けんたさんのパッキングは走りと見た目の美しさを追求|バイク&キャンプ達人スタイル
Bicycle Club編集部
- 2022年09月28日
自転車系人気ユーチューバー、けんたさんはバイクパッキングの達人。長い自転車キャンプ経験により洗練されたけんたさんのバイク&キャンプ装備を徹底分析! まずはアイテムとパッキング方法を細かくチェック!
ユーチューバー界最強のバイクパッカー
いわずと知れた人気の自転車系ユーチューバー、けんたさん。じつは日本のユーチューブ界でもっともバイクパッキングを愛好している一人でもある。
自転車系ユーチューバーはけっこう増えてきたけれど、バイク&キャンプの人はまだまだ少ないのが実情。そんななかでも6〜7年前から自転車キャンプを実践してきたけんたさん。キャンプネタをこよなく愛するファンも多い。
定番の自立式テントから始まり、近年たどりついた境地がビビィサックを使った、テントなしのスタイル。
ビビィサックは、寝袋をちょっとテント化したような宿泊アイテム。テント未満なので、超軽量かつ設営もカンタン、そのぶん居住性は低いものの自然により近い。自転車キャンプに慣れているからこそ使える上級者アイテムともいえる。
圧倒的な持ち運びやすさのビビィサックを導入することで、軽量バイクパッキングを実現。人によっては、もっと絞ったスタイルでキャンプすることもできるが、あえてテーブル&チェア、コーヒーセットなどサイトでのくつろぎアイテムは持っていく。
じつは旅によっていつも変わるけれど、これがいまのところのベストチョイス。それでは、けんたさん流バイクパッキングアイテムをじっくり見てみよう!
けんたさんはあえて小ぶりのシートバッグを選ぶ
バイクパッキングというと大きめのシートバッグが特徴だが、けんたさんは、かなり小ぶりなものを使用している。
もとはビッグサイズを使っていたが、揺れがちで、かつ重心バランスが崩れてバイクの挙動が不安定になるので、アピデュラの小ぶりサイズに変更。そのぶんフロント側にシュラフやビビィサックなど、かさばるものを持ってきている。ただしこれらは軽いものが多いので、ハンドリングへの悪影響は少ない。
これらフロント側のアイテムを、フロントバッグではなくてベルトで固定しちゃうのもナイスアイデア。これでダートを走っても大丈夫だったという。
最低限に、でもサイトではぜいたくに。かつパッキングは美しく。こだわりの追求が楽しい。
アイテム&パッキングを細かくチェック!
けんたさんがたどり着いたバイクパッキングスタイル。走りと美しき見た目のバランスを追求!
フロント
フロントの荷物。左からチェア、ビビィサック、3シーズン用のモンベルのシュラフ、ヘリノックスのテーブル。
トップチューブバッグ
アクセスしやすいトップチューブ側には、補給食とバッテリーなど。リュックになるパッカブルバッグも。
フレームバッグ
フレームバッグには、パンク修理キットとマットを収納。
シートバッグ
シートバッグの中には、湯を沸かすジェットボイル。カタダインの高性能浄水器、そしてポーレックスの手引きミルとユニフレームのコーヒーバネットが入っている。
けんたさん
チャンネル登録者数が20万人を超える自転車系ユーチューバー。初級者にもわかりやすく、ユーザー目線で自転車の楽しさを伝える動画が人気。日本各地のライド、サイクルアイテム、ハウツーなど。自転車&キャンプも大好き。
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※この記事はBiCYCLE CLUB[2021年11月号 No.439]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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TEXT:西山貴之 PHOTO:山田芳朗
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