
直行便往復で2ラウンド無料!サイパンゴルフで泊まるならコースかビーチか絶景ビューホテルと満腹グルメをレビュー

EVEN 編集部
- 2022年09月15日
日本から直行便で約3時間半。北マリアナ諸島に位置するサイパン島は、サンゴ礁のリーフに囲まれた遠浅で波のないビーチがツーリストを魅了する常夏のリゾート。しかも、島内3箇所のゴルフコースすべてが絶景シーサイド!まさに非日常のゴルフ体験だ。さらに、2022年9月1日に就航したユナイテッド航空の直行便就航を記念し、現在現地での2ラウンドが無料となるキャンペーン(!)を開催中、これなら浮いたお金で現地で贅沢できる。
そこで、滞在日数=ラウンド数のゴルファーだって、旅全体の満足度をさらにアップ間違いなしな現地での宿泊先と満腹グルメをリコメンド。コース隣接のホテルでプレー三昧か、美しいサンセットを臨むプライベートなオールインクルーシブホテルか。生バンドがBGMのバーベキューか、しっぽり隠れ家レストランか。2022年7月に現地取材した、直近のハズさないスポットをご紹介します。サイパンのゴルフコースを紹介した前編と合わせてお楽しみください。※当該記事は2022年8月5日発行の「EVEN2022年9月号」にて紹介した記事を加筆修正したものです。
サイパンゴルフは併設宿泊施設利用のおこもりラウンドで
北マリアナ諸島に位置するサイパンは、日本から直行便で約3時間半で行ける日本から最も近い英語圏だ。時差も1時間しかなく、国内旅行感覚で行ける一方、年間の平均気温は27度、リーフに囲まれた遠浅で波の穏やかな海は、その透明度の高さから世界的なダイビングスポットとしても知られる常夏のビーチリゾートだ。しかも、島内にある3ヵ所のゴルフコースすべてが海越えホールをもつシーサイドコースという至高のゴルフリゾート。新型コロナ感染症が落ち着きつつある今、ゴルファーにとって、リベンジ海外渡航の筆頭といえるかもしれない。で、旅好きなら当然きになるのは現地での宿泊先だろう。
南北に長いサイパン島。観光施設や主要ホテルはその西岸に集中しており、海沿いに立地するオーシャンビューのホテルなら美しいサンセットも楽しめる。人気の中心はコロナ禍以前までサイパン最大の繁華街として観光客で賑わったガラパンエリア。だが、ゴルフ目的の渡航であればコース併設のホテルや、プールやアクティビティが充実したおこもり系リゾートも狙い目だ。今回本誌がお世話になったのは「コーラルオーシャンリゾートサイパン」と「ケンジントンホテルサイパン」の二つ。ゴルフ三昧のコース併設ホテルとラグジュアリーなオールインクルーシブホテル。いずれも街の喧騒から離れた場所にあるため、ゴルフ以外はゆったりとホテルで過ごしたい、そんな御仁にはうってつけのホテルだ。
1) Coral Ocean Resort Saipan コーラルオーシャンリゾートサイパン
https://coraloceansaipan.com/jp/
Tel. +1 670-234-7000
サイパン国際空港からクルマで約5分 / 客室数90
レストラン×1、バー×1、プール×1
コース越しに海を臨むゴルフ場併設ホテル
今年1月にリニューアルしたばかりの同ホテルは、ゴルフコースに併設する総客室数90のリゾートホテル。高台のホテルとグループ向けのヴィラ、すべての客室がオーシャンビューで、コースのクラブハウスも兼ねており、エントランスからそのままカートでスタートできる。夜にはライトアップされるプールなどゴルフ好きなカップルにもおすすめ。レストランはビュッフェ形式のフュージョンキュイジーヌで、伝統のチャモロ料理から韓国料理、和食までモダンなメニューが並ぶ。
ゴルフ場併設のホテルとは思えないクオリティ。週末に定期開催されるサンデーブランチは、スパークリングワインやビールなどを含む食べ飲み放題でローカルにも人気
伝統のチャモロ料理に加え、日本統治時代の影響からかお刺身など日本食も本格的。韓国資本のホテルということで、韓国料理も美味しかった。
