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キャノンボーラー・baruさんに聞く東京大阪キャノンボールのキホン

大阪から東京まで約500kmライドに編集長 山口がチャレンジ。キャノンデール・ジャパンの山本和弘さん(カズさん)とともにキャノンボールをイメージして走ってみた。いつかはやってみたい500kmのチャレンジ、その道中の楽しみや本物のキャノンボールのノウハウをお届けする。
今回は安全を考慮して2日間での大阪〜東京を目指したが、24時間以内でのキャノンボールを幾度も走破しているサイクリストbaruさんにその定義と走り方、装備&準備のポイントを聞いた!

東京〜大阪 キャノンボールの定義

まず定義は「東京〜大阪(または大阪〜東京)間を自転車で24時間以内に走る」こと。交通ルールは遵守、道中はソロでノーサポートが基本。国道1号の両端がスタート&ゴールであり、その間のルートは自由。距離は約520〜550km。24時間以内のゴールで「達成」となる。
発祥は2ちゃんねる。走者が実況するのが通例で、現在はツイッターなどで実況をする人やグーグルマップの機能で現在地を共有しながら走る人が増えている。走行証明はGPSログをストラバなどにアップすることで行う。
主催団体は存在せず、参加費もなし。ネット上で挑戦を宣言さえすれば、いつでもスタートが可能なセルフチャレンジイベントだ。

コース選びのポイント

事前に知っておかないとタイムロスになる

コースの基本となる国道1号は自転車通行不可区間が非常に多い。アドリブでうかい路を探すのはタイムロスが大きいため、しっかりコースの予習をしてから臨むことが攻略のカギとなる。効果的な予習方法は、ライドウィズGPSやストラバなどのルート共有サイトで実際に自分でコースを作成しつつ、グーグルストリートビューで現地の様子を確認する。可能ならば、作成したコースを挑戦前に試走しておくと、挑戦当日にミスコースをすることはなくなるはずだ。

2022年現在、主流となっているコースの距離は約520km、獲得標高は約2500m。前半は、東京からひたすら国道246号を走行して御殿場を経由して箱根を迂回。後半は、亀山から国道25号・国道163号で伊賀を経由するコースとなっている。

なお、キャノンボールは大阪スタートのほうが圧倒的に達成確率が高い。偏西風の影響で西風の吹く確率が高いことが理由だ。向かい風に逆らって走っても24時間以内の走破は難しいため、挑戦当日の風向きは入念にチェックしておいたほうがいいだろう。

オススメ時期とスタート時刻

Epic Ride Weatherは、ルート・出発時刻・平均速度を指定すると、ルート上の風向きや天気・気温を表示してくれるアプリだ。有料だが、計画を立てるのに役立つ

チャレンジするなら春がベスト

ほかのサイクリングと同様に、春か秋が適している。昼間の長さを考えると、春がベスト。真夏や真冬は走力以外の理由でリタイヤする確率が高いので避けるべきだろう。時期と同様に大事なのが「スタート時刻」。スタートを何時にするかによって経由地の交通状況や気温は大きく変わる。夕方の都市部は基本的に渋滞するし、深夜の山間部は春でも一桁気温になる。「何時にどこを通るのか」を意識してスタート時刻を決めよう。

ペースと休憩時間

コンビニ休憩は10分以内で

24時間で520kmを走るには、グロス時速22kmを要求される。走行速度を急に上げるのは難しいため、ムダな休憩時間(=コンビニ滞在時間)を減らすことが有効な対策となる。休憩は60〜80kmに1回程度とし、1回10分以内を目安に最低限の行動(補給食の購入・トイレ)を取る。ストレッチや補給は必ず発生する信号待ちの時間に行うと効率的だ。

ここまでやると、メーター読みで時速30km前後の維持で達成が見えてくる。うまく追い風の日を選べば、150W程度でこのスピードは実現できるはず。停止時間の効率化により、そこまで高くないパワーで達成が可能になることはぜひ覚えておいてほしい。

安全対策と睡眠

ライトは12時間以上点灯できるものを

12時間前後の夜間走行が発生するため、被視認性を高くしておくことが事故防止には重要となる。具体的には、明るいテールライトと反射ベスト・反射グッズの装備が推奨される。夜間に山間部を抜けることもあるので、300ルーメン以上のモードを備えるフロントライトも用意しておきたい。当然ながら、ライト類は12時間以上稼働するものを選ぶ必要がある。一本で12時間以上稼働するライトは中々無いので、二本併用するか、予備バッテリーを持って対応する。

また、眠気は速度低下の原因となるうえに、非常に危険であるため、睡眠不足での挑戦は避けること。挑戦の3日前から1日8時間以上の睡眠を取ることで(私は「寝溜め」と呼んでいる)、当日の眠気の発生を防げるはずだ。スタート時刻を早朝とし、生活リズムを崩さないのも有効だろう。万が一、眠気が出てしまった際にはカフェイン(サプリメント・コーヒーなど)が有効だが、カフェインは胃に負担を掛けるため、予防的に摂取することは避けたい。まずは眠気を出さないような事前準備を行うことが大切である。

教えてくれたのはこの人

baruさん

かつてはキャノンボール、いまはブルベを中心に走るロングライド系サイクリスト。2010年、大阪→東京を23時間02分で達成。翌年に東京→大阪を23時間18分で達成。双方向での達成を機に、攻略情報をまとめたブログ「東京大阪キャノンボール研究」を開設。

※この記事はBiCYCLE CLUB[2022年5月号 No.443]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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