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ツアー・オブ・ジャパン事前情報、4年ぶりに8ステージ「堺・京都・いなべ・美濃」が復活

5月21日から28日の8日間にかけ、ツアー・オブ・ジャパン2023が開催される。2023年のツアー・オブ・ジャパン(略してTOJ)は2019年以来4年ぶりに全8ステージで、さらに国外チームを招待する形でのUCI2.1クラスでの開催となる。

今回は全8ステージのうち、前半4ステージのコースをご紹介する。

4年ぶりの全8ステージ開催となったTOJ

5月21日から29日の8日間にかけ、ツアー・オブ・ジャパン2023(以下、TOJ)が開催される。

2020年は中止、2021年は全3ステージ、2022年は全4ステージでの縮小開催と、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でここ3年間は中止ないしは縮小開催を余儀なくされていたTOJ。

しかし、2023年のTOJは2019年以来となる全8ステージでの開催となり、4年ぶりにフルコースでの開催となった。

さらに、堺ステージの開催に伴い堺国際クリテリウムも同日・同コースで開催され、TOJの成績には反映されないものの、TOJに出場する選手たちがクリテリウムにも出場する。また、2023年のTOJは2019年以来4年ぶりにUCI2.1クラスでの開催となることもトピックスの一つだろう。

2021年、2022年大会は海外チームの来日が難しいこともあり、UCI2.2クラスのレースとして国内UCIコンチネンタルチーム、クラブチーム、大学チームのみ出場する形での開催となっていた。しかし、2023年のTOJはUCI2.1クラスのレースとして、海外6チーム/国内10チーム(すべてUCIコンチネンタルチーム)の合計16チームが出場する形での開催となる。

出場チーム、コースなど大会概要は以下のとおりだ

出場チーム:全16チーム(海外6チーム/国内10チーム)

・JCL TEAM UKYO(日本/CT)
・トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム(マレーシア/CT)
・アルマティ・アスタナ・モータース(カザフスタン/CT)
・キナンレーシングチーム(日本/CT)
・トリニティ・レーシング(イギリス/CT)
・宇都宮ブリッツェン(日本/CT)
・ソフェル・サヴィーニ・デュー・オムズ(ルーマニア/日本)
・EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム(アメリカ/CT)
・シマノレーシング(日本/CT)
・マトリックス パワータグ(日本/CT)
・愛三工業レーシングチーム(日本/CT)
・チーム ブリヂストン サイクリング(日本/CT)
・さいたま那須サンブレイブ(日本/CT)
・グローバル6サイクリング(ニュージーランド/CT)
・ヴィクトワール広島(日本/CT)
・スパークルおおいた(日本/CT)

開催日程:2023年5月21日(日)~5月28日(日)

5月21日(日):第1ステージ・堺(個人タイムトライアル) 2.6km
5月22日(月):第2ステージ・京都 103.6km
5月23日(火):第3ステージ・いなべ 127.0km
5月24日(水):第4ステージ・美濃 137.3km
5月25日(木):第5ステージ・信州飯田 120.9km
5月26日(金):第6ステージ・富士山 11.4km
5月27日(土):第7ステージ・相模原 107.5km
5月28日(日):第8ステージ・東京 112.0km

ツアー・オブ・ジャパン公式サイト

ツアー・オブ・ジャパン2023 コースプレビュー

ショート個人タイムトライアルで開幕となる堺ステージ


大会初日となる5月21日に開催される堺ステージ。
過去にはロードレースとして開催されていた年もあるが、近年は個人タイムトライアルとしての開催となっており、今大会も2.6kmのコースを1周する形での個人タイムトライアルとなる。

平坦コースだが、直角コーナーが4カ所あり、パワーとテクニックの両方が求められるコースだ。
2.6kmしか距離がないためスタートから全力で、コーナーではいかにスピードを落とさないかがカギとなる。

また、個人タイムトライアルでの開催となるが、大会規則でいわゆるタイムトライアルバイクの使用は禁止となっている。
ディスクホイールやハンドルバー・エクステンション(DHバー)、エアロ・ヘルメットの使用も同様に禁止となっており、いわゆるノーマルバイクでの出走となる点もTOJ・堺ステージの特徴だ。

@2018TOJ

さらに、堺ステージでは第1ステージとして個人タイムトライアルが開催される前に、同日午前中に堺国際クリテリウムも開催される。
TOJの成績には反映されないものの、TOJに出場する選手が出場するクリテリウムとなっており、顔見せ的な意味合いを持ちつつ、スプリンターたちが力を見せつけるレースとなっている。

会場へのアクセスについてだが、堺ステージの開催場所となる大仙公園へはJR阪和線「百舌鳥駅」から徒歩約5分。コース周辺での主催者側での駐車場の用意はないため、公共交通機関での来場を推奨したい。

