ご褒美目指して走れ！　ビール運搬クラスがある「MTBクロスカントリーレース in NODA」

Bicycle Club編集部

2024年03月27日

3月24日(日)、千葉県野田市で「第27回MTBクロスカントリーレース in NODA」が行われた。1996年から開催されている歴史ある大会で、会場の野田市お祭り広場には多くのサイクリストが集まった。

ビール運搬レースがさらにパワーアップ

会場となる野田市お祭り広場は、近年では野田シクロクロスも開催されており、関東のサイクリストにとってもなじみのあるスポットだ。今回のレースでは、S/Fエリアのある平地部分や東西の小高い山に挟まれたコースを採用。細かなアップダウンが参加者の脚を削っていく。
レーススケジュールは午前中に1時間エンデューロ、お昼にキッズレース、午後は3時間エンデューロという内容。今年は名物のビール運搬レースも3時間へとパワーアップして開催された。

幅広い年代・レベルの選手が参加するということもあり、キッズレースでは安全面を重視し、ヘルメットのあごひも確認や代表選手といっしょにコース試走を実施。1時間エンデューロを走っていたライダー、山崎雅典（champion system）と佐藤誠示（SAGE’S STYLE）が先導するかたちで、危険なポイントなどを確認しながら子どもたちといっしょに試走を行った。

また各種エンデューロに参加する選手層もさまざまで、1時間エンデューロではCJシリーズ（MTB-L）で活躍する選手が、3時間エンデューロではショップやチームの仲間と和気あいあいと参加する選手が多かった。

重量アップに苦戦!?　周回ごとにビールが追加される「ビール運搬DX」

今年から3時間にパワーアップしたビール運搬DX。ソロで走り、周回ごとにビールがもらえるちょっと変わったレースだ。一部周回ではじゃんけん勝負もあり、勝てばビール、負ければエナジードリンクが渡される。１本でも多くのビールを持ち帰りたい参加者たちはレースはもちろん、じゃんけん大会にも全力で挑んでいた。

ビール運搬DX 男子ソロクラス優勝／藤崎弘太郎（じて吉）さんのコメント

今日の目標は最低15本。欲を言えば18本でした。結果として17本で1本届かなかった……。でもおおむね満足しています！

ビール運搬DX 男子ソロクラス 2位／羽鳥和重（MTBO Japan）さんのコメント

勝負に負けて試合に勝った形となり、ビール獲得本数は総合トップの18本。今日は「12本取れればうれしいな」ぐらいの感じで挑みましたが、結果的に18本手に入れることができて、非常にうれしいです！

ビール運搬DX 女子ソロクラス優勝／竹村舞葉（あぶ局弟子A）さんのコメント

3時間走って18本（内横浜ビール16本）を獲得できて、ビール部門女子1位、総合4位と自分的にも最高のリザルトでした！　面白いコースで、3時間走っても全く飽きず、楽しかったです。来月から始まるXCOのシリーズ戦に向けても良いトレーニングになりました。

ビール運搬DX 未成年親孝行ソロ優勝／増輪太志さんのコメント

親から言われたミッションは10本で、今回は14本取れたのでよかったです。昨日はJBCF真岡ロード（ユース）に出場していたので、疲れが残っていなければもう少し頑張れたかも。今年はロードをメインにJBCFユースにも参戦していきますのでよろしくお願いします。

1時間エンデューロ

3時間エンデューロ

3時間耐久 MTB女子優勝／神武美帆（チーム輪工房）さんのコメント

私の今日の目標が後続をとにかく離してゴールすることだったので、達成できてよかったです。誰かに勝ちたいっていう思いも強いので、最初っからとにかく全力で、後続をどんどん離していくっていう風に意識して頑張りました。今年はMTBをメインに参戦しようと思ってます。ただ、会場が離れているのでもしかしたら次戦は全日本になるかもしれませんね。

一般参加としていた田中陽希さんのコメント

普段はプロアドベンチャーレーサーとして活動していますが、今年一年はMTBの強化を重点目標にしていて、オルベアのアンバサダーとしても積極的に活動したいと思っています。地元は群馬なのですが、今回のレースは比較的アクセスしやすい千葉であると聞いて参加しました。耐久レースでは同じコースを何周も走れるので、自分のできるところとできないところがよくわかりました。コースもテクニカルで、追い込めば当然脚も削れるし、走っていて楽しいコースだと思いました。