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日本人のためのエアロヘルメット&アイウェア|Kabuto

ヘルメットで何より大事なものはフィット感であるという、当たり前のことを改めて実感させてくれるKabuto。だが、国産ブランドの強みはそれだけではない。トラック仕込みのエアロ性能と、ミニマルにまとめられたスタイリング。ディテールまで妥協しないプロダクト作りは、近頃のKabutoの特徴でもある。

選ばれる普段使いのエアロヘルメット

世にエアロをうたうヘルメットは数あれど、トラックヘルメットの遺伝子を継ぐモデルはそうそうない。KabutoのエアロR2は、世界での活躍著しい日本国内のトップライダーが愛用するトラックヘルメット開発で得た空力の知見を集結。直進時だけでなく、横風や、ライダーが後方の安全確認をする際の空気抵抗まで考慮に入れロードヘルメットとしての完成度を高めている。

ヘルメット内部を通り抜ける空気を整流する「エアトンネル構造(PAT.P)」や、大仰なタイムトライアルヘルメットのように後方に突き出すことなく同等の空力性能を実現する「ウェイクスタビライザー(PAT.)」などKabuto独自のエアロダイナミズムの追求が形になっている。昨夏の発売開始から愛用するプロ選手の姿も多く見られるが、今春は写真のマットブラウンをはじめ、ニュアンスある新色が5色登場。スタイリングの幅が広がりより多くのライダーの選択肢に加わりそうだ。

<IMPRESSION>
エアロヘルメットながらコンパクトにまとまっており、持つと軽さを感じるが、かぶるとより軽さを感じる不思議なヘルメット。おそらくは日本人の頭部形状に合わせたKabutoならではの高いフィット感により、装着時の違和感が少ないことも感覚的な軽さに寄与しているのだろう。バックルやヘッドレスト部といった調整機構のきめ細かな作り込みは、やはり日本のプロダクトといった気の利き具合で素晴らしいの一言。展開の速いロードレースや、高速巡航が想定されるトレーニングライドでの着用が第一だが、これからの時期にはエアパスプレートを外してロングライド仕様として使ってみたい。

取り外し自在のエアパスプレート。エアロ効果はもちろんのこと、冬の寒い時期には防寒対策として、付属のシールドと併用することで冷たい風を防ぐこともできた。ここ一番のレースでは使用したいが、夏季にはプレートを外して通気性良く快適なライドを楽しみたい

 

AERO-R2
価格:2万5300円
サイズ:XS/S、S/M、L/XL
カラー:マットブラックゴールド、マットネイビー、マットレッド、マットブラウン、マットアッシュミント、マットホワイト、マットブラック、クリムゾンレッド、ネイビーブルー、オリーブイエロー、マットトランスグリーン
重量:248g(S/M実測値)
製品情報はコチラ

このアイウェアで、サイクリストの顔になる

Kabutoの定評あるサイクリングアイウェア「122」に調光レンズを搭載した「122PH」。ワイドレンズにより視野内にフレームなど異物が入ってこないため、ロードバイクのアグレッシブなライドポジションでも視界良好。紫外線透過率0.1%以下のポリカーボネイト製レンズは透明性・耐衝撃性・耐熱性に優れ、外面に撥水撥油コートを、内面には防曇シートを配して調光レンズの持つユーティリティ性をさらに生かしている。別売りで適合するインナーフレームもあり、眼鏡ライダーにとっても選ぶ理由は充分。

<IMPRESSION>
視野のどこにも異物が入ってこない開けた視界が走り出してすぐに気持ちいい。ライド中に顔を歪めても頬などに触れないのは、日本ブランドが日本人のためのフィッティングを追求していることの証。後頭部までしっかりとホールドするリムは、小顔なライダーにも高いフィット感をもたらしそうだ。当然のことながらKabutoのヘルメットとの相性はいいが、ビッグレンズの122PHとエアロR-2との組み合わせはロードサイクリングのトレンドど真ん中というスタイリング。スタイリッシュさを演出してくれる。

 

122PH
価格:2万3100円(税込)
カラー:ホワイト、マットブラック、アースブルー、アースグリーン(レンズはすべてレッドクリア調光)
重量:32g(実測値)
製品情報はコチラ

 

Kabuto公式サイト

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PROFILE

小俣 雄風太

小俣 雄風太

アウトドアスポーツメディアの編集長を経てフリーランスへ。その土地の風土を体感できる方法として釣りと自転車の可能性に魅せられ、現在「バイク&フィッシュ」のジャーナルメディアを製作中。@yufta

小俣 雄風太の記事一覧

アウトドアスポーツメディアの編集長を経てフリーランスへ。その土地の風土を体感できる方法として釣りと自転車の可能性に魅せられ、現在「バイク&フィッシュ」のジャーナルメディアを製作中。@yufta

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