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ジロ出場中の新城幸也が日の丸シューズ「シマノ・S-PHYRE RC903」を履く理由|SHIMANO

5月6日開幕したジロ・デ・イタリアに日本人選手として唯一出場しているバーレーン・ヴィクトリアス所属の新城幸也選手。全日本チャンピオンの証である日の丸をあしらったオリジナルデザインを施したシマノSPD-SLシューズのフラッグシップモデルRC903を履き、熱い走りを見せている。新城選手がシマノのシューズを選ぶ理由とは? ジロ期間中のインタビューをお届けする。

初めて履いたロードシューズがシマノのシューズだった

新城選手は、プロ選手としてレースを走るようになってさまざまなブランドのシューズを履いてきたが、自転車を始めたころ、最初に履いたのはシマノのシューズだったという。その理由について、新城選手は「自分の足に合っていたから」と説明する。

とはいえ、プロ選手なのでチームの契約で使用する製品が限られることも多い。実際に新城選手も2019年まではチームで契約する欧米ブランドのシューズを履いていた。

ところが2020年にチームでシューズの契約がフリーになり、そこから現在に至るまで3年ほどシマノシューズを履き続けている。原点に回帰した形だが、その理由を新城選手は次のように説明する。

「ロードレースを始めて一番最初に履いていたシマノのシューズが、自分の足に合っていたというのが一番ですね。シューズに関する縛りがなくなったとき、シマノのシューズを履きたいと僕からお願いしました。ロードバイクって、バイクが多少合わなくてもなんとかなりますが、シューズが合わないのはだめ。どこかが痛いとか、足の形に合わないとか、クリートの位置が合わせにくいとか、ストレスがあるシューズは絶対に無理ですね」

クリートは黄色。取り付け位置は自分の感覚重視

新城選手は感覚を重視する選手だ。それはクリート位置やシューズの履き心地にも及ぶ。

現在、新城選手はペダルもシマノの製品を使っている。クリートは、ペダルにはめたときに多少遊びがあるいわゆる「黄クリート」だ。

「足が固定されるのが苦手なんです。だからシマノではずっと黄クリートを使っています。他のブランドのペダルを使っていたときも、完全に固定されないタイプを使っていました」

また、クリート位置はシューズ基準ではなく、自分の足と感覚を基準に合わせて決める。

「シューズ基準でクリートを着けようとすると、モデルが変わったときに微妙にクリート位置が変わってしまうんです。だから僕は、自分の感覚を大事にしています」

シューズのフィット感にもこだわる。その点でRC903はサラウンドラップ構造でフィット感に優れるだけでなく、BOAダイヤルで締め付けを微調整できる点がよいという。

ジロ・デ・イタリア2023第9ステージの個人タイムトライアルでは、タイムトライアルにもかかわらず、新城選手はシューズカバーを付けずに走った。

「タイムトライアルでは空力を考えるとシューズカバーを使った方がいいのですが、個人的にシューズカバーはあまり好きではないですね。シューズカバーを付けてしまうと、シューズの締め付けが微調整できないのと、シューズカバー自体に締め付けられる感覚があるからです。だから、シューズカバーはよほど寒いときぐらいしか使いませんね」

新城選手が愛用するのは、全日本チャンピオンデザインの特別なRC903

新城選手が現在愛用するシューズは、シマノのSPD-SLシューズのフラッグシップRC903だ。市販モデルではなく、日の丸のデザインをあしらったオリジナルデザインだ。

このシューズは新城選手が2022年の全日本選手権ロードレースで優勝したことを受け、全日本チャンピオン記念として新城選手のために特別に作られたもの。2022年のさいたまクリテでお披露目となった。

「デザインはシマノさんにおまかせで、僕から特に何かお願いしたとかはありませんが、世界にひとつだけ、自分のためのシューズという特別感があって、受け取ったときはモチベーションが上がりました」

オリジナルデザインのシューズを受け取り、使っている中で、新城選手は次のようなことを感じているという。

「チームメートからも、プロトンでも他の選手からも『カッコイイね』と言われることもあります。このシューズのおかげで観客から注目してもらえるとも感じていて、それは素直にうれしいです」

ところで、プロ選手はレースやトレーニングで年間かなりの距離を走る。シューズはどのぐらいの頻度で交換するものなのだろうか?

「シューズは少なくとも1シーズンで5足は必要です。転倒してしまうなど、不意のトラブルでシューズがダメージを受けてしまったら、さらに追加で必要になります。現在はメインで使うものと2台のチームカーにそれぞれに置いておくスペアなど、現在はシーズン前に供給された3足で回しています」

複数のシューズの使い分けや履き方のこだわりなどのルールはあるのだろうか? そんな素朴な疑問にも新城選手は答えてくれた。

「僕の場合はトレーニングでもレースでも同じシューズを使ってます。新しいシューズに変えるのは、大きなレースの前。大きなレース前のトレーニングから新しいシューズをはき始め、少し慣らしてからレースに投入しています。そろそろシーズン後半に向けて新しいシューズが必要なのですが、次のシューズはもしかしたらデザインが変わるかもしれません。まだ計画の段階ですが(笑)」

これは気になる! 新城選手の活躍と足元から今後も目が離せない。

シマノ バイシクルコンポーネンツ 製品サイト https://bike.shimano.com

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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