史上最速のグラベルタイヤ「カラカルレース」と汎用性の高い「カラカル」を発表|HUTCHINSON
Bicycle Club編集部
- 2024年05月03日
ハッチンソンが市場最速のグラベルタイヤ「カラカル」グラベルシリーズを発表。アフリカ最速のネコ科動物カラカルの名を冠した、ふたつのタイヤを以下に紹介しよう。
最速のグラベルタイヤ「カラカルレース」と「カラカル」
ついに解き放たれる、限界を超えたスピードと走破性。ハッチンソンから「マッハトレッド3.0」採用のグラベルタイヤが登場! ロード用タイヤで培われたテクノロジーを惜しみなく投入した「カラカルレース」&「カラカル」だ。どちらもトレッドデザインは同じだが、ライダーがスピードを優先するか、耐パンク性能を優先するかによって構造が異なる。
最速のグラベルタイヤ「カラカルレース」
カラカルレースは、フランスでハンドメイドされ、超長距離グラベルのスペシャリストであるウルリッヒ・バルトルモエスを含む世界有数のグラベルアスリートやチームと共同で設計されたハッチンソンのプレミアムシリーズ「レーシングラボ」の1モデル。
その開発にあたり、ハッチンソンは1つの目標を掲げた。市場最速のグラベルタイヤを作り、エリートチームとアスリートの希望を達成するという目標。結果、外部機関によるテストでカラカルレースは競合他社のレース用タイヤを最大で35%上回るパフォーマンスを発揮した。この比類なきグラベル性能は、ハッチンソンの最新の高性能ロードレース用タイヤ「ブラックバード」のために開発された2つの新技術を利用することで実現した。
カラカルレースを形作る新技術
新しい「スイフトイージー」ケーシングテクノロジーを使用。トレッドの中央で重なり合う一般的なケーシングとは異なり、新しいケーシングはタイヤの外層に接着した。この方法では、中央部のケーシング層が1つ少なくなり、柔軟性と性能が大幅に向上。転がり抵抗は、ハッチンソンの同様のセミスリックグラベルタイヤより40%低減される。
さらにカラカルレースには、ハッチンソンの新しい高性能コンパウンド「マッハトレッド3.0」を採用。マッハトレッド3.0は、ハッチンソンが開発した最速のコンパウンドで、25%のリバウンド率という驚異的な性能を発揮し、より多くのエネルギーを前方への動きに変換する。そして前モデルよりも速いだけでなく、10%硬く、引き裂きに強いのも特徴。同ブランドの引裂き試験では、グリップを損なうことなく、75%の性能向上を実現した。
ハードなグラベルでのレースに向いた「突き進むタイヤ」
中央のトレッドパターンは、ドライで高速なレースでは滑らな走行を実現し、大きなサイドノブはアグレッシブで速いコーナリングを可能。耐パンク性能を下げれば転がり抵抗と柔軟性は大幅に向上するが、カラカルレースはハードなグラベルでのレースやオールロードでのライディングに最適化されている。設計思想に適合する条件下であれば、ひたすら突き進むタイヤだ。
カラカルレース
1万1000円
サイズ:700×40
カラー:タンウォール
タイヤタイプ:TLR
ケーシング:スイフトイージー
コンパウンド:マッハトレッド3.0
重量:475g
走行性能と耐久性のバランスに優れた「カラカルレース」
カラカルは、カラカルレースと同じ高速ローリングトレッドパターンを採用するが、伝統的なケーシングデザインやハードスキンをビード・トゥ・ビードに配置。ハッチンソングラベルシリーズ内のタイヤでも採用されているバイコンパウンド構造を採用することで、性能と耐久性のより汎用性の高いバランスを実現しました。結果、タイヤは信じられないほど速く転がりながらも、ビード・トゥ・ビードのプロテクションが提供する安心感が加わり、日常のライディングにより適したものになっている。
カラカル
9900円
サイズ:700×40
カラー:タンウォール、ブラック
タイヤタイプ:TLR
ケーシング:3×172tpi
コンパウンド:バイコンパウンド
重量:475g
問:ポディウム https://www.podium.co.jp/
- CATEGORY :
- BRAND :
- Bicycle Club
SHARE
PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。