
JR東海が紀勢本線でサイクルトレイン、3月15日から7月21日まで新たに運行

Bicycle Club編集部
- 2025年02月14日
JR紀勢本線のサイクルトレインの運行が7月21日(月・祝)まで延長されることとなった。運行するのは土休日、紀伊長島駅~新宮駅間で、上下線全ての定期普通列車がサイクルトレインの社会実験される。自転車を解体せずに列車にそのまま持ち込める「サイクルトレイン」を利用すれば、サイクリングのエリアも広がる。この機会にぜひ三重県南部・東紀州エリアを訪れるチャンスだ。
三重~和歌山、紀伊半島を楽しもう
JR東海では2024年10月5日から2025年2月24日までの土休日など計52日間、社会実験としてのサイクルトレインを運行してきたが、今回、新たに3月15日から7月21日(月・祝)までの期間を社会実験として実施する。これまでと同じ運行で、紀勢本線の定期普通列車全列車が対象となっている。事前予約不要で追加料金もないので、気軽に利用できる。
新宮駅では通年サイクルトレインを実施している「きのくに線」(和歌山~新宮間)へ乗り継ぐことができるので、自転車と鉄道で紀伊半島のサイクリングを楽しもう。
紀勢本線での定期列車によるサイクルトレイン運行の実証実験
実施概要
- 実施日:2025年3月15日(土)~2025年7月21日(月・祝)の土休日
- 区間:紀勢本線 紀伊長島駅~新宮駅
- 対象列車:定期普通列車(臨時列車、特急「南紀」号は対象外)
- 予約不要・追加料金不要:自転車の持ち込みには事前予約や追加料金は不要。ただし、乗車券は別途必要。
利用時の注意事項とガイドライン
安全かつ円滑な運行のため、サイクルトレインを利用する際には、いくつかの重要な注意事項が設けられている。
- 安全の自己管理
お客様自身および周囲の安全管理は利用者の責任で行うことが求められる。また、混雑時の持ち込みが制限される場合があるため、少人数での利用が推奨されている。 - 軽量自転車の推奨
紀勢本線には、ホームと列車との段差が大きい駅があるため、重量のある電動アシスト自転車等の持ち込みは避け、軽量な自転車の利用が望ましい。固定具(ゴムバンド等)の持参も必須で、これがない場合は乗車が断られることがある。 - 乗車時の位置
紀伊長島駅、尾鷲駅、熊野市駅、新宮駅では前寄りの車両からの乗車が推奨され、その他の駅ではワンマン表示のある場所で待つ必要がある。 - 小学生以下の利用
小学生以下の子どもも利用可能だが、必ず保護者が同伴し、子どもの安全と自転車の管理を行うことが求められる。 - 駅構内での自転車の移動
駅構内や車内での自転車の移動時には、他の乗客と十分な距離を保ち、跨線橋や階段のある駅では、自転車の持ち運びに注意する必要がある。また、駅構内やホーム、列車内では自転車に乗ることは厳禁だ。 - 固定具による自転車の安全確保
列車の揺れや急停車に備え、自転車が転倒しないように固定具でしっかりと固定する必要がある。固定具がない場合、乗車が断られる可能性があるため、必ず持参することが求められる。 - 代行輸送の対応
事故や災害等で列車の運行ができない場合、バスやタクシーでの代行輸送が行われるが、その際は自転車の持ち込みはできないため注意が必要だ。
実験期間中の変更の可能性も
実験期間中は、状況に応じて実施日や区間が変更される可能性がある。最新の情報は、実施区間の駅に掲示されるポスターで確認しよう。
問:JR東海
https://jr-central.co.jp/
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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。
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