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【CITROËN BERLINGO LONG】人気ビストロ『uguisu』『organ』の紺野真シェフと行く、益子・笠間ショートトリップ

エスプリを感じる、ものづくりの町を訪ねて

レストランとは、ただ美味しいものを提供する場ではない。食材やワイン、うつわ、空間を彩るインテリアや音楽……、その一つひとつの作り手とその想いを紡ぐのがシェフの仕事であり、良店といわれる所以となる。三軒茶屋のワインビストロ『uguisu』と西荻窪『organ』は、まさにこの点において秀でた店。オーナーシェフの紺野真さんは、食はもちろん音楽やアートにも通じた文化的趣味人。店づくりの細部にまで生かされる豊かな感性は、休日の過ごし方から得るものも大きいという。この日は、自身でもコレクションするほど愛してやまないうつわを求めて、妻・順子さんと共にドライブへ出掛ける。旅の足となるのは、フランス車の旗手・シトロエンから登場したニューモデル・ベルランゴロングだ。

CITROËN BERLINGOLONGについて

旅のお目当ては、感性を揺さぶるうつわとの出合い

目指すは関東屈指といわれるうつわの街、栃木県の益子~笠間エリア。都内から高速道路で約120km、安全な走行をサポートしてくれるのが、先進の運転支援機能。設定速度での定速走行を可能にしつつ、上部に搭載されたCCDカメラが前方車両との距離を検知して適切な車間距離や速度を維持。レーンのはみ出しやふらつき、速度制限の道路標識もアラートし、渋滞区間のストレスも軽減してくれる。

高速を降りるとそこに広がるのは、遠くに山々を望む田園風景。「僕の知るディーゼルにはなかった、軽快な走りがいいですね。運転席の座席位置も高く、大きなフロントガラスは視界が開けていて見やすい」と紺野さん。寄り道した農道などの走行にも、安心感があるという。

今回試乗したのは、「BERILINGO LONG SHINE」。ボディカラーはガンメタリックのような色味のグリプラチナム。全長4,770mmがもたらすロングホイールベースで、安定した走りと7人乗り3列シートの広い室内空間を実現した。
センターコンソールに配された8インチのタッチパネルは、スマートフォンのUSB接続が可能。ナビゲーションやオーディオ、ハンズフリー通話やメッセージの送受信を、指先一つで手軽に操作できる。
クッション材をふんだんに使用した三座独立シートを採用し、座り心地も抜群。スタイリッシュなトリムデザインに、フランスのエスプリを感じる。

温故知新のニッポンの手仕事を伝える店へ

夫妻がまず立ち寄ったのは、インテリアのセレクトショップ『pejite 益子』。築80年になる米の貯蔵蔵を再利用した店の外壁を覆う蔦は、春は新緑、秋には数日だけ紅葉も楽しめるという。古くは明治から昭和初期に作られた趣深い日本のアンティーク品の中には、古い燭台を使った照明などのオリジナル商品もあり、紺野さんは以前この店で購入した、スタンドライトやシェルフを愛用しているという。地元の益子や笠間を拠点にする作家のうつわも多く取り揃え、紺野さん夫妻は一点一点吟味するように手に取る。「うつわを選ぶ時は、あまり用途などは考えず、作品性やフィーリングを大事にしています。家に帰ってじっくり器を眺めながら、どんな料理を盛り付けるか想像を巡らせるのも楽しみの一つです」。この日、二人が選んだのは、かつて益子を拠点としていた、世界的人気の陶芸家・二階堂明弘さんの白い平皿。紺野さんのうつわコレクションは、日本の作家ものから国内外のアンティークまで多岐にわたるが、店で使用しているものはそのほんの一部。この皿も、まずは自宅で特別な日に使いたいという。

