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Qリーグ対象レースで廣瀬博子が2連覇|第3回わたらせクリテリウム

9月3日(土)、栃木県栃木市・藤岡渡良瀬運動公園わたらせサイクルパークで「第3回わたらせクリテリウム」が開催された。今回の記事では女子リーグ「クイーン・リーグ(Q リーグ)」と、中学生リーグ「ニュー・エイジ・リーグ(N リーグ)」のレースレポートを、プレスリリースよりお届けする。

根本がアメジストジャージを奪還、バトルマリンジャージは工藤がキープ

photo:宇都宮ブリッツェン事務局

前日まで悪天候の天気予報であった会場は、当日の朝こそ曇り空だったが風は穏やかで雨予報が消えてコンディションは良好。午前はビギナーやスポーツなど18 才以上の実力別カテゴリー、昼に女子とキッズ、午後は主催である宇都宮ブリッツェンの意向で国際基準に合わせカテゴリー分けをしたエスポワールレース、ラストは今大会最上位カテゴリーのエキスパートという、3 回目大会ということもありスケジュールもおなじみになってきた。

photo:宇都宮ブリッツェン事務局

このように育成と強化を考えた大会で、リーグシリーズ戦としては「女子スポーツ(8周)」を Qリーグ、「エスポワール A」と「エスポワール B」をNリーグ中学生男子Nと中学生女子NWの各対象レースとした。特に中学生が2つのカテゴリーに分かれる今大会では、それぞれのカテゴリーにリーグポイントを付与することにした。これにより中学1年でも「エスポワール B」の成績でポイント大量獲得のチャンスが生まれる「わたらせクリテリウム」だけの特典だ。

photo:QN リーグ事務局
photo:QN リーグ事務局

コースは今春、渡良瀬川の河川敷に開設されたばかりの自転車公園「わたらせサイクルパーク」の周回コースを利用し、今大会も前回と同じく1周回1.1kmの設定。そのため普段からトレーニングで走れる会場で開催する、この「わたらせクリテリウム」が今後も続くことで、出場する選手達には新たな世界につながる聖地となる日を夢見て、この日も果敢にレースに挑んでいた。

今大会は豪華なゲストライダーも魅力の1つ。今回は大会アンバサダーチームの宇都宮ブリッツェンからゲスト来場の予定が、前日になり急遽、那須ブラーゼンの新開隆人選手と金子大介選手に決定。解説やレース前のニュートラル走行の先導を務めるだけでなく、特に金子選手がコミカルな魅力も発揮し会場を和ませていた。

エキスパート C で優勝した成瀬 奏音(中央)をインタビューする那須ブラーゼン新開(左)と金子(右) photo:宇都宮ブリッツェン事務局

レースは9時30分からの男子ビギナーからスタートし、Qリーグ対象レースの「女子スポーツ」は11時50分からのスタート。エントリーは今回も3名と女子選手の参加数が伸び悩んでいるが、現在Qリーグのポイントランキング同率2位で、今レースでのリーダー奪還を狙うTeam 一匹狼の根本香織、そして昨年のQリーグ総合ポイントリーダーであり、前回大会で見事に優勝を決めた廣瀬博子(さいたまサイクルプロジェクト)が参戦した。

女子スポーツ、レーススタート前。左より武田和佳奈、根本香織(Team 一匹狼)、廣瀬博子(サイタマサイクルプロジェクト) photo:宇都宮ブリッツェン事務局

ブラーゼン金子選手のエスコートでニュートラル走行を1周、回ってきてから改めてスタートラインに整列し、コースを8周回するレースは定刻スタート。3名ということもあり、お互いをマークした集団のままで進行。若干、ゴールストレートに入ったときのみ廣瀬がペースを上げる程度で、先頭を交代しながら集団は崩れずに残り1周回へ。
その残り1周回に入る手前のゴールストレート前コーナーで、まずは根本がアタック。しかし決定打とならなかったうえに、カウンターアタックで廣瀬が先行。これが見事に決まってゴールまで逃げ切り2連覇を果たした。

残り1周での逃げをそのまま生かして2連覇を果たした廣瀬
今大会より女子スポーツと男子エキスパートの優勝選手には、会場の渡良瀬遊水地をイメージしたチャンピオンジャージ「マイヨ・クオーレ」を進呈 photo:宇都宮ブリッツェン事務局

一方で最初にアタックした根本は力を使い果たしたのか、残り1周でもう1人の選手にも抜かれて惜しくも3位に沈んだ。だがQリーグではトップポイントを獲得し、初戦「春のしもふさクリテ」以来のアメジストジャージとポイントリーダーの座をつかみ取った。

photo:QN リーグ事務局

レース後に根本は「残り1周を目前に思い切ってアタックしてみたけど、思ったより引き離せなかった。もっと早く仕掛けたかったが動けなかった。とても難しかった!」と語り、さらに午前の部の表彰式の後、ポイントリーダー授与式では「完敗でした。でも次回のしもうさでリベンジしたい」と悔しさとともに、1週間後の次戦「秋のしもふさクリテリウム」への意気込みも込めて語ってくれた。
午後からはエスポワールの各クラスがスタート。Nリーグ対象レースでは、まず 14名のエントリーのエスポワール Bが午後2時20分からスタート。全6周回のレースは序盤からNリーグ登録の中学1年生、前回大会で3位となった成瀬謙汰(ウィンディー筑波)が単独で抜け出し、さらにその後を1名が追う。この動きに反応できた選手たちがまとまり6名の集団となる。

