スムーズなダンシングは肩の使い方がポイント! 56流上級向けテクニック
Bicycle Club編集部
- 2022年07月27日
乗鞍をほぼ1時間で走る若手ライダーにダンシングを指導。速く走れるだけに満点に近いのだが、56さんの指導を受けて肩甲骨を動かせるようになると、さらにダンシングがよくなった。
ダンシング中のフォームを確認しよう
よいフォームだが肩甲骨が動かせていない
体の上と下とで動きにズレが見られ、上半身の位置を微調整できない。56さんの指導ではホイールの音を聞きながら上体の位置を探り、適切な位置に上体を移動すると、ホイールの回転が軽く感じて速くなれる。
腰から下と上体がずれる
ペダリングする脚と上体の動きが連動していない。このため腰のあたりが余計に動いているように見える。肩甲骨で腕の押し引きができるようになると連動がうまくいく。
56流は肩甲骨を動かし、前ホイールの音を聞く
56さんは肩甲骨を回すように動かす。さらにハブとハンドルの位置関係を見ながら上体の位置を確認する。勾配がきついほど前にいく。前ホイールへの荷重が適切だと接地音が静かになるので、音を聞き分けよう。
上半身と脚が連動している
56さんの場合、肩から腕を動かしているため、肩甲骨が動いているように見える。こうすることで肩、そして上体と腰から下が連動できるため、ダンシングがよりスムーズになる。
腕の押し引きを肩甲骨ごと動かす
攻めのダンシングでは腕の押し引きが大切だが、ここで肩甲骨ごと肩から腕を動かせるようにしたい。まずは壁に手をついて、腕の伸び縮みを試してみよう。このとき腕やヒジの曲げ伸ばしではなく、肩甲骨を押すときは上から回し、引くときは下から回してできるようになるとよい。
教えてくれた人
筧 五郎
56サイクル店長。マウンテンサイクリングin乗鞍などで優勝、ロードとシクロクロスのマスターズの全日本選手権での優勝経験も持つ。NHKチャリダー★など各メディアで活躍。
www.56cycle.com
※この記事はBiCYCLE CLUB 別冊[筧五郎のヒルクライム強化書]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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- CREDIT :
- TEXT:浅野真則 PHOTO:編集部
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