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コルサに耐久性を追求した次世代のロードタイヤ「CORSA N.EXT」を最速試乗|Vittoria

「Vittoria(ヴィットリア)」から新製品が登場。耐久性や耐パンク性能を追求し、グラフェンとシリカを組み合わせたコンパウンドを採用した「CORSA(コルサ) N.EXT」がラインアップに加わった。さらにケーシングには従来のCORSAで採用してきたコットンではなくナイロン繊維を使っていることも特徴だ。編集部山口が日本に上陸したばかりの「CORSA N.EXT」を早速試乗してみた、そのレビューをお届けする。

レースにインスパイアされたパフォーマンスと究極の耐久性

Vittoriaが誇るコンペティションカテゴリーのロードタイヤ 「CORSA(コルサ)」 ファミリーに、待望のCORSA N.EXTが追加された。プロ・コンペティション「CORSA」と先進のトレーニングタイヤ「RUBINO」の2つのカテゴリーの間のギャップを埋める、新たなモデルが登場したことになる。

同社のデザインエンジニアは「長くハードなライドを毎週のように続ける熱心なサイクリストたちの要望にフォーカスしました。これらのライダーたちは競争心があり、つねに彼らのパフォーマンスとライディング体験を改善しようと模索してきている。ライダーはグランフォンドや他のアマチュアレースのためにハードなトレーニングをしており、バイクの全てのコンポーネント、特にタイヤが彼らの努力に見合うものであってほしいと願っています。彼らはスピードを必要としていますが(誰もですが)、一方で耐久性や耐パンク性能にも妥協をしたくありません。そのため、我々のデザインエンジニアたちは、彼らのレーシングパフォーマンスに関する比類のない知識と、長持ちするナイロンケーシングの耐久性を融合させ、シリカとグラフェンコンパウンドを使用することで転がり抵抗とグリップ、耐摩耗性能を改善させることができました」とコメント。

さらに同社によるとCorsa N.EXTは自社のラボでさまざまなテストを実施、さらに数多くのプロチームによって実際の路面で数千マイルのテストライドしており、これらの厳しいテストによってN.EXTが耐パンク性能、快適性、ウェット時のグリップについて最高クラスであると話している。

コンパウンドにはグラフェンに加えシリカを配合

Vittoriaの究極の製品開発の一環として、新しいCORSA N.EXTには 同社の独自のコンパウンド技術を採用していいる。既に認められているグラフェンの技術に、特にロードタイヤのパフォーマンスを改善する素材としてシリカを融合させている。

同社によると「グラフェンにシリカを追加することで、タイヤパフォーマンスをさらに押し上げ、より長く使用できる耐久性とグリップ力を改善することで、ライディング体験をより良いものにします。ラボでのテストによって、この新しいコンビネーションが通常のコンパウンド比べ下記のようにパフォーマンスを上げることを証明しました」としており、下の表にあるように従来のグラフェンのみと比べ、シリカを配合したことで転がり抵抗を抑えつつ、特にグリップ、耐パンク性を向上させている。

ケーシングにはコットンではなくナイロン繊維を採用、新型ビードでTLRモデルでも簡単に装着

「CORSAシリーズ」としてはCORSA N.EXTは初めて高品質のナイロン繊維を使用している、これにより耐パンク性能と耐久性を向上させている。

耐パンク性能を上げるために、ケーシングの中央部は3層のナイロンレイヤーに加え、耐パンク性能ベルトを追加している。さらにビード部分には、チェーファー(ビードを包むナイロンレイヤー)を使うことでさらに耐パンク性能を向上させている。この最新のビードを採用したことでチューブタイプとチューブレスレディ両モデルでタイヤの装着、さらにチューブレスレディでは簡単に空気を入れられるように設計している。

CORSA N.EXTは高品質のナイロン繊維で作られたCorsaレンジで最初のタイヤです。ワールドツアーで多くのプロチームに使用されてきたプロ・コンペティションのCorsa, Corsa SpeedとCorsa Controlタイヤはコットン繊維で作られています。

コルサで採用しているトレッドを踏襲

CORSA N.EXTは、ワールドツアーでプロトンに入る多くのチームに親しまれ、既に認められているCORSAのトレッドを採用している。トレッドの中央部分はより広いコンタクト面にするため、間隔を空けて走行方向に設けた溝が配置、これにより転がり効率と速いペースの走行時のスピードを改善している。いっぽうサイドトレッドは間隔を狭くした溝を配置、これによりグリップ力とコーナーでのハンドリング性能を強化している。

CORSA N.EXTのトレッドは”トレッド摩耗インジケーター(TWI)”として機能する穴を備えている。

QRコードで推奨空気圧などをチェック

CORSA N.EXTはQRコードを設けることで、タイヤの情報についてスマホで読み込むことができる。タイヤについてのさまざまな情報を掲載しているWEBサイトに(装着の仕方、推奨空気圧、推奨インナーチューブやアクセサリーなど)アクセスすることができる。(英語のみ)

CORSA N.EXTラインアップ

チューブタイプ

価格:7,997円(税込)

チューブレスレディ(TLR)

価格:8,999円(税込)

共通スペック

カラー:オールブラック
サイズ:700x24c、700x26c、700x28c、700x30c、700x32c、700x34c
コンパウンド:グラフェン+シリカ
素材:ナイロン100TPI

驚くべきはめやすさ、CORSAとRUBINO PROのいいとこどり(編集部山口)

左がTLR、右がチューブタイプ

「今回、TLRタイヤを装着してみて驚いたのがそのタイヤのはめやすさでした。従来のCORSAのTLRは装着するときにビードを上げるのに、プロのテクニックを必要としました。ところが、このCORSA N.EXTはタイヤレバーが不要なくらい簡単に装着できました。さらに空気を入れるときにも簡単にビードがあがり、普通のポンプで簡単に空気を入れられました。さらに試乗してみると、その印象はCORSAとRUBINO PROのいいところどりという感じ。CORSAはプロ選手が好む味付けで、転がりの軽さが特徴的で、コットン繊維のケーシングの特性を生かし、荷重変化でケーシングを潰すことでグリップを稼ぐタイプの設計。いっぽうRUBINO PROはナイロン繊維を使ったケーシング、しっかりと安定させて乗るタイプなので、個人的にはRUBINO PROのほうがコントロールしやすいと感じてました。このCORSA N.EXTはまさにこの中間に位置し、CORSAの軽さを持たせつつも、ライダーのテクニックに頼りすぎずにコーナーで楽にコントロールできる印象です」(編集部山口)。

改めて詳しいタイヤのインプレッションをお届けする。

ホイールは最新のシマノ・WH-RS710-C32を使用した

Vittoria公式サイト

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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