなポジション設定が可能となり低重心化も図れる。

フロントフォーク横は新天地

近年スタンダード化しつつあるフロントフォークの横にあるウォーターボトルボスを使った積載方法。

この場所に積載する注意点として、収納時寸法の全長が35cmを超えるホールディングチェアやテントなどを積載するとハンドルを切った際に干渉する。

走れなくはないですが転倒した場合、ポールかフレームどちらかにダメージを受ける可能性があるので、干渉しない低い位置に積載するのがベスト。BCGカーゴケージならば最適な位置まで下げられるのだ。

さらにボトルサポーターの底面部分にはレックマウント互換のライトアダプターが取り付けられるネジ穴が開けてあるので行き場を失ったヘッドライトを設置できる。

取付位置が下がった場合をシミュレーション

ボトルボス1穴分(64mm)下げて仮留め

クレイジークリークHEX2.0 (高さ38cm)
ストラップマウントの位置は下げずにボトムストッパーだけもう少し下がるとベストポジションになる

バッグメーカーの視点で考えるパックシステム

このカーゴケージを開発するにあたり念頭にあったのは、バッグメーカーの視点から自転車パーツとの境界線を超える物を創り出すこと。

これまでは接点となるアタッチメントに合わせてバッグを開発しなければならなかった。今回の企画は、理想とするバッグに合わせてアタッチメントを作る逆転のプロセスだ。

……ということは、このケージに合わせたRESISTANTのバッグが同時進行している……!?

製品開発の旅は続く

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PROFILE

木村 信一 a.k.a.キムシン

BCG道先案内人

木村 信一 a.k.a.キムシン

東京最速メッセンジャーカンパニーCyclexの活動休止に伴い25年間の現役生活から離れ、メッセンジャーバッグRESISTANTの製作に注力。近年はバイクパッカーとしても精力的に活動中。 フィールドに根ざした独創的なプロダクト開発には定評がある。@RESISTANT @k.i.m.t.h.i.n.g

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東京最速メッセンジャーカンパニーCyclexの活動休止に伴い25年間の現役生活から離れ、メッセンジャーバッグRESISTANTの製作に注力。近年はバイクパッカーとしても精力的に活動中。 フィールドに根ざした独創的なプロダクト開発には定評がある。@RESISTANT @k.i.m.t.h.i.n.g

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