増田成幸が140kmに渡り先行、ツアー・オブ・オマーンで JCLチームUKYOが総合4位に
Bicycle Club編集部
- 2024年02月12日
2月10日から15日までオマーンで開催中のツアー・オブ・オマーンにJCLチームUKYOが出場中。第1ステージでは、マルチェッリ・マッテオ(イタリア)がゴールスプリントで8位に入り、チームは良好な連携を見せた。続く第2ステージでは、増田成幸が約140kmのロングエスケープを見せ、ケガからの完全復帰をアピールした。
第1ステージではマキュアンがスプリントで勝利、マルチェッリは8位に
第1ステージは、マスカットの中心部へ向かう181.5kmのコースで、横風が大きな影響を与える中、チームはマルチェッリを最前線に送り込む戦略を展開した。
ゴール手前15kmからJCLチームUKYOはマルチェッリを軸にゴールスプリントに向けたトレインを組んだ。マルチェッリはシグレブ・シリツァ(アスタナ・カザキスタン)の番手を取りスプリント体勢に入るが、左右を塞がれ抜け出せずもギリギリまで攻め続けた。結果的にラスト100mで頭一つ抜け出したカレブ・ユアン(ジャイコ・アルウラ、オーストラリア)が優勝。マルチェッリは最前列に割り込めず8位でゴールとなった。
2ステージで増田が140kmの逃げに、チームは総合4位へ浮上
第2ステージがスタートするとすぐに単独でチェザーレ・ベネデッティ(ボーラ・ハンスグローエ、イタリア)が抜け出すもプロトンはこれを追走し吸収。レースとコースの緩急を生かして増田とオスカー・ペレグリ(ブルゴスBH、スペイン )、バトサイカン(ルージャイ・インシュランス、モンゴル)が飛び出しリーディンググループを形成。ペレグリは前日のステージでも逃げに乗り、モーストアクティブライダーのゴールドジャージを着用。50kmでリーディンググループとの差は4分に広げることに成功した。
レースは100kmを超えると雨風が強くなり、増田は厳しい表情を浮かべる。いっぽうプロトンではJCLチームUKYOが前方を固めるが、チームUAEエミレーツがントロール、さらにスーダル・クイックステップも協調したことで、残り8km地点で増田らをキャッチした。
フィニッシュは2.6kmの上りに設定されており、トップ集団は40人と大きく崩れずゴールへ近づく。そして、ラスト500mでフィン・フィッシャー・ブラック(チームUAEエミレーツ、ニュージーランド)が渾身のアタックで優勝を飾った。JCLチームUKYOではトーマス・ペゼンティ(イタリア)が6秒差の11位でゴール、そして、12秒差でネイサン・アール(オーストラリア)と山本大喜が同タイムでフィニッシュし、結果JCL TEAM UKYO はチーム総合順位で4位と順位を上げた。
増田成幸コメント
「昨晩の作戦どおりエスケープにトライしました! きつく長い一日でしたが、練習してきたコンディションが良い方向にあることも感じました。また明日と続きますが応援よろしくお願いします」
なお、76kmに短縮された第3ステージはスーダル・クイックステップのポール・マニエ(フランス)とルーク・ランパーティ(アメリカ)がワンツー勝利。JCLチームUKYOではペゼンティが16位でフィニッシュし、16秒遅れの総合10位となった。またチーム総合4位も維持している。残り2ステージの活躍に期待がかかる。
YouTube配信 ツアー・オブ・オマーン(日本時間)
2/10 STAGE1(181.5km) 16:20~
2/11 STAGE2(170.5km) 16:15~
2/12 STAGE3(169.5km) 15:40~
2/13 STAGE4(207.5km) 15:15~
2/14 STAGE5(139km) 15:15~
https://www.youtube.com/@OmanSportsTV/featured
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- CREDIT :
- 編集◎バイシクルクラブ 写真◎TEAM UKYO JCL
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