
サイパン直行便が再就航!日本から一番近い海外ビーチリゾートでの絶景シーサイドゴルフ。海越え天国、サイパンへ

EVEN 編集部
- 2022年09月02日
日本から直行便で約3時間半。北マリアナ諸島に位置するサイパン島は、サンゴ礁のリーフに囲まれた遠浅で波のないビーチがツーリストを魅了する常夏のリゾート。しかも、島内3箇所のゴルフコースすべてが絶景シーサイド!まさに非日常のゴルフ体験だ。
絶景が過ぎる海越えゴルフリゾート
先日、日本の外務省は9月7日午前0時(日本時間)から、実施する新たな水際対策を発表した。これによれば、「有効なワクチン接種証明書を保持している全ての帰国者・入国者については、出国前72時間以内の検査証明の提出を求めない」ことになった。つまり、現在すべての入国者に課している72時間以内のPCR検査陰性証明がワクチン接種をすませていることを条件に不要となる。これで海外からの渡航者はもちろん、日本人の海外渡航時の負担がグッと減ることになる。新型コロナの混乱が再び落ち着き始めた今、いよいよ海外旅行が現実的になってくるだろう。そこでおすすめしたいのが、南国サイパンだ。
小笠原諸島のさらに南方、北マリアナ諸島に位置するサイパンは、日本から直行便で約3時間半で行ける日本から最も近い英語圏だ。時差も1時間しかなく、国内旅行感覚で行ける一方、年間の平均気温は27度、リーフに囲まれた遠浅で波の穏やかな海は、その透明度の高さから世界的なダイビングスポットとしても知られる常夏のビーチリゾートだ。
海外旅行、特にゴルファーにとって海外でプレーする魅力は、なんといってもその非日常的な絶景にある。実はサイパンのゴルフ旅はこの点において世界屈指のポテンシャルを備えていると言って過言ではないのだ。
現在、サイパンにはグレッグ・ノーマン設計の「ラオラオベイ・ゴルフリゾート」、ラリー・ネルソン設計の「コーラルオーシャンリゾートサイパン」、豪グラハム・マーシュ設計の「キングフィッシャー・ゴルフリンクス」という三つのコースがあるが、実はそのすべてが海沿いのシーサイドコースである。
一般にリンクスとも呼ばれる海沿いのコースは数あれど、サイパンのゴルフコースはその3つのコース全てに写真のような海越えの名物ホールが設けられているのだ。これはアイランドリゾートのゴルフ場としてもかなり希少。
透き通るような蒼い海を臨む絶景ホールからの豪快な海越えのティショット。それはゴルファーだけが味わうことができる記憶に残るプレーとなる。その上、島内の面積が約120km平米のコンパクトさから、観光の中心地にある主要ホテルから各ゴルフコースへの移動もクルマで約30分圏内にあり、滞在時間を有効に活用できる。アメリカ自治領ということで本国同様のセルフプレーのスループレー。カートのコース乗り入れも可能なため、1日2ラウンドも十分可能。ラグジュアリーな2サムラウンドに、仲間とのゴルフ合宿にと万能な海外ゴルフ渡航先なのである。
世界にシーサイドを謳うコースは数多あれど、本当の意味で海沿いに立地するコースは限られる。だが、現在サイパンでプレーできる「ラオラオベイ・ゴルフリゾート」、「コーラルオーシャンリゾートサイパン」、「キングフィッシャー・ゴルフリンクス」の3コースは、すべてに海越えホールがある“ガチ”の海沿い看板に偽りなしの絶景ゴルフ体験。サイパンゴルフとは、まさに海越えのホールの殿堂なのである。
1)LaoLao Bay Golf Resort ラオラオベイ・ゴルフリゾート
tel.+1 670ー236ー8888
EAST COURSE:18holes 6,330yds Par72 / WEST COURSE:18holes 6,805yds Par72
Play fee:EAST $180~、WEST $160~
海側のイーストと山側のウエスト、島内最大の36ホール
島の中央、ダイビングスポットにもなっているラオラオエリアにあるグレッグ・ノーマン設計の36ホールズ。圧巻は海沿いのイーストコース、アウト4番から始まる4連続のシーサイドホール。谷越え、海越えのプレッシャーに加え、海沿いならではの風がクラブ選択を悩ませる。一方の山側のウエストコースも池が巧みに配された戦略性の高さでローカルのゴルファー達から評価が高い。併設ホテルを利用したゴルフ合宿にもいいだろう。
EAST #4 Par3 167yd(上)、EAST #5 Par4 291yd(下)
海沿いシリーズ1ホール目、イーストコース4番は打ち下ろしのショート。続く5番は青ティで300ヤード弱の短いミドルで、ワンオンも狙える谷越えに昂ぶる。
EAST #6 Par3 136yd
サイパンゴルフの象徴ともいえるシグニチャーホール6番の海越えショート。絶景に目を奪われていると、ティーイングエリアの数歩先は断崖絶壁。海外ゴルフならではの非日常のプレーを堪能できる。
EAST #7 Par4 402yd
海沿いシリーズ最後はやや左ドックのミドル。入り江越えとなる左サイドか右側の安全策か悩ましい。
ラオラオ湾の切り立った崖側と山側のジャングル。東西コースで景色も戦略性も一遍する。
客室数54のモダンなホテル「ザ・オーシャンベイ」を併設。プールもあり、ホテルを拠点にゴルフ合宿にも最適。
6番ティ手前には第二次大戦時に破壊された米軍の戦車の史跡が!
