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より進化したシマノ・オフロードシューズ。門田基志がXC9を語る|SHIMANO

効率とフィット感の高さを追求するロードレース用シューズに対し、オフロード用、中でもクロスカントリーレーシング向けシューズには、さまざまな機能が求められる。40歳を過ぎた今も、クロスカントリーレーサーとしてトップ10の実力を示す門田基志が、自費で購入して使うシューズ。その意味を聞いた。

門田基志スペシャルインタビュー

門田基志(TEAM GIANT):1976年1月15日生まれ。2021年クップ・ドュ・ジャポンMTB XCO年間総合優勝。エリート昇格以来、20年間トップコンテンダーとしてJシリーズ~クップ・ドュ・ジャポンMTBに参戦。シクロクロス、海外のマラソンXCにも参戦。日本一過酷なレース、松野四万十バイクレースの運営や、愛媛県をはじめとする自治体、メディアと協力したスポーツバイクの普及と安全運転の啓蒙など、その活動は多岐にわたる。 https://koideru.co.jp/

“理想のシューズに近い”XC902

編集部:シューズを選ぶ際、何を重視しますか?

門田基志(以下門田):壊れないことです。海外のマラソンXCでは1日かけて100km走ることもありますが、岩にヒットしてシューズが壊れ、ペースが落ちたりリタイヤする選手もいましたからまずは“頑丈なこと”。もう1つは“ヘタリや変形が少ないこと”が重要です。

編集部:使用している間に変形するということですか?

門田:「使っているうちになじんでくる」というのは、徐々にへたってくるということでもあると思うんですね。乗り降りが多くなるマウンテンバイクレースでは、左右同じように変形してくることが少ないですし、シューズの前後でも変形の度合いが違う。これがライディングポジションにも影響を及ぼします。

編集部:理想のライディングフォームが取れなくなる?

門田:シーズン始めに、シューズも新品状態でポジション決めをしますよね? 使っているうちに身体のねじれ具合やクセによってへたってくると、まっすぐ踏んでいるつもりでも、微妙に足と膝、骨盤のバランスが狂ってくる。マラソンだけでなくXCOのような90分くらいの競技でも影響は大きいんです。

編集部:シーズンを通して安定したパフォーマンスを得るための”丈夫さ”が必要なんですね。

門田:そうです。だから毎年毎年オフシーズンにはいろいろなシューズを試しますが、シマノのシューズは壊れにくいですし、モデルチェンジのたびにどんどん良くなっていると感じます。

XC902の進化について

編集部:以前のモデルと比べた印象はいかがですか?

門田:「また進化したな」と思いますね。先ほども言いましたが、いろいろなシューズを試してみた結果、シマノを履き続けています。モデルチェンジのたびに「これ最強!」と思うんですが(笑)、履き比べるとその進化を実感しますね。また、今回BOAのダイヤル自体も変わって引っかかりが少なくなった。ダイヤルとラインの配置が良いので、岩とかにヒットしにくくなりました。走りながらダイヤル操作もしやすいしケーブルも切れにくくなっていると思います。自分は右足のほうが少し大きいんですが、パワーゾーンシューレースガイドになってから、左右だけでなくつま先だけとか細かくアジャストできる。アッパー素材やカッティングパターンも改良されて面=足全体を包むようにフィットするので、長距離でも疲れにくくなりました。シクロクロスのような短時間で高強度のレースでも、安定したペダリングができます。

編集部:スタックハイトが変わった点はどうですか?

門田:足裏とペダルとの距離が近くなったので、明らかにダイレクト感が良くなってペダリング時にパワーがかかりやすくなっていますし、足裏からバイクの挙動が正確に伝わってくるのでバイクの操作性も上がります。マウンテンバイクではハンドルバーだけではなく、わりと足裏でバイクを操作しているのでこれは重要なポイントです。あとポジション出しの時にサドル高が変わって来るので、ソールの厚さも含め、WEBで数値が公開されているので参考になりますね。

ウエルバランスがもたらす信頼とパフォーマンス

「ライダーが身につけるパフォーマンスパーツだから」と、シューズ選びには時間とコストをかけている門田選手。

門田:「どこどこが突出して優れている」と言われるシューズでも、足を入れた第一印象で違和感があると結果的に使わなくなりますね。偉そうに聞こえるかもしれませんが、シマノシューズは常に平均点が高いんです。一つの性能が特化しているもの、ムチャ軽いとか新しい素材とか色々とありますが、レーシングシューズには形成するすべてのパーツのバランスが重要だと考えているので、何か飛び抜けたモノより、全てがキレイに整ったバランスの良いモノが結果的に信頼できるものになりますから、XC902は今もっとも信頼できるギアですね。

製品情報

XC9
S-PHYRE・SH-XC902

希望小売価格:5万2690円(税込)
重量:296g(サイズ42)
サイズ:スタンダード>36、37 ~ 47(39~43はハーフサイズあり)、48
ワイド>38、39 ~ 47(39~43はハーフサイズあり)、48
カラー:ホワイト、ブラック
BOAフィットシステム:Li2ダイヤル+パワーゾーンガイド
アウトソール素材:ULTREADラバー
クリートタイプ:SPD
ラストタイプ:シマノ ダイナラスト
剛性指数:11

超軽量構造のレーシングモデル

クロスカントリーレースに必要な耐久性とパワー伝達効率を、高い次元で両立しながらレーシングモデルの最高峰として片足30g以上もの軽量化を達成。

パワー伝達にすぐれるスタックハイトの低いミッドソール

シームレスなミッドソールとアッパー構造を一体化することで、軽量化とともにフィット感と安定性、パフォーマンスの向上を追求。スタックハイトを低くすることでペダルストロークの安定と効率アップを実現。

押し歩きに威力を発揮するアウトソールと新採用メタルスパイク

自社開発の軽量素材ULTREAD XCラバーアウトソールが、歩行時に高いグリップ力を発生。XC9は専用設計のブロックパターンに加え、土踏まず部分のスケールアーマーを最小限のプロテクションに留めて軽量化。

新たに採用したタロン型メタルスパイクは、マディコースで威力を発揮する

素早い微調整が可能なロープロファイルBOAダイヤル

RC9と同じロープロファイルのBOA LI2ダイヤルをによって素早く最適なフィッティングを可能にした。

高いフィット感とペダル効率を生むサラウンドラップ構造アッパー

XC901から継承。最適化された素材を適所に採用したサラウンドラップ構造のアッパーにより、フィット感とペダリングパフォーマンスを追求。

調節可能なパワーゾーンシューレースガイド

トウワイヤールーティンをかけ替えることで、前足部をよりしっかりと固定できるなどフィット感の調節を行うことが可能。

シマノ公式サイト

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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