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鹿児島で開幕2連戦 ロードは岡本 隼、クリテは寺田吉騎がそれぞれ制する|Jプロツアー

国内最高峰のロードレースシリーズ、Jプロツアー(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟主催)の2024年シーズンが開幕。2月24日に鹿屋・肝付ロードレース、翌25日に志布志クリテリウムを実施した。海外レースをすでに終えて調子を上げているチームから、国内メインのチームまで、約20チームが参戦。レベルの高まりを感じさせる好レースが展開された。

岡本が鹿屋・肝付ロード2連覇

昨年に続いての鹿児島開幕となったシリーズ戦。緒戦の鹿屋・肝付ロードレースは、大隅広域公園をスタート・フィニッシュ地点とし、両市町をまたぐ1周6.5kmのコースを採用。20周回・130kmで争われ、前回とは周回方向が逆となり、前半は下り基調、後半はアップダウンの繰り返しとなる。

連日の雨によって、路面はウェット。肌寒さを感じる中でのレースとなった。そうした中から、中盤に10人が先行を開始。メンバーは中井唯晶(シマノレーシング)、畑中勇介(KINAN Racing Team)、河野翔輝(TEAM BRIDGESTONE Cycling)、小林 海、織田 聖、アグロティス・アレクサンドロス(以上マトリックスパワータグ)、石上優大(愛三工業レーシングチーム)、渡邉和貴(アヴニールサイクリング山梨)、新開隆人(ヴェロリアン松山)、柴田雅之(ヴィクトワール広島)。

メイン集団では新加盟のTeamCyclersSNELが主にコントロールし、先頭10人とのタイム差を1分30秒程度でキープ。逃げメンバーの消耗が見られるようになると、残り4周からはKINAN Racing Teamが集団の追撃態勢を整え始める。

先頭では小林が抜け出し、メイン集団からは草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)がアタック。残り3周で2人が先行態勢となるが、最終周回を前に集団がキャッチ。勝負は集団でのスプリントに持ち込まれた。

ペースが一気に上がり、集団の人数が絞られていく中での最終局面。上り基調のスプリントは、岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)が先頭に立ってそのままフィニッシュへ。昨年に続き、このレースでの2連覇を達成。2024年最初の勝者となった。

鹿屋・肝付ロードレース 結果

1 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム) 2:59’30”
2 小野寺 玲(ヴィクトワール広島)+0’01”
3 宇田川 塁(群馬グリフィンレーシングチーム)
4 石原悠希(シマノレーシングチーム)
5 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)+0’02”
6 山本哲央(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

中間スプリント賞

4周回完了時 孫崎大樹(KINAN Racing Team)
14周回完了時 畑中勇介(KINAN Racing Team)

敢闘賞

小林海(マトリックスパワータグ)

寺田が単独逃げ切りに成功

続いて25日に行われたのが志布志クリテリウム。大隅半島東側の志布志湾に面する志布志しおかぜ公園がスタート・フィニッシュ地に。L字に設定された1周2.9kmのコースを採用し20周回・58kmで争われた。全体的にはフラットなレイアウトだが、2カ所ずつのヘアピンコーナーと鋭角コーナーをどうクリアするかがポイントとなる。

断続的に小雨が降る状況下でレースは進行。たびたび飛び出しを図る動きはあるものの、リードを得るところまでは至らない。1周あたりのラップタイムは3分50秒前後と、悪コンディションの中にあってもハイペースで進んでいく。

16周目に山本元喜(KINAN Racing Team)が飛び出したことで、プロトン全体が活性化。スプリンターチームが次々と集団前方に位置取りし始め、主導権争いが激化。残り3周では風間翔眞(シマノレーシング)がアタックするも、1周先行したところで集団がキャッチ。やがてKINAN Racing Teamのトレインが先頭に立って最終盤へと入っていく。

最終周回の鐘が鳴るタイミングで河野翔輝(TEAM BRIDGESTONE Cycling)がアタック。これを冨尾大地と寺田吉騎のシマノレーシング勢が追走。2人は河野に追いつくと、冨尾が寺田を発射させる形で加速。数秒のリードを得て最後の1kmに入った寺田に対し、幾分勢いを失った集団は追いきれない。

残り200mのヘアピンコーナーをクリアすると、集団の追い上げをかわして寺田が一番にフィニッシュ。Jプロツアー初勝利を挙げた。

志布志クリテリウム 結果

1 寺田吉騎(シマノレーシングチーム) 1:18’13”
2 孫崎大樹(KINAN Racing Team)+0’01”
3 松本一成(TeamCyclersSNEL)+0’02”
4 黒枝咲哉(Sparkle Oita Racing Team)
5 小野寺 玲(ヴィクトワール広島)
6 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)

中間スプリント賞

1回目 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)
2回目 福迫倖輔(CIEL BLEU KANOYA)
3回目 松本一成(TeamCyclersSNEL)

広島移籍の小野寺がシリーズリーダーに立つ

この2レースを受けて、Jプロツアーリーダーは小野寺 玲(ヴィクトワール広島)のもとへ。次戦はシリーズリーダーとして走ることになる。また、U23リーダーは寺田となっている。

Jプロツアーは今季、22チームが加盟。数年ぶりの国内のトップチームが1つのリーグにそろうこととなり、これまで以上に高いクオリティーのレースが期待される。次節は栃木県での2連戦。3月23日に真岡芳賀ロードレース、同24日に宇都宮清原クリテリウムが行われる。

JBCF / 一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟 ウェブサイト
https://jbcfroad.jp/

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Bicycle Club編集部

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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