レッスンにも役立つ!初心者のためのゴルフ用語集
EVEN 編集部
- 2019年05月05日
ゴルフ雑誌はもちろん、ラウンドでも頻出するゴルフの専門用語。自分のスイングを把握し、研究していく上でも、技術に関連した言葉とその意味を知っておくことはとても大切なことだ。覚えておけばレッスンを受ける際にも役に立つこと間違いなし!
INDEX
ア行
アウトサイドイン
スイングした時のクラブの軌道を説明する言葉。クラブヘッドが中心線の外側から下りてきて、内側に振られること。
あおり打ち
ボールの下方から打ち上げようとする打ち方。アッパーブローとは違って、良い意味では使われない。
足
ボールの転がりのこと。「足がある」というとボールがよく転がること。「足を使う」というと転がりの多いボールを打つことを意味する。ランも同じ意味。
アッパーブロー
フェースが上向きにボールに当たること。ドライバーショットでは、クラブが上昇軌道に入ってからボールをとらえると飛距離が出るとされる。
アップライト
スイングプレーンが、地面に対して垂直に近くなるスイング。タテ振り。また、ヘッドに対してシャフトが起きた状態のことをアップライト・ラインという。
アドレス
ボールを打つ前に構えること。スタンスの位置を決め、クラブをソールした時に、アドレスしたとみなされる。
アライメント
目線に対してまっすぐ構えるために、体のラインとターゲットラインを平行にすること。
アーリーコック
コックとは、バックスイングする時に左の手首を親指側に折ること。そのタイミングがテイクバック始動後すぐに行われることをアーリーコックという。
イップス
緊張過剰など、精神的な原因で体が思った通りに動かないこと。特にパッティングでこの症状になる人が多い。
インサイドアウト
ダウンスイングでクラブが中心線の内側から下りてきて、フォロースルーで外側に抜けること。
インターロッキンググリップ
グリップの一種で、右手の小指を左手の人さし指と中指の間に入れる握り方。左右の手が一体となる。
インテンショナル
意図的にボールを曲げて打つこと。左に曲げればインテンショナルフック、右に曲げればインテンショナルスライス。
インパクト
クラブのヘッドがボールに当たる瞬間のこと。
インパクトゾーン
インパクトを点ではなく、その前後の直線的なイメージでとらえること。インパクトゾーンが長くなれば、力が効果的に伝わり、大きな飛びにつながる。
ウィークグリップ
左手の甲が目標方向を向くように握ったグリップ。左手のナックルが一つぐらいしか見えない握り方。
ウェイトシフト
アドレスの際には、ほぼ左右均等に体重がかかっているが、バックスイングでは右足に、ダウンスイングでは左足に体重がかかる。この体重移動のことをいう。
打ち出し角
クラブがボールにインパクトした時に、ボールを打ち出す角度。ヘッドスピード、スイング軌道、ロフト角など、さまざまな要素が関連する。
エアショット
空を切るショット。すなわり空振りのこと。
エクスプロージョン
バンカーでボールを直接打たず、砂の爆発を利用してボールを脱出させること。
オーバースイング
スイングのトップの位置で、必要以上にクラブを振り上げること。ミスショットを招く大きな要因の一つ。
オーバーラッピンググリップ
右手の小指を左手の人さし指の上に重ねて握るグリップのこと。最も一般的な握り方。
オープン
開くという意味。フェース、スタンス(体の向き)の開いた状態のことなど、ゴルフでは広く用いられる。また、大会名にこの言葉が用いられる場合があるが、これはプロ、アマチュアともに出場できる開かれた大会のこと。
オープンスタンス
飛球線と平行に立って、右利きの場合だと、右足が前に出るスタンスのこと。
オンプレーン
後方から見て、アドレス時のシャフトのライン(シャフトプレ—ン)とボールから首の付け根までを結んだライン(スイングプレーン)との間にできる三角形の中からクラブがはみ出ずに振れている軌道のこと。オンプレーンスイングという使われ方がある。
カ行
カットショット
カット打ちもいう。スライスボールを打つためのショット。ボールに対してアウトサイドインの軌道でボールを切るように打つ。
キャリー
運ぶという意味で、打ったボールが空中を飛んでいる状態を指す。
逆オーバーラッピング
左手の人さし指を右手の小指の上にのせる。パターの握り方の一つ。
切り返し
トップ(バックスイング)からダウンスイング(フォワードスイング)に移る動きのこと。
