SDA王滝などのウルトラトレイルに! 新型「ラックストレイル」を発売|CANYON
Bicycle Club編集部
- 2023年11月08日
CANYON(キャニオン)から新製品が登場。SDA王滝などのウルトラトレイルを最速で走り抜けるためにフルモデルチェンジした「ラックストレイル」がラインアップに加わった。以下、プレスリリースより。
最長距離を最速で走り抜け
従来のXC(クロスカントリー)の概念を突破しようという強い意志から生みだされた、新型ラックストレイル。このバイクはXCバイクで何ができるかを、再定義します。上りでも下りでも、新次元のスピードはラックストレイルの中心となる性能であり、しかもそのスピードを一日中維持し、粗く厳しいウルトラトレイルにおいて自らの限界を打ち破ろうという自信を持つことができます。つまり、最長距離を最速で走り抜くことができるのです。
「フルモデルチェンジ」とは何を指すのか?
ラックストレイルはまったく新しいバイクで、一から完全に新設計されています。この新型はXCレースで実績のあるラックスワールドカップとDNAを共有していますが、「ワールドカップ」がXCトラックで勝利を追求するのに対して、ラックストレイルはトレイルで、それも長距離のウルトラトレイルでの記録を追求するために作られています。
スペック上の数値では、ラックストレイルはフロントトラベル120mm、リアトラベル115mmのフルサスペンションに29インチホイールを備えたバイクとなりますが、ライダーが乗ってみると、これらの数値はまったく異なる印象を与えます。これらスペックを新しいリアサスペンションデザインとキネマティクスとで組み合わせると、上りでは俊敏な反応性を発揮し、下りではコントロールと操縦性が向上し、ライダーはためらいなくより速いラインを走破できるようになるのです。
一日中走り続けられる、効率性と快適性を実現した新ジオメトリー
ラックストレイルはそのジオメトリーによって、最も快適で疲労を軽減できるポジションを取ることができます。さらに、バイクの効率性と軽さも中心的な役割を果たしています。
新型ラックストレイルはシート角を従来型から1.5°立たせた76°に設計。立たせたシート角がパワフルなポジションで上りを攻めることを可能にするだけでなく、ライダーはより直立した姿勢になり、長時間のライドをより快適に導きます。このシート角は、ライダーをボトムブラケット上のより効率的な位置に配置させ、ペダルからトレイル路面へのパワー伝達を向上させるのに役立ちます。ライダーの重心を適切な位置に置くことで、上りでは前輪を安定させることができます。一方、ヘッド角を0.5°寝かせた67°にすることは、高速ダウンヒルやテクニカルなセクションをスムーズにコントロールできる十分なマージンを与えてくれます。
超軽量カーボンフレーム
新型ラックストレイルには数多くのハイライトがありますが、トレイルバイクとして超軽量と言えるフレームはその魅力の一つで、CFRフレームが1,996g、CFフレームが2,164gを達成しています。乗車時はもちろんのこと、予期せぬ押しや担ぎのシーンでも真価を発揮するでしょう。
パンクやメカトラからの素早い復帰
ラックストレイルが本領を発揮する自然の中では、メカニカルトラブルやパンクのリスクが増します。そんなシーンでは、Fastest Known Time(最速記録)のための数カ月のトレーニングをわずか数秒で台無しにするおそれもあります。ラックストレイルには、そんな局面でもライダーをスピーディーに再び走り出させるためのフレーム一体型の二段階の修理プランが備わっています。
急な修理やパンクの修理には、トップチューブの裏側に収納されたミニツール、ダウンチューブの収納カバー内側に取り付けられたCO2カートリッジ、バーエンドのタイヤプラグがあります。より大きな修理作業には、ダウンチューブにCanyon LOADポーチを収納でき、これは別途オプションで購入できます。迅速にポーチを取り出し、チューブ、CO2カートリッジ、タイヤレバー、再出発に必要なほぼすべてのものを迅速に取り出すことができるのです。
フレームサイズごとのチューニング
サイズに応じたチューニングにも、抜かりはありません。ショックチューニング、ドロッパーポストのトラベル量、およびコクピット寸法をカスタム。CFRモデルにはステム一体型カーボントレイルコックピットが付属します。
ライダーは長距離のライドでも高いパフォーマンスを発揮し続ける必要があります。そのためラックストレイルはすべてのサイズでフレーム前三角内に2本のウォーターボトルを収納でき、長距離ライドでもハイドレーションパックが不要になるケースも多いはずです。
走りながら自在に調整可能なサスペンション
ライダーは走行中にサスペンションを完全に制御できます。ハンドルバーに取り付けられたコントロールで、瞬時に3つのサスペンションモード(Open、Pedal、Locked)を切り替えることができます。Openモードでは、前後のサスペンションの全ストロークを使用して最大のトラクションを得ることができます。Pedalモードでは、バイクをサスペンションのストローク内で高く保持し、ペダルボブを軽減して登坂時に最適です。Lockedモードでは、サスペンションを完全にロックアウトして効率性を最大限に引き出し、スプリントや舗装路のクライム時に最大のパワーを発揮できます。
バイクを完全にコントロール下におくためには、タイヤを路面に追従させ続け、トラクションを得ることが必要です。今回完全に新設計されたシングルピボットサスペンションは、ラックスワールドカップに似ていますが、小さなバンプへの感度を向上させるハンギングロッカーが追加されています。これがラックストレイルのキネマティクスの鍵であり、それをより多くのリアトラベルを持つバイクのように感じさせることができるのです。XS~MとL~XLでそれぞれサイズ固有のショックチューニングを施し、すべての体格のライダーが高いパフォーマンスを享受できるのです。
新型ラックストレイルのラインアップ
ここからは新型ラックストレイルのラインアップを紹介する。
ラックストレイルCFR LTD
価格:1,069,000円
平均重量: 11.66 kg
ラックストレイルCFR
価格:879,000円
平均重量:11.25 kg
ラックストレイルCF 9
価格:719,000円
平均重量:12.45 kg
ラックストレイルCF 8
価格:589,000円
平均重量:12.48 kg
ラックストレイルCF 7
価格:469,000円
平均重量:12.90 kg
ラックストレイルCF 6
価格:419,000円
平均重量:13.10 kg
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