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現チャンピオン新城出場のロードレース全日本選手権が23日に開幕!コースとプレビュー

6月23日から25日の3日間、静岡県伊豆市にある日本サイクルスポーツセンター(以下、日本CSC)で、男女エリートおよびU23、マスターズ、パラサイクリングカテゴリーのロードレース全日本選手権が開催される。

今回は個人タイムトライアル、ロードレースのコースプレビュー、そして男子エリートを中心に有力選手たちをご紹介する。

日本CSCで開催される2023年のロードレース全日本選手権

 

6月23日から25日の3日間、静岡県伊豆市にある日本サイクルスポーツセンター(以下、CSC)で、「第91回全日本自転車競技選手権大会 ロード・レース」「第26回全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース大会」「2023全日本パラサイクリング選手権・ロード大会」として2023年シーズンのロードレース全日本選手権が開催される。
昨年同様、今年もジュニアカテゴリー以下の年代別カテゴリーは別開催となり、男女エリートおよびU23、マスターズ、そしてパラサイクリングカテゴリーのレースがCSCで開催される。

3日間の開催日程は以下のとおり。

6月23日(金)

個人タイムトライアル

09:00~:男子U23(6.0km×4周)
11:00~:女子エリート+U23(6.0 km×4周)
12:00~:パラサイクリング(6.0km×3周もしくは2周、1周)
13:30~:男子エリート(6.0km×5周)

6月24日(土)

個人ロード

08:00~:男子U23(8.0km×14周)
12:30~:女子エリート+U23(8.0km×11周)

6月25日(日)

個人ロード

08:00~:男子マスターズ30~39、40~49(8.0km×7周)
08:03~:男子マスターズ50~59、60~69、女子マスターズ(8.0km×4周)
11:00~:男子エリート(8.0km×20周)

コースはCSCの5kmコースを基本に、個人タイムトライアルはホームストレート区間を折り返す形で距離を延ばし、1周6.0kmのコースで開催される。
ロードレースは秀峰亭付近から競輪選手養成所のエリアへ入っていく形で3km距離を延ばし、全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)やツアー・オブ・ジャパン(TOJ)・伊豆ステージで使用された8kmコースで開催される。

国内ロードレースではメジャーな開催地であるCSCのコースでは、コースプロフィールのとおりアップダウンが連続し、パンチャータイプやインターバルに強い選手が活躍することが多い。

ロードレースでは集団が有利とは言えず、有力選手たちが抜け出してしまうとそのまま決まってしまう可能性が高いコースとなっている。

個人タイムトライアルではタイムトライアル用バイクを使用するかノーマルバイクを使用するか選択に悩むコースとなっている。

新城幸也が大会連覇なるか?

大会最終日となる6月25日(日)に開催される男子エリートのレース。8kmのコースを20周する合計160kmのレースには141名の選手がエントリーしている。その中でも最注目となるのが、昨年の同大会覇者である新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)だ。

コースレイアウトは異なるものの、新城は2016年に開催されたTOJ・伊豆ステージでステージ優勝を果たしている。5月に開催されたジロ・デ・イタリアを完走後、一時コンディションを崩していた新城だが、6月13日にタイで開催されたアジア選手権では3位に入り、「コンディションも戻ってきていることを確認できた」とコメントを残している。集団が有利とはならないコースレイアウトも新城にとってはプラスに働くと思われ、大会連覇の可能性はかなり高いと思われる。

アジア選手権で調整を上げるチームUKYO勢

新城とともにアジア選手権を走ったJCL TEAM UKYOの小石祐馬、岡 篤志、山本大喜にも注目したい。

アジア選手権で終盤にメイン集団から抜け出して4位に入った小石や、ツール・ド・熊野での総合優勝やTOJ・信州飯田ステージでステージ優勝を果たした岡、距離が短縮されたものの丸山千枚田を2回上るコースで開催されたツール・ド・熊野の第1ステージでステージ優勝を果たした山本と、エース格となる選手を3名そろえるJCL TEAM UKYOは今大会で最もチーム力の高いチームだろう。

集団が有利とはならないコースレイアウトではあるものの、3名の選手が交互にアタックを仕掛けるような展開となれば、表彰台独占という可能性も十分にあるだろう。

また、昨年10月にレース中の落車により大ケガを負った増田成幸の復帰にも注目だ。

国内組は金子宗平、小林 海に注目

国内レースを中心に走っている選手たちでは、金子宗平(群馬グリフィン)と小林 海(マトリックスパワータグ)に注目したい。

6月10日に開催されたJプロツアー・群馬CSCロードDay1で優勝を果たした金子は、濃霧で中止となった翌日のレースでも力強い走りを見せた。
新城同様、集団のメリットが小さいこのコースは金子にとっても有利に働くだろう。
「個人タイムトライアルだけでなく、ロードレースでも優勝を狙っている」と群馬でのレース後のコメントを金子は残している。

小林はTOJ・富士山ステージで2年連続日本人1位という結果を残している。
昨年ほど圧倒的なリザルトを残せてはいないものの、コンスタントに上位のリザルトを小林は残しており、小林の走りにも注目したい。

その他、草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)や谷 順成(宇都宮ブリッツェン)、門田祐輔(EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチーム)、山本元喜や孫崎大樹(共にキナンレーシングチーム)、石原悠希(シマノレーシング)らにも注目だ。

タイムトライアルは現チャンピオン金子宗平に注目


大会初日となる6月23日に開催される個人タイムトライアル・男子エリートでは、昨年の優勝者である金子(群馬グリフィン)、同3位に入った新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)、そして金子宗平(群馬グリフィン) JCL TEAM UKYOの小石祐馬、岡 篤志、山本大喜の合計5名に注目したい。

女子は樫木祥子と與那嶺恵理に注目

また、大会2日目となる6月24日に開催される女子エリート/U23のレースでは、 昨年同大会を制している樫木祥子(株式会社オーエンス)や同2位に入っている與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)、同3位の金子広美(イナーメ信濃山形)、2週間前に開催された学連・個人ロードで優勝を果たしている石田 唯やトラックアジア選手権で大活躍を見せた垣田真穂、 池田瑞紀(以上、早稲田大学)らに注目したい。

U23は岡本、篠﨑、 岩田、津田に注目

男子U23のレースでは、4月に開催されたJプロツアー・西日本ロードクラシックで優勝した岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)や、2週間前に開催された学連・個人ロードで優勝を果たしている篠﨑蒼平(東京大学)、昨年3位に入っている 岩田聖矢(弱虫ペダルサイクリングチーム)、津田悠義(キナンレーシングチーム)、天野壮悠(シマノレーシング)、鎌田晃輝や渡邊諒馬(共にVC FUKUOKA)、 上野颯斗(京都産業大学)、 神村泰輝(早稲田大学)らに注目したい。

全日本選手権公式サイト

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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