BRAND

  • FUNQ
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • EVEN
  • Bicycle Club
  • RUNNING style
  • FUNQ NALU
  • BLADES(ブレード)
  • flick!
  • じゆけんTV
  • buono
  • eBikeLife
  • Kyoto in Tokyo

STORE

MEMBER

  • EVEN BOX
  • PEAKS BOX
  • Mt.ランドネ

大けがからの復活を果たした吉岡直哉が7年ぶりの優勝|チャレンジロード

4月13日から14日にかけて、静岡県伊豆市にある日本サイクルスポーツセンター内の5kmサーキットで第47回チャレンジサイクルロードレース大会が開催。
注目の男子エリートでは吉岡直哉(さいたま佐渡サンブレイブ)が2017年以来7年ぶりにロードレースでの優勝を飾り、女子エリート+U23では小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が3連覇を達成した。

国内ロードレースにおける春の定番・伝統レースであるチャレンジサイクルロードレース

4月13日から14日にかけて、静岡県伊豆市にある日本サイクルスポーツセンター内の5kmサーキットで第47回チャレンジサイクルロードレース大会が開催された。
近年は2月から3月にかけてJプロツアーといったトップカテゴリーのレースが開催されるため、チャレンジサイクルロードレース(以下、チャレンジロード)で国内ロードレースが開幕するという印象は薄れてきているものの、かつては国内ロードレースの開幕戦と言えばこのチャレンジロードと言われていたほどチャレンジロードは伝統のレースとなっている。

日本サイクルスポーツセンターが標高の高い位置にあるため、コース内には今年も桜が咲いており、まさに春のロードレースという雰囲気の中での開催となった今大会。
コースレイアウトや周回方向は違うものの、今年6月に開催される全日本選手権も同地での開催を予定しており、前哨戦という意味合いもあってか多くのトップチームが今大会に参戦する形となった。

男子U23では林原聖真(明治大学)が逃げ切りで優勝を決める

大会2日目となる4月14日に開催されたのは、男子U23、女子エリート+U23、男子エリートの3レース。
最初のレースとなった男子U23は64kmのレースとして開催され、160名の選手がスタートラインにつく。

9時30分にレースがスタートすると1周目からアタックがかかる展開に。
アタックがかかっては吸収する展開を繰り返しながらレース周回数を消化し、レース中盤にかけて9名の先頭集団が形成されると、6周回目に9名の先頭集団からさらに以下の3名が飛び出す。
・林原聖真(明治大学)
・渡辺悠太(チームロヂャース)
・福田晃司(日本体育大学)

メイン集団からは矢萩悠也(京都産業大学)らも飛び出すものの、メイン集団もペースを上げて10周回目には先頭3名以外を吸収する。
先頭3名とメイン集団のタイム差が40秒近くまで開き、先頭3名も協調していたため、このまま逃げ切るかと思われたなか、最終周回に入ってメイン集団と先頭3名とのタイム差が徐々に縮まっていく。

3名のすぐの後ろに集団が迫る中、先頭がフィニッシュ地点である秀峰亭へと姿を見せると、林原が少し抜け出た形となる。

一昨年、昨年と積極的なレースを展開していた林原はフィニッシュライン手前で優勝を確信すると、ガッツポーズや明治大学のロゴをアピールするポーズをとり、見事優勝を飾った。

2位には林原と同じく最後まで逃げ切った渡辺が入り、3位には最後の最後でメイン集団から追いついた菅原 聡(アヴニールサイクリング山梨)が入る形となった。

女子エリート+U23では小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)が大会3連覇を達成

女子はエリートとU23が混走する形での開催となり、合計24名の選手が34kmのレースのスタートラインにつく。
12時15分にレースがスタートすると、序盤こそ集団でのレースになるものの、3周目から4周目にかけて先頭は小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム)と石田 唯(早稲田大学)の2名に。

秀峰亭までの上り区間でお互いに仕掛けるも、なかなかアタックが決まらない状態で迎えた最終周回。

長者ヶ原への上り区間で小林がアタックすると、そのまま独走に持ち込み、小林が3年連続での優勝を手にした。

最後まで小林を追った石田が、全体2位、U23ではトップに入る形となった。

男子エリートでは集団スプリントを制した吉岡直哉(さいたま佐渡サンブレイブ)が自身7年ぶりとなる優勝を飾る

チャレンジロード最終レースである男子エリートは79kmのレースとして開催され、84名の選手がスタートラインにつく。
13時45分にレースがスタートすると、このレースでも序盤からアタックがかかる展開となるも、逃げ集団ができるというよりは集団の人数を減らす形で周回を重ねる展開が続く。

ようやく逃げが決まったのは8周目。
以下の9名の選手が抜け出すと、メイン集団に対して20秒ほどのタイム差をつけて先行する。
・ルーベン・アコスタ/沢田 時/武山晃輔(宇都宮ブリッツェン)
・入部正太朗(シマノレーシング)
・安冨友裕(名岐ベンド)
・佐藤 光(Team Cyclers SNEL)
・吉岡直哉(さいたま佐渡サンブレイブ)
・石上優大(愛三工業レーシングチーム)
・宮崎泰史(キナンレーシングチーム)

9名は少しずつメイン集団とのタイム差を広げていくと、12周目には1分30秒程度にまでタイム差を広げる。
タイム差が広がったこともあってか、先頭集団でも再度アタックが掛かり始めると、入部と安冨がドロップし、先頭は7名に。

