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ヴィクトワール広島が地元レースでワン・ツーフィニッシュ! 西日本チャレンジサイクルロードレース

3月19日に広島県三原市にある広島県立中央森林公園で第27回西日本チャレンジサイクルロードレース大会が開催された。
2019年大会以来、4年ぶりにBクラス(JCF臨時登録者も出場可能なクラス)のレースも開催されることとなり、昨年と比べてどのカテゴリーも周回数が減る形での開催となった2023年の西日本チャレンジサイクルロードレース。
男子の最上位カテゴリーである男子エリートでは、大会3日前まで開催されていたツール・ド・台湾に出場していたカーター・ベトルス(ヴィクトワール広島)が独走で優勝。
男子U23では昨年のJCLで新人賞を獲得した渡邊諒馬(VC福岡)が、女子では大会直前に開催されていた高体連の選抜大会でロードレース含む2冠を達成した水谷彩奈(松山学院高校)がそれぞれ優勝した。

男子エリートではヴィクトワール広島がワン・ツーフィニッシュ

3月19日に広島県三原市にある広島県立中央森林公園で第27回西日本チャレンジサイクルロードレース大会が開催された。
例年通り国内ロードレースではメジャーな開催地の一つである広島県立中央森林公園の12.3kmコースで開催され、西日本地域のチーム・選手を中心に、全日本選手権出場資格を狙った選手たちが集まった。

今年は2019年以来4年ぶりにJCF臨時登録者が出場可能なBクラスのレースも開催され、それに伴い昨年と比べてAクラス全てのレースで周回数/総距離が短縮される形となり、よりアグレッシブなレースが展開されることが予想された。

男子の最上位カテゴリーである男子エリートには国内でUCIコンチネンタル登録をしているチームの選手や、西日本地域のクラブチーム/大学/高校の選手たちを中心に、71名の選手が5周回/61.5kmのレースのスタートラインにつく。

スタートしてから序盤はシマノレーシングやヴィクトワール広島の選手たちが集団の前を固めると、2周目に5名の選手が飛び出し、追走の動きなどもあって、3周目には以下の10名の選手たちが先頭集団を形成する。

・入部正太朗/風間翔眞/中井唯晶(シマノレーシング)
・久保田悠介/ベンジャミン・ダイボール/カーター・ベトルス(ヴィクトワール広島)
・池田渓人/中島雅人(VC福岡)
・初川弘浩(中京大学)
・村上裕二郎(明治大学)

10名の選手たちはメイン集団に対して1分以上のタイム差をつけると、4周目に三段坂でベトルスがアタックし、単独で抜け出す。
さらにダイボールと入部が追走の動きを見せ、入部が遅れる形でダイボールが単独でベトルスを追走する形に。

ベトルスはベンジャミンを待つかとも思われたが独走を続け、ベトルスからベンジャミンまで30秒、追走集団まで1分程度のタイムをつける。

ベトルスはそのまま独走でチームの地元レースでの優勝を飾り、2位にはダイボールが入り、ヴィクトワール広島がワン・ツーフィニッシュを決めた。

ベトルスは「直前に開催されたツール・ド・台湾ではハードなレースで勝つことができなかったんですが、今日は勝つことができてうれしいです」と勝利を喜びながら、「チームの地元でのレースということもあり多くの応援やサポートがありましたが、その声がとても力になりました」とチームの地元でファンからの応援が力になったという。

チームとしては「ベン(ダイボール)や私があまりスプリントは得意ではなかったので、チームとしてはとにかくアタックして集団を小さくしようとしていました。上り坂でアタックしたらタイム差が開いたので、その後もプッシュし続けて逃げ切ることができました」と狙いどおりの走りで勝利することができたようだ。

「今後も勝利を狙っていきたいです。特にTOJといったUCIレースで勝利を目指したいです」とベトルスは今後の目標を語ってくれた。

渡邊諒馬(VC福岡)が男子U23のスプリントを制す

男子U23には大学生を中心に、59名の選手が3周回/36.9kmのレースのスタートラインにつく。

序盤からレバンテフジ静岡の山口瑛志が積極的に展開を作ると、2周目に入るホームストレートで山口と加藤辰之介(Nerebani)の2名が抜け出し、南 和人(OUTDOORLIFE Racing)と渡邊諒馬(VC福岡)が追走で追いつく形で、先頭は4名に。

