日本サイクルツーリズムを台湾で各県がアピール|TAIPEI CYCLE 2023
Bicycle Club編集部
- 2023年04月01日
「台北国際自転車見本市(TAIPEI CYCLE 2023)」が22-25日、台北世界貿易センター(TWTC)南港展で開催された。スポーツ自転車の分野では生産の中心地となっている台湾。自転車見本市として、アジア最大の規模を誇る。コロナ禍を経て旅行関連のインバウンド需要に期待が寄せられるなか、各地のサイクルツーリズムの展示も目立った。台湾はもちろん、日本からも各県がアピールし、現地サイクリストの注目が集まった。
充実したサイクルツーリズム紹介コーナー
ビジネスの重要性ではユーロバイクに並ぶ世界一クラスの自転車産業の展示会といえる台北ショー。自転車生産者と販売者のBtoBがメインの台北ショーだが、BtoCとなる海外からの旅行者向けのコーナーも拡大している。
背景にあるのは、やはりコロナウイルスによるさまざまな規制が撤廃されるようになり、海外からの旅行者によるインバウンド需要が期待されていること。台湾交通部観光局による地域のサイクルツーリズム紹介コーナーも海外からの来客に向け拡充された。
バイシクルクラブは台湾&日本の共同ブースで出展
BicycleClubを台湾で発行しているTaiwan Cyclist Federation(中華民国自行車騎士協会 以下TCF)は、日本のBicycleClubと今回初めて共同でブース出展! 台湾版、日本語版の本誌を販売したほか、琵琶湖一周サイクリングのパンフレットを配るなど日本のサイクルツーリズムも積極的にアピールした。
琵琶湖一周サイクリングガイドなどを紹介
茨城県は、つくば霞ヶ浦りんりんロードをアピール
台湾交通部観光局のブースの近くに、茨城県のコーナーも。台北ショーへは2回目の出展だが、昨年はコロナウイルスによる入国規制の影響で台湾スタッフのみによる展示だったが、今回はようやく日本人スタッフが初参加。台湾のサイクリストは、自転車の宿やグルメに関する関心が高く、日本らしい古民家の宿などにも興味深々だったという。
静岡県はJAPANブースコーナーで出展
三ケ島製作所や日東ハンドルなど、日本メーカーが集まるJAPANブースコーナーでは、静岡県が出展していた。台北ショーへの出展では比較的実績が長い静岡県。富士山やお茶など、日本をイメージさせるキーワードがあり台湾人にも知名度が高い。以前観光で来たことがあり、次は自転車でという人も少なくないとか。
日本と台湾のBicycleClub編集部が締結式を開催。自治体へ向けてPR
台湾版BicycleClubを発行しているTaiwan Cyclist Federation(TCF)は、台湾国内サイクリングの振興を手掛けている協会。1999年に台湾文部科学省体育局によって設立され、ヒルクライムイベントのKOMほか、トライアスロン大会、台湾一周サイクリングにまつわるイベント、プロ選手育成などに取り組んでいる。
日本&台湾のサイクルツーリズムの振興に向けてお互いのリソースを有効活用することを締結にあたって約束。BicycleClubを発行するのみならず、それぞれの国を走りたいサイクリストのために情報提供やガイド、ツアーやイベントなども開催する予定。それぞれの国の自治体をつなぐハブの役割なども担えるように結束を強める狙いを確認した。
Taiwan Cyclist Federation WEBサイトはこちら
http://www.cyclist.org.tw/
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- CREDIT :
- 編集:Bicycleclub
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