14周目に入ってもタイム差が変わらないため、このまま先頭集団が逃げ切るかと思われた矢先、メイン集団もペースを上げて最終周回に入るタイミングでタイム差は30秒程度にまで一気に縮まる。

最終周回ではタイム差が縮まったり広がったりと少し不安定な状態になるも、秀峰亭への上り区間で先頭をメイン集団がとらえ、最終盤でレースは振り出しに。

しかし、「去年は残り100mぐらいでスプリントしたら負けてしまったので、今回はそれよりも少し早めに。大学生の頃にこのコースで勝ったときも100mより少し手前で仕掛けて勝ったので、そのポイントでスプリントを開始しました」とレース後に語った吉岡が、最終コーナーより少し手前でスプリントを開始すると、最後はジェシット・シエッラ(宇都宮ブリッツェン)とハンドルを投げ合う接戦となったスプリントを吉岡が制し、自身としては2017年に宇都宮で開催されたJプロツアーのレース以来7年ぶりにロードレースでの優勝を飾ることとなった。

吉岡は「小集団の方が勝つ確率は高いかなと考えてはいましたが、メイン集団につかまったとしてもスプリントで勝つ自信はありました」とこのレースで勝つ自信はあったと語る。

「2019年に大けがを負ってしまって。復帰してからも表彰台に上ることはあっても優勝はなかったので、本当にうれしいです。チームもいろいろあってなかなか厳しい状況にあったんですが、そんななかで勝つことができて本当によかった。6月にある全日本選手権で表彰台に上ることが前半戦の目標です」と吉岡は今日の優勝の喜びを語ってくれた。

大会初日の模様はジュニア、マスターズが開催

4月13日は男子U17+U15、女子ジュニア+U17、男子ジュニア、男子マスターズ30+40、男子マスターズ50+60のレースが開催された。

男子ジュニアでは約1カ月前に開催された選抜大会で7位となった平山雷斗(中部大学第一高等学校)が選抜の悔しさを晴らす見事な走りで優勝を果たす。

女子ジュニア+U17では積極的な走りを見せた今西紗楽(宇陀高校)が優勝し、男子マスターズ30+40では40歳代の全日本チャンピオンである高岡亮寛(Roppongi Express)が全日本チャンピオンジャージで優勝を飾った。

男子エリート リザルト

男子U17

1位:堀 太鳳(学校法人石川高等学校) 39分39秒
2位:倉谷侠俐(名古屋たちばな高校) +3秒
3位:落合 隼 +4秒

男子U15

1位:福地大和(OUTDOORLIFE Racing) 39分47秒
2位:谷 誠也(3stacks) +13秒
3位:倉谷希輝(ORCA CYCLING TEAM) +47秒

女子ジュニア

1位:今西紗楽(宇陀高校) 48分4秒
2位:岡本彩那(ブラウ・ブリッツェン) +1分21秒
3位:室谷榎音(青森商業高等学校) +7分9秒

女子U17

1位:日吉彩華(岐阜第一高等学校) 48分39秒
2位:筒井 楓(笛吹高校) +47秒
3位:石川七海(八千代松陰高校) +5分20秒

男子ジュニア

1位:平山雷斗(中部大学第一高等学校) 1時間3分59秒
2位:望月 蓮(山梨県立吉田高校) 同
3位:秋元 碧(北桑田高校) +8秒

男子マスターズ30~39

1位:古谷朋一(内房レーシングクラブ) 48分2秒
2位:末岡正充(TONY Racing) +0秒
3位:長島悠貴(NAMIBIA PROJECT Cycling Team) +11秒

男子マスターズ40~49

1位:高岡亮寛(Roppongi Express) 47分56秒
2位:工藤政幸 +6秒
3位:大島義昭8(Promotion x Athletes CYCLING) +10秒

男子マスターズ50~59

1位:西谷雅史(チームオーベスト) 42分44秒
2位:山本裕昭(BONDS静岡サイクルRT) +42秒
3位:山本 敦(SBC Vertex Racing Team) +1分47秒

男子マスターズ60+

1位:前川圭助(white jack) 46分56秒
2位:増田謙一(SHIDO-WORKS) +13秒
3位:杉山和重(なるしまフレンド) +1分24秒

男子U23

1位:林原聖真(明治大学) 1時間46分55秒
2位:渡辺悠太(チームロジャース) +5秒
3位:菅原 聡(アヴニールサイクリング山梨) +8秒

女子エリート

1位:小林あか里(弱虫ペダルサイクリングチーム) 1時間6分28秒
2位:古谷桜子(内房レーシングクラブ) +3分27秒
3位:滝川陽希(富山県自転車競技連盟) +3分30秒

女子U23

1位:石田 唯(早稲田大学) 1時間6分46秒
2位:枡田日菜果(トライアスロンクラブアルファ) +3分11秒
3位:中富千晴(横浜湘南ツーリングクラブ) +6分32秒

男子エリート

1位:吉岡直哉(さいたま佐渡サンブレイブ) 2時間9分47秒
2位:ジェシット・シエッラ(宇都宮ブリッツェン) +0秒
3位:ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン) 同

 

SHARE

PROFILE

Bicycle Club編集部

Bicycle Club編集部

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

Bicycle Club編集部の記事一覧

No more pages to load