縦列や並列駐車の出入りでは、ステアリング操作を自動で行うパークアシストを装備。後部座席のリアドアはスライド式で開口部が広く、狭い駐車スペースでも乗り降りしやすい
それぞれの時間や考え方を大事にする紺野夫妻だが、うつわやインテリアなど共通の趣味はとことん楽しむのが二人のスタイル。うつわ選びにも会話が弾む。
天井が高く広々とした店内には、家具やうつわ、洋服など、日本の手仕事を感じさせる、センス良いアイテムが陳列される。

『starnet』でいただく“丁寧な”ごはん

昼時になり食事に訪れた『starnet』は、1998年のオープン以来、地産地消の暮らしを提案し続ける一軒。かつて都内でブランドのプロデュースやギャラリーを手掛けていた故・馬場浩史さんはこの土地に惹かれ、自身の移住を機にこの店を構えた。カフェの料理には店から半径40km圏内で作られるオーガニックな食材を使用し、ギャラリーでは地元の若手作家を支援するなど、その先駆け的な取り組みの数々は、多くの人々に影響を与えてきた。「馬場さんの物づくりや店づくりのスタンスや生き方に、いまも尊敬を抱いています」。ただ、空腹を満たすだけでない、食の本当の価値やレストランのあり方に立ち返る。この店に流れるゆったりとした時間と癒しの空間に、原点回帰する二人だった。

普段から趣味で老舗のカフェ巡りをしている紺野さん。『starnet』には以前から度々足を運び、刺激を受けてきたという。
紺野さんが食べたのは、真岡市にある『豆腐工房 豆三』が手作りする、トロトロのすくい豆腐と香ばしく焼いた油揚げを使用した「おぼろ豆腐丼(1,300円)」。
順子さんは「平飼い鶏のそぼろ親子丼(1,300円)」をオーダー。創業当初の人気メニューを復刻させた一品。店の器や調度品も、地元作家の作品を使用している。

 

シトロエンのエンブレム「ダブルシェブロン」と、丸みを持たせたアッパーグリルを融合させたスマートなデザインのフロントフェイス。グレードごとに異なるカラーを配した、フロントフォグランプベゼルとエアバンプがアクセントに。

店の料理を輝かせてくれる盟友との再会へ

続いて紺野さんが車を走らせて向かったのは、隣町の笠間市にある陶芸家・船串篤司さんのアトリエ兼自宅。店で船串さんのうつわを使い始めて以来、10数年の付き合いで、いまや良き友人でもある二人。到着するやいなや、最近凝っているというヴィンテージランタン収集の話に花が咲く。「船串さんのうつわは陶器なのに大理石のように表面が滑らかで、ひんやりとした印象がとても格好いい。以前、僕のリクエストで作ってもらったうつわも、いまでは僕の料理には欠かせない存在になっています」。フォークやナイフ、スプーンのいずれも使い勝手が良い、絶妙な深さを持たせたそのうつわ。「最近では通称“organ皿”と呼ばれていて、他のシェフからもオーダーを受けるほど人気があります」と船串さん。ものづくりに対して同じ志を持つ料理人とうつわ作家は、お互いが共鳴し合い、新たなクリエイティブへの刺激となっているのだ。

2009年に独立し、笠間市で作陶を続ける船串篤司さん。かつて借りていた工房からほど近い山間の自然豊かな地に、2022年新たなアトリエを構えた
ここ笠間市にはものづくりに対して自由な風土があり、作家同士の交流も多いという船串さん。紺野さんもその縁をきっかけに、いまでは多くの作家との交友が生まれた。
シンプルながら独自のフォルムを持ち、白釉、鉄釉、銀彩、貫入などを用いて豊かな表情を生み出す船串さんのうつわは、料理を盛って完成する器として多くのプロに愛されている。
左上から時計回りに、平皿黒24cm、オルガン皿白、オルガンプレート黒2種、中鉢は各直径21cm。うつわの購入はSNSの個展情報などをチェック。

ものづくりの町は、食材の宝庫でもある!

