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まんが家が行く、笠間・栗グルメサイクリング|夏福ゆるポタコミックエッセイ vol.11

関東の北側に位置する茨城県は、道の凍結やからっ風には注意が必要ではあるものの、北部の山間部以外はほぼ雪が積もることがないので冬の間もサイクリングを楽しむことができます。

暑さにはめっぽう弱い私ですが、寒さなら多少の我慢はきくのでお布団峠さえ越えられれば冬の間も走りに出かけています。

冬サイクリングの防寒について

ちなみに冬の服装はというと、vol.9で書いた

  • ・速乾インナー
  • ・普通のスポーツ用ジャージ
  • ・夏冬同じ激安レーパン
  • ・ハーフパンツ
  • ・多機能ベスト

が基本で、それにプラス、状況によって着脱しやすいネック&レッグウォーマーや薄手の腹巻き、コンパクトにたためる薄手のダウンジャケットなどを着用。

多機能ベストの上からダウンジャケットを着るので、寒さですぐ電源が落ちてしまうスマホを胸ポケットで温めながら走る事になり一石二鳥(?)。そもそもごつい体に重ね着&ダウンジャケット(黒)のシルエットはまるで黒いミ○ュランマン。スポーティーさのカケラもない姿になります。

冬装備といえば今年、ひとつ追加したアイテムがあるんですよ。

サイクリングにハマり、冬の間も走りたい!とロードバイクを納車した年に真冬用のグローブ(-10℃対応)を購入していたんですが、つけた時のモコモコ感がなんだか嫌で結局一度も使用したことがなく、真冬の間も秋冬用の薄手のグローブを着用していました。

走るのが遅い私は遠くに行こうと思うと、その分早く家を出る必要があるため早朝出発になるのですが、日が昇っていない時間の寒さは昼間の比ではありません。走っていると肌の表面がバリバリとした感覚になるのでたぶんうっすら凍っていると思います。

そんな-5℃の極寒の中、薄手のグローブで走るのは流石に辛すぎるとようやく感じ「そういえば真冬用グローブがあったな…」と9年越しにクローゼットから引っ張り出して使ってみたところ、温かくてとても快適。モコモコが気になりはするものの、指がかじかまずにスムーズに動くので安全です。気づくのが遅すぎる。

少々嵩張りますが、薄手のグローブも持って行き昼間は付け替えることにしました。

いざ、笠間へ!JR水戸線の笠間駅からスタート!

その冬装備でやって来たのは茨城県笠間市。JR水戸線の笠間駅からスタートです。笠間市といえばパワースポットとしても有名な笠間稲荷神社ですが、駅も神社をモチーフにしたデザインになっていますよ。

まずはその笠間稲荷神社へと向かいます。

赤い大鳥居の先へと自転車を押して進むと、楼門前の狛狐の目の前にサイクルラックがありました。設置されているのだから使用していいのだろうけど、ちょっとドキドキしながら掛けさせていただきました。

最近はサイクルラックが設置されている神社が増えて嬉しいですね。

「笠間稲荷神社」は日本三大稲荷のひとつであり、五穀豊穣、商売繁盛、金運のご利益があるとされています。

週末ともなると観光客で賑わう境内ですが、午前8時過ぎだったのでまだ人もまばらでゆったり散策することができました。御神木は胡桃の木で、その昔この辺り一帯は胡桃の木が生い茂り、その胡桃の林の中に稲荷神社が祀られていたそうで「胡桃下稲荷」とも呼ばれています。

日中は神社と同じく賑わう門前通りもまだ開店前のお店が多く静か。

門前通りから少し離れた通りにある「はたおか製菓」。こちらは8時の開店なので、朝の早いサイクリストには嬉しいですね。道中のおやつとして栗のお菓子を購入しました。

笠間は全国1位の栗の産地でもあり、周りきれないほどあちこちのお店で栗グルメが販売されていて栗の時期には限定品も販売されますが、あえて時期を外した方が観光もしやすいので人混み嫌いの私には時期外れの方がいいのです。最中(もなか)は香ばしく、どら焼きと栗饅頭は栗がゴロッと入っていて贅沢なお味でした。

市街地を抜けて北上します。笠間市は駅周辺の市街地から少し離れると、のどかな風景やちょっとした山が広がり気持ちよくサイクリングができますよ。

6kmほど走って到着したのは「旧笠間市立東中学校」。地域課題解決のため役目を終えた校舎を複合施設として活用、校舎の中には近隣の栗農家の栗を加工する工場や、そこで加工された栗を使用した栗スイーツを味わえる「kasamarron cafe」も併設されています。

店内からは自然に囲まれた校庭が一望できます。

野球の練習風景を眺めながらいただいたのは「熟成プレミアムモンブラン」。笠間産の和栗を収穫後一定期間0℃前後で冷蔵熟成し、甘みを最大限に引き出した砂糖不使用の栗ペーストを使用しているんだそう。栗の甘さと香りを味わえる栗ペーストの中にはクリームやスポンジ、サクサクのメレンゲ、大きな栗が一粒入っていてボリューム満点なのにしつこくないのでペロリといただけちゃいます。窓からサイクルラックが見えるので、ゆっくり味わうことができました。

カフェを後にして向かったのは飯田ダム。ダムの周囲をぐるっと回ることができますよ。こういう道大好きです。

ダムを一周したら南下し、小高い山を超えます。途中、北山公園で休憩。遊歩道などがあってのんびりお散歩するのによさそうですよ。

「道の駅かさま」に到着。あちこちに栗モチーフのものがあります。なんとなく建物自体も栗に見えて来ますね。直売所にはたくさんの栗商品が販売されていて、秋にはツヤツヤとした大きな生の栗も販売されていますよ。

さて、これはなんでしょう。山盛りのラーメン?

いいえモンブランです。「活龍」道の駅かさま限定、約7個分の栗を絞ったモンブラン担々麺なんです。普段は担々麺を食べることはあまりないのですが、誘惑に負けて頼んでしまいました。「純モンブラン贅沢タンタン麺」。

まずは栗ペーストだけを食べてみると甘くなく栗の味が濃くて美味しい。その後は少しずつスープに溶かしながら食べ進めたのですが、濃厚なスープがさらに重くなり麺に絡みまくります。かなりもったりするので肉味噌やザーサイの塩味で味を調整しながらいただきました。

笠間焼きのカプセルトイを発見。

笠間は笠間焼きでも有名なんですが、自転車だとなかなか買って帰ることが難しいですよね。でも手のひらサイズのものなら大丈夫。かわいいフクロウの置物が出ましたよ。笠間焼きのカプセルトイは6台設置されており、焼き物作家さんごとにわかれているようです。

道の駅からゴールの笠間駅へと向かう途中、カフェや笠間焼きのショップなどが並ぶギャラリーロードを通り、ショップも覗いてかわいいお皿を購入したくなったのですが、サコッシュと薄手の折りたためるリュックしか持ってきておらず、どう考えても割らずに持って帰れる気がしなかったので諦めました。硬くしっかりとしたリュックと梱包材があれば持って帰れるかな…。

今回のルートは約30km。途中10%ほどの坂はありますが電動アシスト自転車であれば余裕の距離と勾配なので、レンタサイクルでのサイクリングもオススメです。

 

▼いままでの連載はこちらから▼

夏福のゆるポタコミックエッセイ

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ロードバイクからMTB、Eバイク、レースやツーリング、ヴィンテージまで楽しむ自転車専門メディア。ビギナーからベテランまで納得のサイクルライフをお届けします。

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