クォータースイング
飛距離をコントロールするためのスイング。フルショットの3/4 の高さになる肩の位置ぐらいまで振り上げるショット。正式にはスリークォータースイングという。
クリーンショット
芝や土をとらずに、ボールだけを直接打つショット。
グリップエンド
クラブの手で握る部分(グリップ)の末端のこと。
クローグリップ
右手はペンを持つように握り、左手の下にくるパットのグリップ。ボールを目標に向かって、まっすぐに出しやすいのが大きな特徴。
クロス
トップでの手とクラブの在り方を指す言葉。一般的にトップでシャフトは目標方向を向くのが正しいとされているが、そのシャフトが目標方向の右を指すことをクロスという。
クローズ
閉じるという意味。フェース、スタンス(体の向き)の閉じた状態のことなど、ゴルフでは広く用いられる。
クローズドスタンス
飛球線と平行に立って、右利きの場合だと、左足が前に出るスタンスのこと。
クロスハンド
クロスハンドグリップともいう。右利きの場合、左手を下にして右手を上(グリップエンドに近く)にして握る。パターの握り方の一つ。
コック
バックスイングで手首を折り曲げること。コックを上手く使うことで、ヘッドスピードが上がり、パワーが増す。コックを使わないことをノーコック、リリースすることをアンコックという。
コントロールショット
ボールを狙った所に打つこと。フルショットに対して、飛距離よりも方向性を重視している。
コンパクトスイング
最小限のスイング。バックスイングで大きく振りかぶるのではなく、トップの位置を低く抑えるという、一つの方法論。
サ行
サイドサドル
往年の名選手であるサム・スニードのパットのスタイルをこう呼ぶ。体をカップの方向に向け、パターを体の右側に構える。自転車の横乗りのような形でパットする姿。
サイドスピン
ボールに与えられる、横方向の回転のこと。右方向の回転ならスライスになり、左方向の回転ならフックになる。
ざっくり
アプローチショットなどで、ボールの手前を叩いてしまうミスショットの一つ。
軸
正しくスイングするために、回転軸がズレないようにしなければならない。背中から尾てい骨を結ぶ線を軸と捉え、左右にズレないよう意識することが重要。
シャットフェース
クラブのフェースが左に向いている状態。フェースが閉じるという場合もある。
シャフトプレーン
後方から見て、アドレス時のシャフトのラインをシャフトプレーンと呼ぶ。
シャロー
直訳すると浅いという意味だが、ボールに対するヘッドの入射角が緩やかなときに用いられる。シャローなスイング、といった使われ方が多い。
シャンク
クラブのヘッドとシャフトの接続部分でボールを打ってしまい右に飛び出すこと。
ショートサム
左手の親指を縮めて握ること。
シングルハンディ
ハンディキャップが1 ケタの人を指す。アマチュアゴルファーの目標の一つである。
スインガー
力に頼らないで、スイングでタイミングを取りながら、体の回転を上手く使ってボールを飛ばす人。
スティープ
直訳すると急勾配、険しいという意味だが、ボールに対するヘッドの入射角が鋭角なときに用いられる。スティープに打つ、といった使われ方などがある。
スイングアーク
アドレスからフィニッシュまで、クラブが描く円弧のこと。
スイングプレーン
アドレス後方から見て、ボールから首の付け根を通る線とその延長線をスイングプレーンという。
スウェー
スイング中に体が左右に流れてしまうこと。軸がズレてしまうので、ミスショットになりやすい。
すくい打ち
ボールを上げようとして、クラブヘッドを下から上にすくう打ち方。この打ち方ではボールは上がらない。
スクエア
クラブフェースが飛球線に対して直角になること。目標に対して正しく構える際の表現でも使われる。
スタンス
アドレスした時の足の位置。ドライバーからアイアン、ウェッジと短いものに移行するほど、スタンス幅は狭くなっていく。
ストローク
ボールを打つ動作、または打数のこと。
ストロンググリップ
左手を被せるような形のグリップの握り方。アドレス時に左手のナックルが二つ以上見えるのが特徴。フック系のボールが出やすい。
スパット
アドレスの時に目印となるもの。ボールの先にある落葉やディボットなど。
スピン
回転という意味。打たれたボールには縦方向、横方向ともに回転力がかけられる。
スプリットハンド
左右の手を離して握る方法。パットなどでよく見かけるグリップの仕方。
