パリ五輪、マウンテンバイク種目日本代表に川口うららが決定!「目標は20位圏内
Bicycle Club編集部
- 2024年06月28日
第33回オリンピック競技大会 (以降「パリ五輪」)の自転車競技、マウンテンバイク種目の日本代表に川口うらら(TEAM TATSUNO)が決定。これにともなって6月27日に東京・品川で記者会見が行われた。会見の内容を紹介する。
パリオリンピックの代表を射止めた川口うらら
6月13日、公益財団法人日本自転車競技連盟(JCF)は 、 パリ2024オリンピックマウンテンバイク種目、XCO(クロスカントリー・オリンピック)の代表を川口うららに決定したことを発表。これをうけて6月27日にメディア向け記者発表会見を開いた。
会見にはJCFハイパフォーマンスディレクターの三瓶将廣大会帯同チームリーダーと、JCFマウンテンバイクコーチの小笠原崇裕大会帯同コーチも同席した。川口のコメントをメインに紹介する。
7年間求め続けたオリンピック代表!「やっと恩返しできる」(川口うらら)
「今回初めて(五輪への)出場が決まって信じられない気持ちとうれしさがあります。ただオリンピックへの時間はあまりなく、不安な気持ちも含め、いろんな感情があります。高校2年生のときに世界選手権に出て、世界に挑戦したいオリンピックに出たいという気持ちをすごく強くもったのですけど、そこから7年間経って……。あまりうまく進めなかったり、体調を悪くして休養をとったりすることも多かったと思います。それでも、自分のなかでは高校2年のときから思い続けてきた結果として、オリンピック出場権が獲得できたんだと感じています。少し時間はかかってしまったけれど、サポートしてくれた家族やお世話になってきた人にやっと恩返しできて、ほんとうにうれしいです」
大会本番へ「ひとつでも上の順位を目指し、20位以内を目標に」
「オリンピック本番まで時間は少ないですが、自分の全力を発揮してひとつでも上の順位を狙っていきたいと思っています。世界とのフィジカルやテクニックのレベル差が大きいことはわかっていますが、それが分かっていることはオリンピックに向けてプラスだと思っています。本番までに特別なことをやるより、成功例をもとに自分のやるべきことをやる。それを目標に一か月を過ごします」
オリンピックを通して「日本の選手でも海外のコースを思いっきり走れるんだよ」というメッセージを伝えたい
「マウンテンバイクは日本だと競技人口が少なく、マイナー競技です。なので認知度を上げるには、オリンピックで活躍して『日本の選手でも海外のコースを思いっきり走れるんだよ』ってことを強くみんなに見せられたら、と思います。マウンテンバイクの一番の魅力は自然の中を走れるということ。(オリンピック出場は)その魅力をみんなに知ってもらえる機会。そうした点もふまえて頑張っていきたいです」
ロス五輪に向けた足がかりにしてほしい(小笠原崇裕コーチ)
(小笠原コーチより)「これまでの日本の女子マウンテンバイクの最高順位が20位。川口選手本人もそれを目標にしています。そして次のロス五輪に向けて、いい足掛かりにしてもらいたいなと思っています」
川口うらら プロフィール
川口 うらら (かわぐち うらら)
2000年12月5日生まれ
兵庫県出身 TEAM TATSUNO所属
主な戦歴:2023年 全日本選手権-XCC-Women Elite 優勝、全日本選手権-XCO-Women Elite 準優勝
問:公益財団法人日本自転車競技連盟 https://jcf.or.jp/
- BRAND :
- Bicycle Club
- CREDIT :
- PHOTO:公益財団法人日本自転車競技連盟/バイシクルクラブ
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PROFILE
Bicycle Club編集部
ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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