グルメたっぷりの埼玉県加須市を大いに楽しんだ1日!「KAZOLING グルメ&サイクリング」レポート
ハマダ
- 2024年04月08日
3月24日埼玉県加須市で行われたサイクリングイベント「KAOZLING(カゾリング) グルメ&サイクリング 2024」。同市のおいしいものを自転車で食べ巡ったレポートを紹介しよう。
KAZOLING 2024のテーマは「グルメ&サイクリング」
埼玉県の北部に位置する加須市で、毎年春に行われる3月24日にサイクリングイベント「KAZOLING(カゾリング)」が行われた。今回のツアータイトルは「グルメ&サイクリング」。加須市とその周辺の地を自転車で巡り、食を通じて文化や歴史を学ぼうというもの。参加者たちはAコース「加須グルメ&ヒストリー」、Bコース「うどん打ち×自転車散策」に分かれ、それぞれの旅を楽しんだ。
Aコース「加須グルメ&ヒストリー(約40km)」でお菓子屋やうどん、米の文化を知る
Aコースの「加須グルメ&ヒストリー」ではその名のとおり、加須エリアの各所で、土地のグルメを味わいながらその歴史や文化を知ることができるというもの。ゲストライダーはブリヂストンサイクル所属かつオリンピアンの飯島 誠さんと、「さいたまうどん子TV」で埼玉県内のうどんを紹介するYouTuberの武正 倫さん、さらに奥武蔵自転車旅行社代表の則包高希さんが務めた。
總願寺から武蔵野本店へ 銘菓・五家宝を食す
市庁舎から出発してすぐに不動岡不動尊總願寺(そうがんじ)へ。加須の伝統食であるうどんにゆかりのある寺に寄り、そのすぐそばにある武蔵屋本店へと移動。
もち米に砂糖と水あめを加えて練り上げてきな粉をまぶした菓子、五家宝(ごかぼう)。埼玉銘菓ともされるこのお菓子の老舗が武蔵屋本店。そして、代表の鳥海由行さんが五家宝の特徴や歴史、こだわりを紹介してくれた。
「製麺所」でつけ汁うどんを味わったら、美兜で有名な騎西城跡へ
次にやってきたのは明治45年創業の岡安製麺所。古くからある製麺所ながら、地元向けのみならず、某有名デパートにも卸している地元の有名店だ。食事処の「めんこや岡安」も併設しているため、できたばかりの麺をダイレクトに食べられるのも特徴だ。当然、そのうどんの味は絶品だ!
製麺所を後にしたら、すぐそばの騎西城跡へ移動。埼玉県や加須市における武士や農民の生活にスポットをあてての解説が行われた。さらにこの日は歴史的に貴重な「十六間筋兜」も特別展示。傷なし美品状態の兜は全国でも非常に珍しい出土品とされる。ここまでは全体距離の1/3ほど。まだまだ脚もお腹も余裕あり?
田園風景のなかを走り、地元産の米でおにぎりを作ろう!
次なる目的地を目指してさらにサイクリング。ちなみに加須エリアはサイクリストにとってまさに「ド平坦路」。男女差や年齢差、体力差があっても、全員が力尽きることなく楽しく走れる。やがてたどり着いたのは田園に囲まれた早川農場内にあるビニールハウス。
ここでは地元農家の角田大輔さんらによる地元の米や野菜の提供が行われた。参加者や自らの手でおにぎりを作って食べ、さらに米の生産者である角田大輔さんとも気兼ねなくコミュニケーションがとれる。
ゴール前もゴール後もグルメ満載! Bコースではうどん打ちも満喫
カゾリンググルメ&サイクリングもいよいよ終盤。加須市の北側、利根川周辺を走った一行は、道の駅・童謡の里おおとねに到着。北埼玉エリアで有名なお菓子「いがまんじゅう」をゲットする。
道の駅を出たらあとはゴールへ一直線。トラブルなく加須市役所へと帰還する。ゴール後には特別な高級イチゴ「べにたま」を頬張れるなど、最後までグルメたっぷりの旅路となった。
Bコースの「うどん打ち×自転車散策」では、本格派のうどんを自ら打って食べる!
Aとは一部ルートはかぶるものの、Bではうどん打ち体験をメインに据えた18kmコースになっていた。加須市内でうどん屋を営む木村幸雄さんが講師になり、不動岡コミュニティセンターでうどん打ち教室を開催。うどん玉を足踏みするところから、延ばす、切る、茹でるといった工程を経て、自分が作ったうどんを食せる貴重な体験となった。
A、Bコースともに、「加須という街・土地」を知って楽しむということに特化した今回のKAZOLING。近年、こうした楽しさと学びが得られるアドベンチャーツーリングは全国で広がっている。サイクリストの旅もただ走るだけではない「新スタイル」を、こうしたイベントを通じて見つけられるはずだ。
問:株式会社おいでなせえ info@ogakuru.jp
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
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PHOTO:大星直輝/荒木優一郎 TEXT:株式会社おいでなせえ 主催:加須市物産観光協会
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