エスポワール Bスタート前の注意喚起をおこなうブラウ・ブリッツェン鈴木真理コーチ
エスポワール Bのスタートを待つ選手たち photo:宇都宮ブリッツェン事務局

このままで先行がNリーグ成瀬、そして大塚翔太が2名で逃げ続け、後続6名のまま残り2周回へ。このときの逃げと追う6名の集団とのタイム差は約15秒となっていた。この後も逃げの2名は脚を緩めることがなく、逆に追う6名の集団が崩壊、2名と4名に分かれてしまう。残り1周は逃げの2名から成瀬が単独で抜け出してゴール、優勝とNリーグのトップポイント28P獲得を果たしNリーグランキング4位に浮上した。

ゴール後の勝利者インタビューに答える成瀬(右から2人目) photo:QN リーグ事務局

ゴール後のコメントでは、ゲストライダーの金子選手から「最初から逃げて、思わず憧れる良い走りだった。スタート前から決めていたの?」と聞かれた成瀬が「こう走ろう、と決めて走った。本当は最初から1人で逃げたかった」と今後の活躍も期待できる強さを語った。

バトルマリンジャージで最前列に並ぶ工藤(左端)と、そのリーダージャージ奪還を狙うライバルたちが並ぶエスポワールAスタート前 photo:QN リーグ事務局

続くレースはエスポワールA。こちらは8周回のレースが10名でスタート。最初の 1周目は嵐の前の静けさであったが、2周目から早速、動きが出る。まずはNリーグ登録の井上湧心ともう1名が先行すると、それに続いて7名が動き周回ごとにペースが上がる展開に。そのため、周回のたびに1名、また1名と集団から脱落し、5名までに絞られる。
残り2周回でいったん、先行集団5名のペースが落ち着き、残り1周までキープ。ゴールスプリントで早めの駆け出しに成功した宇田川瀬那(スミタエイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が優勝、Nリーグのトップポイント28Pを獲得し、合計81P でランキング2位まで上昇した。

ゴールスプリントを見事に差し切った宇田川 photo:宇都宮ブリッツェン事務局
勝利者インタビューに答える宇田川 photo:QN リーグ事務局

さらに2位に入った宮嵜博己(チーム BM レーシング)が合計80Pでランキング3位に。そしてスタート前にバトルマリンジャージで登場しリーダー死守を賭けた工藤健太(ブラウ・ブリッツェンU15)は4位で合計83Pとなり、リーダーの座の防衛に成功した。なお3位には序盤で動いた井上が入り、エスポワールAの表彰台はN リーグ登録選手が独占するなど、午後のレースも大いに盛り上げてくれた。

エスポワール A表彰式。左より3位・井上、優勝・宇田川、2位・宮嵜 photo:QN リーグ事務局

締めの男子エスポワールレース後もおこなわれた表彰式に続く、Nリーグポイントリーダー授与式を前に工藤は、残り1周回でお互いにらみ合い状態となった中で「できれば(集団から抜け出て)逃げたかった。ゴールスプリントの形にする前に自分で何とかしたかった」と反省。しかし来週のリーグ次戦を目指して「次回は優勝を目指して、しっかりと調整していきます!」と力強いコメントをくれた。

photo:宇都宮ブリッツェン事務局

最後はプレゼンターとして臨席いただいたゲストライダーやMCたち、そしてジュニア選手たちとともに笑顔で記念撮影。両リーグとも2位以降のポイント差が拮抗し今後のシリーズ戦への楽しみも残した大会は無事に終了した。

良きライバルであり仲間たち、次回の活躍にも期待!  photo:宇都宮ブリッツェン事務局
最後に記念撮影、皆さまお疲れさまでした! photo:QN リーグ事務局

今大会のポイントリーダー授与式においても、QNリーグ・各ポイントリーダー賞として「アメジストジャージ」「バトルマリンジャージ」の各リーダージャージご提供はBioracerさま、副賞ご提供は武田レッグウェアー株式会社さま、株式会社 隼さま、アイリス株式会社さま、そしてリーグ登録選手全員に試供品を株式会社アミックグループさまからご提供いただいた。改めて厚く御礼申し上げます。

須藤むつみ(スドウムツミ)プロフィール

ミュージシャンを目指すなかで自転車と出会い、のちに実業団チーム所属選手となりレース活動を本格化。1997年1月、オランダで開催されたシクロクロス女子ワールドカップ「CYCLO-CROSS HEERLEN」に参戦、完走。1999年、第6回全日本シクロクロス選手権大会・優勝。2003年に現役を引退後、NPO法人および女子レースチームを設立。その後、2014年から自身のチーム所属として選手活動に復帰。
現在は女子エリート選手として、国内外のシクロクロスレース活動をおこないながら、「MC牛」としてもレースMCや大会運営活動を通して、シクロクロスを中心とした自転車レース普及を実施。2020年からは女子とジュニアのための自転車リーグ「Qリーグ・Nリーグ」を発足した。

PHOTO:Takashi Saito

Qリーグ・Nリーグ公式サイト
http://www.jbrain.or.jp/q-n-league

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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