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カメラやハンドルの影響は? 見逃しがちな機材の空力性能が明らかに|風洞実験でエアロ研究

自転車競技は、空気抵抗との戦いでもある。近年はプロ選手はもちろん、アマチュアレーサーのあいだでもエアロの重要性が叫ばれている。バイシクルクラブでは、日本風洞製作所の協力を得て、多くのサイクリストが気にしているバイクやライダーが受ける空気抵抗を数値によって可視化。新UCIレギュレーション下での理想のエアロフォームを突き詰めた。
今回の記事では、ヘルメットやフォーム以外で見逃しがちな機材を検証。いつも気にせずつけている機材やゼッケンは、どのぐらいの空気抵抗になるのか?
※この企画は、日本風洞製作所による独自の意見・見解を記事にしたものです

その機材でどのぐらい空気抵抗が増えている?

ヘルメットやフォームは空気抵抗の割合が多いが、ここでは意外と見落としがちな機材の空気抵抗を調べてみた。

エアロシューズカバーは履くだけで11W抵抗軽減!

今回の検証のなかで容易に空気抵抗を軽減できる施策がエアロシューズカバーの着用だ。未装着状態と比べ、なんと11.7Wも抵抗を軽減。今回ペダリングは静止した状態で測定したが、実際のペダリングではさらに回転による乱流が生じるためより有効になる可能性が高い。空気抵抗低減には必須と言えるが、長時間運動では蒸れやすいなどネガティブな因子になる可能性もあることに留意して使用したい。

ベロトーゼのエアロシューズカバーは密着力が高く足元の空力向上アイテムとして定番モデル

ゼッケン留めを両面テープにすると21W抵抗軽減!

安全ピンで4カ所留め
両面テープと安全ピン4カ所留め

ゼッケンをジャージに密着させて装着することは重要だ。安全ピンで四隅を4カ所留めた場合と、両面テープを使用しゼッケンを完全に密着させた場合では、両面テープ留めのほうが21Wも抵抗を軽減できる結果に。安全ピンで四隅留めは、ゼッケンにたるみができやすく、高速走行時に気流が入り込み大きな抵抗を生み出してしまう。空気の流入を防ぎ、ウェア同様にシワをなくし体に密着させて取り付けたい。
※両面テープの使用の可否は大会やイベントごとに異なるため、主催者に確認を。

レーサーの間でゼッケン留めのための両面テープといえばニットー
わずかな隙間でも空気が入り込み抵抗が増えることが明らかに

アクションカメラ装着で1.16Wの抵抗増!

アクションカメラ未装着時と比較して装着時のほうが1.16W抵抗が増えた。ヘッドチューブ前面という最初に抵抗を受けるエリアだけに、装着したぶんだけ抵抗が増えることを理解したうえで、アクションカメラは使用したい。

扁平形状のエアロハンドルの調整幅は±20°を超えないこと

±20°を超えると急激に抵抗増

角度を、0°(水平)、±10°、±20°で測定。±10°まではほぼ影響を受けないが、±20°で急激に抵抗が増え、5W以上の差に。ハンドル形状が縦に長く扁平しているエアロバーほど調整は慎重に行うべきだ。

協力してくれた人

日本風洞製作所 代表取締役
ローン・ジョシュアさん(右)

小型風洞試験装置「Aero Optim」を開発・製造する日本風洞製作所の代表。九州大学の応用力学研究所に在学中、ベンチャー企業として2016年に同社を設立。風洞本体だけでなく、測定台やスモークマシンなど関連機器の開発にも取り組む。自身がロードバイク乗りとして空力を意識しだしたことが、現在の研究開発のきっかけになった。
問:日本風洞製作所 https://japanfudo.com

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2022年10月19日

稲城フィッツクラスアクト
香西真介さん(左)

長年にわたりJBCFやアマチュアレースで活躍を続けるベテランレーサー。機械工学の専門でソフトエンジニアとして活躍。自転車競技における空力性能への造詣も深い。本企画へはアドバイザーとして事前の準備から、測定当日の現場での立ち会いまでサポート。

※この記事はBiCYCLE CLUB[2022年5月号 No.443]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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