スライス
右に曲がりながら飛ぶボール。本来はアウトサイドイン(カット)の軌道でクラブが入り、かつフェースが開いていることで左に飛び出して右に曲がるボールのことを指すが、今では右方向に飛んでいく球筋一般を指す。
セットアップ
正しく構え、スイングが始められる状態。
ソール
クラブヘッドの底の部分。クラブを地面に付けることを、ソールする、という。
タ行
ターゲットライン
ボールと目標を結んだ線のこと。
ダウンスイング
スイングでトップの状態からクラブを振り下ろす動作。
ダウンブロー
クラブが上から下に下降している段階でボールにインパクトすること。アイアンをダウンブローで打つと、ターフがきれいに取れる。
ダフる
ショットした時にクラブがボールの手前をたたいてしまうこと。飛距離は出ない。
だるま落とし
クラブヘッドがボールの下を通過してしまって、ボールが高く上がるショット。ラフでボールが浮いている状況で起こる。
チーピン
急角度でフックするショット。麻雀のチーピンの形に似ていることに由来している。
チョロ
まともにボールを打てずに、ほんの少しだけ転がるミス。ドライバーはもちろん、アイアンやウェッジのショットでも起こりうるもの。
つかまり
ボールがフェース面に長く、くっついている状態。つかまりが悪いと擦るような当たり方となってしまうためスライスになる。
ティアップ
ティペッグの上にボールを乗せること。
テイクバック
クラブを後方に引く動作。
手打ち
スイングする際、体重移動ができていなくて、手だけで打ってしまう状態。体のパワーを生かしきれていない分、飛距離は出なくなってしまう。
テンフィンガーグリップ
10 本の指すべてを使って握ること。右手の小指を左手にかけるオーバーラッピンググリップなどに対していわれるもの。ベースボールグリップとも呼ばれる。
てんぷら
ドライバーショットでヘッド上部にボールが当たってしまい、高くボールが上がりすぎること。飛距離は出ない。天ぷらを“揚げる”ことから由来するゴルフスラング。
トップ
ボールの上部をたたいてしまうミスショット。
ドローボール
最初はまっすぐ(またはやや右へ)飛び出し、落下する時にわずかに左に切れるボールのことをいう。
ナ行
ニーアクション
スイング中のヒザの動き。バックスイング時の左ヒザ、フォワードスイング時の右ヒザが内側に入る動きのこと。
ノーコック
バックスイングで手首のコックを使わない打ち方。ボールの方向性は良くなるが、その分飛距離は落ちる。
ノックダウンショット
低い弾道のショット。風が強い時など、打球を低く抑えたい時の打ち方。
ハ行
バックスピン
ボールにかかる後ろ向きの回転。ボールが空中で浮き上がるのも、グリーンに落ちたボールがすぐに止まったり、戻ってきたりするのも、このバックスピンの回転運動によるもの。
ハーフウェイバック
アドレスからトップに至る過程の中間となるポジション。バックスイングでクラブと地面が平行になったポジション。
ハーフウェイダウン
トップからインパクトに至る過程の中間となるポジション。腕が地面と平行になったポジション。
ハーフショット
フルスイングの半分の力で打つショット。
ハーフスイング
フルスイングの半分の振り幅で振ること。腰から腰までの振り幅。
ハーフトップ
少しトップしてしまう、またはさせること。
パームグリップ
フィンガーグリップとの対比で、指ではなく手のひらで握ること。
払い打ち
クラブを掃くように水平に振ること。
パンチショット
ボールを右足寄りに置き、短めのバックスイングでフォロースルーは低く取る。低い球を打ちたい時に使うショット。
ハンドファースト
アドレスした時にグリップ部分がクラブヘッドよりも前に位置する構え方。
ハンドレイト
ハンドファーストとは逆で、アドレスした時にグリップ部分がクラブヘッドより後ろになる構え方のこと。
ハンドアップ
アドレスした時に手の位置が高くなること。
ハンドダウン
アドレスした時に手の位置が低くなること。
飛球線
ボールを飛ばす方向のこと。
引っかけ
右打ちの場合、ターゲット方向よりもボールが左に飛んでいく状態。クラブヘッドがカブって入るか、右手に力が入るなどの原因でアウトサイドインの軌道になることで起こりやすい。引っかけはショットでもパターでも起こりうる。
ピッチエンドラン
アプローチで途中まではボールをキャリーさせて、落下してからは転がるという打ち方。バンカーや池越えの場面で有効。
