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世界から伊豆にヴィンテージ自転車が大集合「エロイカジャパン2023in伊豆」

アジア最大級のヴィンテージバイクライドイベント「エロイカジャパンin伊豆2023」が去る5月13-14日に開催された。国内外から272人が参加し、2日間に渡り伊豆半島の景色や参加者同士の交流を楽しんだ。

参加者それぞれの思いのこもったバイクは見るだけでも楽しい

全3コースのファンライドを実施

メインの5月14日はファインライドイベントが実施された。コース名は難易度ごとに伊豆や日本にちなんだ名称となっており、それぞれ
①距離161km、獲得標高3,800mのロングコース「サムライ」
②距離121km、獲得標高2,900mのミドルコース「踊り子」
③距離66km、獲得標高1,000mのショートコース「ワサビ70」
④距離35km、獲得標高430mのショートコース「ワサビ35」
と分けられ、参加者はそれぞれ自分にあったコースを選んで走った。全てのコースが伊豆の名所や絶景を走り、エイドポイントでは特産品も楽しめ非常に充実した内容だ。当日が雨のためロングコースが中止となり、ミドルコースへと変更されたがサイクリストたちはみな思い思いに楽しんでいた。初日の5月13日にはモダンバイクでの参加もできるイベントがあったりと、本イベントはますます門戸が開かれてきた。

伊豆の景観の中を走るサイクリスト。山・川・海、すべての要素が伊豆には凝縮していた

発着点となる修善寺駅前のエロイカビレッジではフリーマーケットなども開催

各ライドイベントの発着点である修善寺駅前で行われたエロイカビレッジでは、フリーマーケットや各種ブランドの展示などが開催された。雨のため規模が小さくなってしまったが、並んでいるパーツ類たちはもちろん粒ぞろい。弊社のニシヤマも急に立ち止まりパーツを吟味していたぞ。

ヴィンテージといえばフリーマーケット。まだ値段が決まっていないものもあったりと、独特の楽しさがある

各日の終わりには交流パーティーも開催

初日、2日目ともに夜には希望者による交流パーティーが開催された。このためにイタリアから来日したエロイカの本家の参加者も参加し大いに盛り上がった。勝敗が無く、各人の個性を尊重するイベントならではの雰囲気は唯一無二だ。

交流パーティで、来日された本部の方の挨拶を聞く参加者たち

2024年の開催にも期待。「走るだけじゃない楽しみがある」

2013年から開催されたエロイカジャパンは今回より運営体制が変更されヴィンテージバイクに精通した都内のショップ「コルサコルサ」が主催した。
コルサコルサ代表の江口誠一さんによると
「雨の中でしたが素晴らしいコースだったと参加者の方々に言ってもらえ、スタッフの対応にも多くのお褒めの言葉をいただけた。ライドだけでなく、ボランティアとして参加することの楽しさを来年はもっと伝えたい。コースも苦しみに挑むことに価値があるという文化をより醸成し、350人は参加者を目指したいですね。若年層や女性への魅力発信も課題です」という。

参加するだけではなく、ビンテージ自転車を見に来るだけでも楽しめるエロイカジャパンの動向から目が離せない。

※今回実際にファンライドも含め参加した副編集長ニシヤマの詳細な記事は近日中にアップ予定だ。そちらもお見逃しなく。

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PROFILE

坂本 大希

坂本 大希

元海上自衛官の経験を持つライター。1年間のドイツ自転車旅行をきっかけに自転車が好きになる。2022年秋ごろよりグラベルイベントに多数参加。2023年のUnbound Gravelで100マイル完走。グラベルジャーナリストになるべく知見を深めるため取材に勤しんでいる。

坂本 大希の記事一覧

元海上自衛官の経験を持つライター。1年間のドイツ自転車旅行をきっかけに自転車が好きになる。2022年秋ごろよりグラベルイベントに多数参加。2023年のUnbound Gravelで100マイル完走。グラベルジャーナリストになるべく知見を深めるため取材に勤しんでいる。

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