3周目に入ると4名からメイン集団まで1分程度まで差が広がり、上りでは山口が積極的にペースを作る姿が見られる。

4名のまま展望所への上りに突入すると、南のペースアップに渡邊が反応し4名の協調が崩れるが、誰かが抜け出すまでには至らず、4名での小集団スプリントに。

スプリントが得意と語る渡邊が腰を上げると他の3名との車間が開き、昨年のJCL新人賞を獲得した渡邊がフィニッシュラインで両手を大きく横に広げる余裕のポーズを見せ、優勝を飾った。

渡邊は「今日は勝利を狙っていたので、勝つことができてホッとしています」と安堵した表情を見せると、「2名(山口と加藤)の逃げはしっかりと見えていて、追走するかどうか迷っていたんですが、1名(南)追走する動きが見えたので一緒にいきました。スプリントでも勝つ自信はありましたが、少しでも勝つ確率を上げるために逃げたという感じです。展望所へのアタックもどちらかといえばメンバーを絞りたいという意図でやっていました」とレースを振り返る。

「プロで1勝したいというのが今の目標なので、次のレースでも優勝したいです」と渡邊は今後の目標を語ってくれた。

女子では高校選抜チャンピオンの水谷彩奈(松山学院高校)が独走優勝

女子はU17/ジュニア/エリートが混走する形でのレースとなり、昨年のジュニアチャンピオンで直前に開催された高校選抜でも2冠を達成した水谷彩奈(松山学院高校)や、U17チャンピオンの江崎結衣(VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAM)ら18名の選手が2周回/26.9kmのレースのスタートラインにつく。

1周目の三段坂で水谷と今西紗楽(榛生昇陽・宇陀)が抜け出すと、展望所への上りで森本保乃花(VC VELOCE)が追いつき、先頭は3名に。

今西が落車で遅れ、先頭が2名になるとコース前半のアップダウン区間の下りで水谷がアタックし、森本との差を広げる。

水谷はそのまま独走でフィニッシュし、高校選抜に続く勝利を手にした。

リザルト

男子エリート

1位:カーター・ベトルス(ヴィクトワール広島) 1時間28分58秒
2位:ベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島) +27秒
3位:初川弘浩(中京大学) +39秒
4位:池田渓人(VC福岡) +40秒
5位:久保田悠介(ヴィクトワール広島) +43秒
6位:中島雅人(VC福岡) +44秒

男子U23

1位:渡邊諒馬(VC福岡) 54分42秒
2位:南 和人(OUTDOORLIFE Racing) 同
3位:加藤辰之介(Nerebani) +1秒
4位:山口瑛志(レバンテフジ静岡) +3秒
5位:福迫倖輔(鹿屋体育大学) +58秒
6位:大室 佑(崇徳高校) 同

男子マスターズ

1位:佐々木優也(EL CAMINO) 56分37秒
2位:田中佑樹(山口県自転車競技連盟 我逢人) +42秒
3位:岩切弘輝(vcfukuoka DEVO) 同
4位:城下 優(CR3W) 同
5位:田中信行(ユーロワークスレーシング) +43秒
6位:本庄義人(VC VELOCE) 同

男子ジュニア

1位:自檀地一(榛生昇陽・宇陀) 56分9秒
2位:髙橋悠斗(COWGUMMA) +5秒
3位:岩村元嗣(初芝立命館高等学校) +7秒
4位:綿貫遙人(近畿大学附属和歌山高等学校) +8秒
5位:広瀬徳近(石田高校) +10秒
6位:寺本将輝(松江北高校) +12秒

男子ユース

1位:村瀬琶音(チーム グランプッチ) 58分6秒
2位:平山雷斗(mkw) 同
3位:倉谷侠俐(ORCA CYCLING TEAM) +1秒
4位:田中志門(CAMPIONE) 同
5位:武西憲進(エキップuレーシング) 同
6位:野村慧晴(AVENTURA VICTORIA RACING) 同

女子

1位:水谷彩奈(松山学院高校) 43分39秒
2位:森本保乃花(VC VELOCE) +27秒
3位:三谷優空(TeamUKYO Reve) +1分36秒
4位:江崎結衣(VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAM) 同
5位:小田恵利花(フィッツ) +1分53秒
6位:髙橋由佳(バルバレーシングクラブエチゼン) +2分3秒

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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