神奈川県のジャパンエコトラックを走ろう! 体験ツアーに参加してみた!
- 2024年02月27日
ジャパンエコトラック。なんか聞いたことあるなーって人も多いと思うけど、さまざまな自治体や企業、アウトドアブランドのモンベルなどで構成されるジャパンエコトラック推進協議会が提唱する新しい旅のスタイル。各エリアの自然や歴史、文化などを体験しながら、サイクリングやトレッキング、パドルスポーツ(カヤックやカヌー)を使って旅するルートを提案。それだけでなくサイクルステーションの整備、さらには公式マップやアプリを使って旅する人たちをサポートする仕組み全体を指すんだって。ほほー。
以前からその取り組みには興味があったバイシクルクラブだが、昨年12月に神奈川県がこのジャパンエコトラックと組んで、新しいルートを公開。そこをちょこっとだけど走ってみませんかー、というお誘いを受けて、元バイシクルクラブ編集長って立場でいそいそと湘南へ。これは楽しみだー!
太平洋岸自転車道を走って柳島スポーツ公園へ
今日走るのは、ジャパンエコトラック神奈川のうち、「太平洋岸自転車道神奈川セクション」と「相模原〜茅ヶ崎サイクリングルート」の一部。軽く本日のブリーフィングを受けたあと、それぞれ自己紹介して、さっそくサイクリングスタート。目的地は茅ヶ崎市にある柳島スポーツ公園だ。大磯港から東へ進み、すぐに国道134号へ。ここは交通量が多く走りにくかったが、適宜歩道を走ったりすれば橋の上からの景色など、それなりに楽しめる。対向車線をロードバイクがかっ飛んでいくのを横目に、われわれはマイペース。なにせグループにはふだんはほとんど自転車に乗りません、っていう女子が2人もいて、ガイドしてくれるモンベルのスタッフも、スローペースでエスコート。
サドルの高さって変えられるんですか!?とか、変速のレバーってどうして両側についているんですか?なんて質問に、バイシクルクラブとしてはたじろぎながら(笑)のんびり走る。
KHSの試乗車を借りてタンデム自転車体験会
食事のあとは敷地内でタンデム自転車の体験試乗会。タンデム自転車といえばKHS。ということで、KHSの今井裕之社長が遠路はるばるタンデム自転車を積んでクルマで駆けつけてくれた。お疲れさまです! 今日いっしょにタンデムで参加しているサイクルボランティアジャパンの廣田和彦さんのレクチャーで、タンデム初体験の人も不安なく乗車できた。俺も後席に座るストーカーは初体験(ちなみに前席はパイロット)。前席に乗るのとはまた違った感覚を体験できました。
寒川神社へGO! ボトルに御神水をいただく
柳島スポーツ公園をあとにし、県道46号を北上。ここも交通量が多めだが、すっかり打ち解けた参加者たちとおしゃべりしながら、またしてものんびり走る。柳島スポーツ公園の責任者、萩原さんも加わり、地元の話などを聞きながらペダルを踏むと、あっというまに寒川神社。ここは相模国の一宮として知られ、約1600年の歴史をもつ由緒ある社。俺も名前は聞いたことがあったがじつは訪れるのは初めて。迫力ある門や立派な社殿に圧倒されながら境内を散策。そして境内には御神水がくめる場所があるということで、それを探してうろうろしてみた。結局それは社務所でくんでもらうものだということがわかり、社務所で無事ゲット。ここでタンデムの方々とはお別れ。またいっしょに走りましょー!
さがみグリーンライン経由で本日のゴールは海老名運動公園
寒川神社をあとにして、次はさがみグリーンライン自転車道と呼ばれる自転車歩行者専用道路を体験。国道129号の厚木市関口から国道134号の平塚市千石河岸までの全長約21kmのルートだが、まだ全区間は開通してない。現在は海老名市河原口から寒川町一之宮までの約10kmでガシガシ整備を進めている。ただそのうちすでに走れるようになっているのはわずか6.1kmということで、その貴重な道を味わって走ることに。相模川沿いのいわゆる堤防道路なんだけど、左手には厚木市の建物や遠く丹沢山系の山が見えたりして、なかなか爽快。またしてもおしゃべりしながら走っていると、早くも本日のゴール、海老名運動公園へ。もう終わり!?って感じで、走り足りない気もしたけど、参加の女性陣はすごく楽しそうだったので、これでよしかと。こういう初心者やファミリーにも走れるルートって重要なんだなー、のんびりな自転車散歩も楽しいなーと、あらためて思わされました。
今回はジャパンエコトラック神奈川のごくごく一部を走っただけなんだけど、神奈川県のやる気とモンベルの熱量に押されまくり。バイシクルクラブとしては今度ぜひじっくりとルートを走ってその本気度を確かめてみなければ!と思いました。
イベント概要
湘南の風を感じる太平洋岸、壮大な相模川の風景を両方楽しむ神奈川の海・川満喫ツアー
主催者:神奈川県
開催日:2024年2月8日(木)
開催地:神奈川県大磯町・茅ヶ崎市・寒川町・海老名市ほか
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- 編集:Bicycleclub TEXT:岩田淳雄(ペダルプッシャー) PHOTO:猪俣健一 / 岩田淳雄(ペダルプッシャー)
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PROFILE
Bicycle Club / 編集長
岩田
バイシクルクラブ 編集長。自転車雑誌の編集長を14年以上務める。自転車雑誌の編集は通算20年近い。人生100年として、もう5分の1を自転車雑誌で過ごしている。物欲おじさんライダーの代表。
バイシクルクラブ 編集長。自転車雑誌の編集長を14年以上務める。自転車雑誌の編集は通算20年近い。人生100年として、もう5分の1を自転車雑誌で過ごしている。物欲おじさんライダーの代表。