ピッチショット
ボールを上げて、落下したらぴたっと止まるように打つ方法。
引っ張る
自分が狙った方向よりも左にボールを打ち出してしまうこと。力が入りすぎたり、スイングのテンポが速かった場合に起こりやすい。
ヒールアップ
バックスイングで左のかかとを少し上げること。十分に肩をひねることができない人はヒールアップすると上半身をひねりやすくする。
ヒールダウン
トップからダウンスイングに移る時、左足のかかとをグッと踏み込むこと。
左の壁
左サイド(左腰や左足)が崩れないようにダウンスイングの勢いを受け止めることを、左サイドに壁があるとイメージする表現。
フィニッシュ
クラブをスイングし終わった状態。フィニッシュはスイングの重要な要素で、体のバランスを保ったまましっかり振り抜かないといけない。右打ちならば左足一本で立てている状態が理想。
フェース
クラブの打球面。
フェースローテーション
シャフトを支点に、フェースを開いた状態から閉じた状態にすること。この技術がマスターできればねじれの力を加えられ、より強いボールが打てる。
フェードボール
最初はまっすぐ(またはやや左へ)飛んでいくが、落ち際に右に切れるボール。落下してからのランが少ないので安全なショットとされている。
フォロースルー
スイングの中で、後半のインパクトからフィニッシュまでの動作。
フォワードプレス
スイングの始動時に手や腕などの体の一部を少し左(右利きの場合)に押すようにする動作。始動のタイミングを作るために行われる。
吹き上がる
クラブを上から打ち込んで、バックスピンがかかり過ぎ、必要以上に上がった状態。
フック
左に曲がりながら飛ぶボール。スライスの逆。
プッシュ
押すこと。右に押し出すように打ってしまうことをプッシュアウトという。
フルスイング
全力で振ること。
フラット
フラットスイング。クラブが地面と水平に近い角度で振られること。水平に近いといっても、真横にクラブを動かすわけではなく、あくまでもアップライトと比べたうえでの表現。フラットとは逆にクラブが地面に対して垂直に近い角度で振られることをアップライトスイングという。
ベースボールグリップ
テンフィンガーグリップのこと。野球のバットの握り方に似ていることに由来する。
ヘッドアップ
スイングで頭を上げてしまうこと。トップなどのミスの原因となる。
ボディターン
腕や手首などの動きは最小限に抑え、体のターンを中心に打つ方法。
ボール初速
インパクトの瞬間のボールが飛び出すスピード。
マ行
マン振り
全力でスイングするという意味のゴルフスラング。
明治の大砲
フィニッシュで体重が後方(右利きの場合は右足)に残っている打ち方。
ラ行
ラインを出す
インパクト前後で手首を返しすぎないショットのこと。クラブヘッドを目標方向へ抜くような打ち方をする。結果的に目標方向に出たナイスショットのことを「ラインが出た」という場合もあり。
ランニングアプローチ
転がして寄せるアプローチショットのこと。
リリース
放すという意味。ゴルフにおいてはコックした手首をダウンスイングからインパクト、フォローにかけて解いていくこと。
ルーティン
一般的には自分の打順が回ってきてからショットを打つまでに毎回行う一定の動き方(球の後ろに立つ→素振りをする→構える、など)のプレショットルーティンのことを指す。
レイドオフ
トップでの手とクラブの在り方を指す言葉。一般的にトップでシャフトは目標方向を向くのが正しいとされているが、そのシャフトが目標方向の左を指すことをレイドオフという。
レベルブロー
すくい上げるように打ったりせずに、クラブヘッドを地面と平行に入れてボールを真横からとらえること。
ロブショット
ウェッジで高く上げるショットのこと。高い技術を要する。
ローボール
低い弾道のボール。
ロングサム
左手の親指をグリップに沿って伸ばして握ること。
ワ行
ワッグル
アドレスを取ってから、半ば無意識に行う軽い足踏みやクラブヘッドを左右に軽く振るなどの動き。体をリラックスさせる効果もある。
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EVEN 編集部
スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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