TOJの中でも屈指のアクセスの良さを誇る堺ステージ、ぜひ観戦に訪れてみてはいかがだろうか。

獲得標高は今大会2番目となる京都ステージ

大会2日目となる5月22日に開催される京都ステージ。

ロードレースとしては初日の開催となる京都ステージは、2016年に初めてTOJに組み込まれ、過去4大会では集団スプリントが2回、逃げ切りが2回という結果になっている。

今大会では16.8kmのコースを6周する100.8kmと、リアルスタート地点から周回コースフィニッシュ地点までの2.8kmを合わせた合計103.6kmでの開催となる。
2019年まではスタート地点近くにある同志社大学などを巡るパレード区間が存在したが、2023年はスタート地点である普賢寺ふれあいの駅から周回コースへと直接向かうコースレイアウトに変更となっている。

@2018TOJ

また、京都ステージは、ステージ単位での獲得標高が全8ステージ中2番目の1,836mとなっている(1番は信州飯田ステージで2,580m、クイーンステージとなる富士山ステージは1,160m)。
ステージの難易度を獲得標高だけで語ることはできないが、選手からは「逃げ切りも可能なステージ。決して簡単なステージではない」というコメントも出ており、ロードレース初日からタフなレースになることが予想されるのが第2ステージとなる京都ステージだ。

会場へのアクセスについてだが、スタート地点である普賢寺ふれあいの駅へは近鉄京都線「三山木駅」、JR学研都市線「JR三山木駅」からバスで約10分。
フィニッシュ地点であるけいはんなプラザへは近鉄京都線「新祝園駅」、JR学研都市線「祝園駅」からバスで約10分。
各駅から路線バスがあり、スタート地点~フィニッシュ地点を結ぶシャトルバスも準備されている。詳細は京都ステージ公式サイトをご覧いただきたい。
なお、コース中にある下り区間については移動禁止ポイントとなっている。
観戦禁止ではないがアクセスに制限があるのでご確認いただき、安全にご観戦いただくことをお願いしたい。

京都ステージ公式サイト:https://tojkyoto.com/

「イナベルグ」健在のいなべステージ


大会3日目となる5月23日に開催されるいなべステージ。
いなべステージは2015年に初めてTOJに組み込まれ、過去5大会全てにおいて小集団によるスプリントもしくは逃げ切りという結果になっている。

今大会では14.8kmのコースを8周する118.4kmと、リアルスタート地点から周回コースフィニッシュ地点までの8.6kmを合わせた合計127kmでの開催となる。

@2018TOJ

「イナベルグ」と呼ばれるフィニッシュ地点であるいなべ市梅林公園へのアプローチ区間や、フィニッシュ地点過ぎの最大勾配17%の坂は道幅が狭く、この区間へ向けた位置取り争い含めて厳しいレースとなることが予想されるのが、第3ステージとなるいなべステージだ。

会場へのアクセスだが、スタート地点である阿下喜駅前へは三岐鉄道北勢線「阿下喜駅」が最寄りとなり、その他三岐鉄道三岐線「伊勢治田駅」から徒歩約20分となっている。また、駐車場についても100台規模の駐車場が2カ所用意されているが、台数に限りがあるため、主催者側は公共交通機関または自転車での来場を推奨している。

フィニッシュ地点であるいなべ市梅林公園へは公共交通機関がないため、スタート地点からのシャトルバスを利用するか、いなべ市梅林公園にある駐車場もしくは近隣で3カ所指定されている駐車場を利用する形となる。

シャトルバスの出発時間についてはいなべステージ公式サイトでご確認を。

スプリンターが活躍する美濃ステージ

大会4日目となる5月24日に開催される美濃ステージ。
美濃ステージは2007年に初めてTOJに組み込まれ、過去12大会では3回目以降すべて集団スプリントという結果になっている。

今大会では21kmのコースを6周する126kmと、リアルスタート地点から周回コースフィニッシュ地点までの11.3kmを合わせた合計137.3kmでの開催となる。

@2018TOJ

スタート地点となる旧今井家住宅前(うだつのあがる街並み)は、「重要伝統的建造物群保存地区」として江戸時代初期に築かれた建造物が多く残され、TOJの中でも屈指の景観の良さを誇る場所だ。

また、周回コースでKOM地点を越えた残り4kmほどは下り基調の平坦区間となっており、特に残り1kmほどは長良川沿いの非常に長い直線区間となっているため、過去12大会の結果が表すように集団スプリントとなる可能性が非常に高いのが第4ステージとなる美濃ステージだ。

会場へのアクセスだが、スタート地点である旧今井家住宅前(うだつのあがる街並み)へは長良川鉄道「美濃市駅」から徒歩約15分。駐車場については5/16時点で特に主催者側からの案内がないため、公共交通機関でのアクセスを推奨したい。

フィニッシュ地点である美濃和紙の里会館へは公共交通機関がないため、美濃和紙の里会館の駐車場を利用する形となる。

大会公式サイトhttps://www.toj.co.jp

 

 

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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