さまざまなゆかりの人や店を巡り、帰りがけに立ち寄ったのは『道の駅 ましこ』。益子町産のとれ立て農産物や手作りの品が並ぶ中で、二人がその香りに惹かれてまず手に取ったのは、この時期旬を迎える特産品のイチゴ。そして、紺野さんが最も注目したのは、地元の若手農家による「西洋野菜研究会」が作った、マイクロトマトやタルティーボといったレストラン仕様の野菜のクオリティーだ。「普段から新鮮な野菜を扱っていますが、この採れたての鮮度やでき栄え、価格の手頃さには驚かされます」。そう言って、野菜やたまご、乾物から植木まで、見る見るうちに買い物かごは一杯に。

特産品として有名な「とちおとめ」も、そのサイズや形は生産者ごとに個性も豊か。紺野さんは入荷直前まで完熟させているという、都内では出合えない逸品をゲット。順子さんはスタッフへのお土産として、道の駅のオリジナル商品「とろたまぷりん」を大量購入した。
道の駅の施設内にはジュースの加工場も併設し、地元農家と共に山ぶどうやブルーベリー、リンゴやトマトなどのオリジナルジュースも製造・販売している。
農産物やピクルスやジャムなどの加工品、職人の手仕事が感じられる工芸品なども揃う物販スペースの奥には、益子の長閑な景色を望むカフェテリアを完備。新鮮なイチゴやたまごを生かしたスイーツや、根菜をふんだんに使用したキーマカレーなどがいただける。
益子の食材の豊かさに、思いがけずあれこれと購入。どんな料理にするのか夫妻で話しながらたくさんの荷物を積み込んでいくが、スペースはそれでも余裕。

旅の可能性を広げてくれる、ラゲージの収納力

店の仕入れも兼ねて大量に買い込んだ食材も、ベルランゴなら楽々収納できる。後部座席は2列目が折りたためるだけでなく、3列目は取り外しも可能。さらに、サンバイザー上部やラゲージスペースの側面など、多彩かつ大容量のストレージを備え、車内の快適性を高めている。「僕らはよくキャンプにも出かけるので、この収納力はとても魅力的ですね。キャンプ道具を積んだ上に、この広さがあれば二人で車中泊もできてしまう。運転性能や乗り心地も快適だし、ロングドライブに向いているので、これ一台で旅のプランや楽しみ方が広がりそうです」

3列目シートを折りたたむと、フロア長約2,200mm、最大容量約2,693ℓのフラットスペースが生まれる。また、助手席を倒せば約3050mmの長い荷物にも対応可能で、あらゆる空間アレンジを楽しめる。
大きな開口部と室内高もゆったりと確保したラゲージルームは、荷物の大きさに合わせて座席レイアウトも変更可能。さらに、狭い駐車場などでテールゲートを開けずに荷物の出し入れができる、リアオープニングガラスハッチも非常に便利だ。
天井スペース以外にも、インパネ上部やセンターコンソール、ドア下部、グローブボックスなど、至るとことにストレージが設けられている。書類やペットボトル、サングラスなどの頻繁に使用する小物もすっきり収納し、快適な空間を保つことができる

 

料理人という仕事において、人やモノとの出合いが与えてくれる刺激は、明日のクリエイティビティへと昇華する。そんなインプットを求める旅を豊かにしてくれる、最高のパートナーこそがこのベルランゴロングである。

 

CITROËN BERLINGOLONGについて

 

(SHOP DATA)

pejite
栃木県益子町益子973-6
電話/0285-81-5494 営業時間/11:00~18:00 定休日/木曜
http://www.pejite-mashiko.com/

starnet
栃木県芳賀郡益子町益子3278-1
電話/0285-72-9661 営業時間/11:00〜17:00(LO 16:30) 定休日/木曜
https://www.starnet-bkds.com/

道の駅 ましこ
栃木県芳賀郡益子町長堤2271
電話/0285-72-5530 営業時間/9:00〜18:00 定休日/毎月第2火曜
http://m-mashiko.com/

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PROFILE

島貫 朗生

島貫 朗生

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