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宇都宮ブリッツェンが新体制! 増田、清水監督が退団し、西村監督就任、台湾チャンピオン獲得

栃木県宇都宮市を拠点とする地域密着型のプロ自転車ロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」が2023年新体制の一部を発表した。

監督・清水裕輔、増田成幸が退団し、
新監督西村大輝就任、馮俊凱が入団

宇都宮ブリッツェンが栃木県宇都宮市で開催された「2022ジャパンカップクリテリウム」のレース終了後、宇都宮市内にあるオリオンスクエアでチームの新体制を発表。増田成幸、清水裕輔監督の退団を発表した。増田と清水監督はこの後で新チーム「JCLチーム右京」の発足会見のなかで移籍が発表された。

また、西村大輝が選手を引退をし、監督に就任することが発表された。さらに台湾チャンピオンで現在でバーレーン・ヴィクトリアスでは新城幸也のチームメイトの馮俊凱(フェン・チュンカイ)が入団することが発表された。

左からプレゼンテーションの司会進行の栗村 修、清水裕輔現監督、西村大輝新監督、退団する増田成幸、新加入の馮俊凱(フェン・チュンカイ)、廣瀬佳正サイクルスポーツマネージメント副社長

監督・清水裕輔のコメント

まずはチームを支えて下さっている宇都宮のみなさんに感謝したいです。宇都宮ブリッツェンの監督として9年。長かったです。良かったことも悪かったことも、思い出が溢れてきます。監督になった当初からやりたいことをやらせてもらい、チームが成長し、勝利を収めることもできましたが、同時に僕自身も勉強になったし、成長することができました。

宇都宮ブリッツェンだったからこそできたことがたくさんあり、宇都宮ブリッツェンでこの9年を過ごせたことを幸せに思います。来年からは新たな挑戦となり、厳しい現実も待っていると思いますが、これからも見守っていただけたらうれしいです。

増田成幸のコメント

新たな挑戦をするチームの立ち上げに関われること、日本を代表するような選手たちが集まる中で共に戦えることに、今までにない期待感を抱いています。

その反面、11年もお世話になったチームを去ることに、胸のつかえのようなものもあります。つらい時期も一緒に乗り越えてくれた宇都宮ブリッツェンというチームを出るという決断は、自分の中では決して小さなことではありませんでした。

正直、オリンピックが終わってからは自分自身のモチベーションをどこに置くか悩み、自分なりに見つけたつもりではあったのですが、またこういう話をいただいて、心から「やりたい」という気持ちが湧いてきました。その気持ちにふたをして現状を続けるか、新たな世界を見に行くかという選択に迫られ、あと何年選手ができるかわからないと考えたときに、やはり挑戦すべきだと思いました。

この決断をするにあたり、運営会社の社長、副社長、監督、家族、ここまで支えて下さった方々に話をしました。チームに育ててもらい、新たな挑戦するという、このある種わがままのような決断をみなさん快く認めてくださって、反対する人は誰一人いなかったんです。むしろ「また増田の挑戦が見られると思うとワクワクするよ。楽しみにしている」と、お声がけいただき、今まで以上にしっかりと、みなさんのご恩に報いるよう頑張っていきたいと決意を新たにしました。

長くチームにいると、選手の入れ替わりを見ていくことになりましたが、ひとつひとつの出会いがかけがえのない宝物になっています。今シーズンは私の持っているものを後輩たちに伝えるよう努めてきました。私がいなくなることで、若い選手たちにも責任感が生まれ、さらに良いチームになると思います。ファンのみなさま、来季は引き続き宇都宮ブリッツェンを応援していただくとともに、新たな挑戦をする私にも温かいエールを送ってくださると幸いです。活動の拠点は変わらず宇都宮ですので、来年も宇都宮で、またレース会場でお会いできるのを楽しみにしています。

新監督・西村大輝のコメント

今までチームを引っ張ってくださった清水監督が退団され、新天地で戦うということで、僕が宇都宮ブリッツェンの監督を引き継ぎます。

長年、鼻の問題に悩まされ、思うようにレースを走れなくなってからは、スペインで手術を受けるなどして回復に努めてまいりました。しかし、快方に向かっても、プロスポーツ選手としてのパフォーマンスを出すまでにはなれないと悩んでいるとき、チームの運営会社から監督の話をいただき、喜んでお受けすることにしました。それからは頭を切り替え、レースに帯同して監督のノウハウを学んできました。コーチ経験などはありませんが、特に不安はありません。

チームは以前より、地域に根ざした「ローカル」と、国際的な活動の「グローバル」を掛け合わせた「グローカルビジョン」という構想を持っていました。これまでどおり宇都宮という地域に根ざした活動は変わらず継続し、来季はグローバルの面にも力を入れるため、初めての外国人選手フォン・チュンカイを迎え入れます。「グローカルビジョン」の第一歩を踏み出すときに監督に就任するわけですから、責任と喜びを感じます。まずは最初の1年。皆さまに「あ、西村が監督をやって、さらに強くて魅力的なチームになったね」と思ってもらえるよう、精一杯力を尽くします。

新加入・馮俊凱のコメント

もともと日本が好きで、宇都宮も大好きです。宇都宮ブリッツェンは日本がメインの活動ですし、ある程度生活習慣も台湾と似ていますし、まずは生活に心配がないということ。あとは私はこのチームに期待を持っていますので、その仲間に入れるということで移籍を決めました。

宇都宮ブリッツェン公式サイト

 

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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