サウジアラビアで今年最初のBMX WC杯、中村輪夢が新技2種にトライ

Bicycle Club編集部

2023年02月20日

2月15日～18日、サウジアラビア・ディルイーヤで「2023 年 UCI BMX フリースタイルワールドカップサウジアラビア大会」が行われた。日本チームは、中村輪夢と内藤寧々がそれぞれ好成績で予選を通過するも、両者ともに決勝で転倒。中村が12位、内藤が11位という結果でレースを終えた。以下、プレスリリースよりレースレポートをお届けする。

中村輪夢ら代表4名と大池水杜が参戦

今年最初のワールドカップの地はサウジアラビア。気温が低く強風吹き荒れる厳しいコンディションの中、男子56人・女子23人のライダーが集まり大会が行われました。なお本大会は、昨年11月にスタートしたパリ五輪の予選大会に位置づけられています。

日本からは中村輪夢、溝垣丈司、小澤楓、内藤寧々の4名が代表として参戦。また大池水杜が個人エントリーで参加しました。

女子決勝は日本時間19:30から行われ、予選で自己最高順位となる2位通過(自己最高順位)で決勝進出を決めた内藤寧々が、持ち味のテールウィップ・540にトライするも、転倒が響き点を伸ばせず、11位フィニッシュとなりました。大池水杜は2本目に大きなクラッシュがありましたが、1本目の得点で7位となりました。

男子決勝は日本時間21:30から行われ、準決勝をトップ通過した中村輪夢が最終滑走で出場。東京五輪金メダリストのローガン・マーティンがパーフェクトライディングで 93.50ptsをマークする中、中村は1本目のランで、大会初披露の「バックフリップバースピントゥタックノーハンドトゥバースピン」にトライし転倒。続く2本目のランでは技を変え、こちらも大会初披露となる「720 トリプルバースピン」にトライしましたが、惜しくも転倒し12位で大会を終えました。

今大会、決勝での転倒により結果獲得にはつながらなかったものの、予選・準決勝でのパフォーマンスは昨年からの流れを継承する大会となりました。

昨年の世界選手権大会から続く国際大会ですが、次回5月後半に開催されるワールドカップ・フランス大会へ向けて、休養と改善に取り組みます。

2023 年 UCI BMX フリースタイルワールドカップオーストラリア大会

大会日程：2023年2月15日〜2月18日
開催都市：ディルイーヤ (サウジアラビア)
出場者数：男子エリート 56名(決勝12名)、女子エリート 23名(決勝12名)

BMX フリースタイル・パーク男子リザルト

1 位 LOGAN MARTIN(オーストラリア) 93.50pts
2 位 MARCUS CHRISTOPHER(アメリカ) 92.40pts
3 位 BRIAN FOX(アメリカ) 90.10pts
12 位中村輪夢(ウイングアーク 1st) 19.40pts
(以下準決勝順位)
16 位溝垣丈司(湘南工科大学附属高等学校)
(以下予選順位)
46 位小澤　楓(本巣市立糸貫中学校)