紀勢本線でのサイクルトレイン実証実験が拡大 定期列車でもそのまま持ち込み可能に
Bicycle Club編集部
- 2024年09月06日
区間と対象列車が拡大!
東海旅客鉄道株式会社(JR東海)は、紀勢本線における自転車を解体せずに列車にそのまま持ち込める「サイクルトレイン」の実証実験を拡大実施することを発表した。これまでの検証結果を踏まえ、実施期間は2024年10月5日(土)から2025年2月24日(月・祝)までの土休日など計52日間で、紀伊長島駅から新宮駅の区間で実施される。
今回の実証実験では、以前の熊野市~新宮駅間に加え、さらに北側の紀伊長島駅まで区間が拡大。紀勢本線の定期普通列車全列車(臨時列車と特急「南紀」号を除く)が対象となる。これにより、より多くの人がサイクルトレインを利用し、手軽にサイクリングを楽しむことができるようになった。
事前予約不要!追加料金もなし!
サイクルトレインの利用は、事前予約や追加料金は一切不要だ。通常の運賃のみで、自転車を持ち込んで列車に乗車できる。ただし、車内には専用のラックやスペースがないため、他の乗客と座席を共用することになる。また車内の混雑状況によっては、自転車の持ち込みが制限されることがあるため注意が必要だ。
実施概要
- 実施日:2024年10月5日(土)~2025年2月24日(月・祝)の土休日など、計52日間
- 区間:紀勢本線 紀伊長島駅~新宮駅
- 対象列車:定期普通列車(臨時列車、特急「南紀」号は対象外)
- 予約不要・追加料金不要:自転車の持ち込みには事前予約や追加料金は不要。ただし、乗車券は別途必要。
利用時の注意事項とガイドライン
安全かつ円滑な運行のため、サイクルトレインを利用する際には、いくつかの重要な注意事項が設けられている。
- 安全の自己管理
お客様自身および周囲の安全管理は利用者の責任で行うことが求められる。また、混雑時の持ち込みが制限される場合があるため、少人数での利用が推奨されている。 - 軽量自転車の推奨
紀勢本線には、ホームと列車との段差が大きい駅があるため、重量のある電動アシスト自転車等の持ち込みは避け、軽量な自転車の利用が望ましい。固定具(ゴムバンド等)の持参も必須で、これがない場合は乗車が断られることがある。 - 乗車時の位置
紀伊長島駅、尾鷲駅、熊野市駅、新宮駅では前寄りの車両からの乗車が推奨され、その他の駅ではワンマン表示のある場所で待つ必要がある。 - 小学生以下の利用
小学生以下の子どもも利用可能だが、必ず保護者が同伴し、子どもの安全と自転車の管理を行うことが求められる。 - 駅構内での自転車の移動
駅構内や車内での自転車の移動時には、他の乗客と十分な距離を保ち、跨線橋や階段のある駅では、自転車の持ち運びに注意する必要がある。また、駅構内やホーム、列車内では自転車に乗ることは厳禁だ。 - 固定具による自転車の安全確保
列車の揺れや急停車に備え、自転車が転倒しないように固定具でしっかりと固定する必要がある。固定具がない場合、乗車が断られる可能性があるため、必ず持参することが求められる。 - 代行輸送の対応
事故や災害等で列車の運行ができない場合、バスやタクシーでの代行輸送が行われるが、その際は自転車の持ち込みはできないため注意が必要だ。
実験期間中の変更の可能性も
実験期間中は、状況に応じて実施日や区間が変更される可能性がある。最新の情報は、実施区間の駅に掲示されるポスターで確認しよう。
問:JR東海
https://jr-central.co.jp/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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