リゾートゴルフを満喫できるイーストコースに比べて、ウエストコースはローカルゴルファー御用達、池やバンカーなどのハザードが配された戦略性の高いコース。写真はウエストコース3番ショートパー3、168yd。趣の異なる2つのコースで楽しめる。
ウエストコース17番、パー4。グリーン奥に並んだパームツリー越しの海が印象的な打ち下ろしのホール。
コースのレストランでも飲めるが、ラウンド中にビール!というな方ならスーパーで買って持ち込むのが得策かも。南国のゴルフコースでいただくライトなビールってどうしてこんなに美味しいのでしょう。
ホテル併設なので食事もグッド。とろけるチェダーチーズが美味なハンバーガーの他、運営が韓国資本ということで、本格的なキムチや冷麺、辛ラーメンなどもいただける。
2)Coral Ocean Resort Saipan コーラルオーシャンリゾートサイパン
https://coraloceansaipan.com/jp/
tel.+1 670-234-7000
18holes 7,156yds Par72
Play fee:$180~
コース全体から海を見渡せるホテル併設のリゾート
空港から約5分という好立地にあり、対岸にテニアン島を臨むビーチ沿いに横たわる、全ホールオーシャンビューのリゾートコース。春から夏にかけ、オレンジ色の花をつけるフレームツリー(火炎樹)で彩られるコースは、距離はあるが全体的にフラットでゆったりとプレーできる。昨年全面的に改修を受けたことで海沿いながらコンディションは抜群。コースの両端にある7番、14番は共に海超えのショートで、風を考慮したクラブ選択が攻略のカギ。
#7 Par3″Shark Bay” 128yd
サメのように荒々しく口を開けた海越えの絶景ショート7番はシグニチャーホール。距離は無いが海から舞い上がってくる風と崖側に向けられた傾斜がエグい。
南国特有のスコールと早朝の太陽により幻想的な光景に。サイパンでプレーするなら、多少の雨風ならOKな撥水性の高いウエアの着用がおすすめ。
ラウンド中振り返ると空には虹が。南国特有のスコールの後には、こんなご褒美も。よく見ると2重にかかっていた。
5番ホールグリーンまわりに配された池にはこんな注意書きが。どこにいるのか探したくなりましたが、よい子は真似してはいけません。
全体的に高低差がなくフラットで開放感のあるリゾートコース。フレームツリー(火焔樹)やプルメリアなど植栽が美しい。春から夏がシーズンのフレームツリー。実は取材の際、偶然オレンジのカラーボールを使用していたのだが、これが花びらの色に見事にまぎれてしまったので、プレーの際にはロストに注意。まぁフェアウェイを常にキープできるプレーヤーなら関係ないですが、、。
#14 Par3″Turtle Point”175yd
コースが一望できる高台にあるティー、崖側の海面を注意深くみると、運が良ければ海面にプカプカと浮かぶ海ガメが見られるというもうひとつの海越えショート、その名もタートルポイント。7番ホールよりも距離は長め。
8番ホールの途中にあるブッシュで覆われた洞窟、実は旧日本軍が作った塹壕(バンカー)。こういう史跡が随所にある非日常感がサイパンゴルフの楽しみ。
併設ホテルからの景色。フェアウェイサイドに立つヴィラに宿泊できるのはゴルファーならたまらないはず。
3)Kingfisher Golf Links キングフィッシャー・ゴルフリンクス
http://kingfishergolflinks.com/
tel.+1 670-322-1100
18holes 6,651yds Par72
Play fee:$175~
自然のランドスケープをいかした最難関シーサイド
豪州のグラハム・マーシュが設計。島の東岸、荒々しい断崖の丘陵地にあるがままの自然をいかして作られた18ホールは、島内三つのコース中最も高低差があり、風の影響も強い難コース。インコース14番から3ホール続く海沿いホールは、絶景と引き換えに崖越え、海越えに池まで絡むコースの最難関。4つのティが選べる他、午後スタートや複数日のまわり放題など料金プランが豊富なため腕自慢のゴルファーはぜひ挑戦してほしい。
シーサイド14番から始まる”絶景アーメンコーナー”
#14 Par4 341yds
3ホール続く海沿い3ホールはミドルから。2打目は周囲を海に囲まれたグリーンを狙うのだが、手前と奥にも池(海沿いホールで人口池があるレイアウトはなかなかお目にかかれない)を配置。フェアウェイも狭い。
ゴルフ場とは思えない自然の造形が。
#15 Par3 140yds
崖越えに加えグリーン右サイドには海沿いながら池を配置したショートパー3。配置した池は実は台風による侵食をいかしたものとのことだが、ほぼグリーンオン以外を許さないスリリングなホールだ。
#16 Par4 284yds
左手の陸橋が印象的な入江越えのミドル。距離は短めだが、右は海、左サイドは自然のままのジャングルと、3連続のプレッシャーに気が抜けない。
インコースの3連続シーサイドホールを抜けるとご褒美的な景色がまっている。フェアウェイもアンジュレーションがあり、ライに合わせて狭いフェアウェイを点で攻略していく感覚は気が抜けない。
プロショップ。コロナ明けということもあるためか、今はなき○イキのボールやウエア類の在庫が豊富で個人的にはかなり気になった。
キングフィッシャーとは「カワセミ」の意味。写真には収められなかったが取材時にも数匹見ることができた。サイパンの中でも自然が多く残るエリアに位置している。
サイパン直行便往復利用で、まさかの2ラウンド無料キャンペーンが!
9月1日、ユナイテッド航空による、成田⇔サイパン直行便が就航したことを記念し、こちらで紹介したサイパンのゴルフコースが現在、2ラウンド無料!という驚きのキャンペーンが実施されている。しかも、特典はゴルフに限らず、ダイビングなどその他のアクティビティまで及ぶ。コロナ明けの海外渡航にぜひサイパンを検討してみてほしい。
お問い合わせ
マリアナ政府観光局 https://japan.mymarianas.com/
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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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