ミストを噴霧するリングが“映え” るプールは、デイベットやタオルなどを完備。夜にはライトアップされてナイトプールも。月明かりに照らされる目前のコースと海からの風が心地よく頬を撫でる。客室はロッヂタイプとヴィラタイプがあり、上の写真はロッヂ側のプレミアオーシャンコーナー。フェアウェイサイドに立つヴィラ側ならテラスにでればコースからボールが飛んできそうなほどの距離(!)。客室はWIFIはもちろん、各所にUSB端子が豊富に備えられていて、非常に使い勝手が良好。
フレームツリー(火えん樹)やハイビスカス、プルメリア、宿泊施設からコースにいたるまで各所に花木が植えられておりリゾート気分を盛り上げてくれる。
2)KENSINGTON HOTELSAIPAN ケンジントンホテルサイパン
https://www.kensingtonsaipan.com/jp/
Tel. +1 670-322-3311
サイパン国際空港からクルマで約30分 / 客室数313
レストラン×4(日替わり)、バー×2、カフェ×1
2016年オープンのサイパン初のオールインクルーシブ
全客室オーシャンビューの5つ星リゾートホテルはサイパン初のオールインクルーシブホテル。滞在中、屋外BBQやビュッフェ、中華など4箇所あるレストランでの夕食を含む全3食に客室のミニバー、プールやビーチでのアクティビティなどすべてのサービスが利用可能。上層階の宿泊客には専用のラウンジやインフィニティプールも用意されラグジュアリーに楽しめる。「コーラルオーシャンリゾート」とは同系列。コースへの送迎はもちろん、宿泊客ならスペシャルオファーのプレー料金($120)も設定されている。
上階にある「ケンジントンスイート」は前身の「ホテル・ニッコー・サイパン」時代にサイパンへ慰霊で訪れた天皇皇后両陛下が宿泊したエンペラーズルーム。アメニティもエルメスだ。
ホテル前から続くビーチは、サイパン有数の穏やかな海でローカル人気の高い隠れ家的スポット。
中層階のテラスから見下ろす絶景。遠浅の海がわかる。
ウォータースライダーやプール、目の前のビーチに設置したウォーターパークからマリンスポーツまで遊び放題のオールインクルーシブだ。
上層階の宿泊客向けには、一般客は利用できないラグジュアリーなインフィニティプールやジム、専用のラウンジも用意。この特別感がたまらない。
300以上ある全客室中、実に18室はボールプールなどを備えたキッズルーム。専用のトイレやバスローブ、アメニティ類が用意されている他、あいにくの悪天候でもキッズが退屈しないよう、室内にボルダリングやホッケーゲーム、トランポリンなどで遊べるスポーツ施設や託児施設も完備。宿泊客の7割はファミリー層だという。
施設を案内してくれたマネージャーのリンゼイ・アンさん。所属するE-LAND GROUPは、先のコーラルオーシャンリゾートに加え、パシフィックアイランドクラブ(PIC)なども運営する企業グループだ。
宿泊料金には、朝昼晩3食すべてが含まれる。ランチでいただいたボリュームたっぷりのハンバーガー。冷製スープも美味。
屋外の「OCEAN GRILL」で週2回開催されるBBQビュッフェは、夕暮れの景色と心地よい風を感じながら、地元の食材をベースとしたグリルやお肉、シーフードをお腹いっぱいいただける。生バンドによるアーティストの演奏や歌が気分を盛り上げてくれる。厚切りのお肉がジューシー。Asahiの地元銘柄パシフィックブルーのビールやサングリアが進む。
サイパン満腹レストラン デカ盛りと日本人好みの味付けが融合
日本統治時代やバブル期の日本企業の進出の名残りからか、サイパンの料理は日本人の舌に合う味付けが多い。それでいて量はアメリカンなので食べ過ぎ注意!
デカ盛りと日本食の味付けが融合。アフターゴルフで訪れたいサイパングルメスポット
ハンバーガーにピザ、甘いパンケーキなどアメリカの自治領であるサイパンの食文化はアメリカ本土の影響が当然ながら色濃い。ボリューミーな料理もSNS〝映え”確実だ。伝統的なチャモロ料理も滞在中に一度は味わっておきたいところだが、意外なのは日本食の影響の強さ。戦中、日本の統治下にあったサイパンは、バブル期前後には日本企業も多く進出、日本人観光客が多かったことなどから、現在でもわさび醤油でいただく和風ステーキや紅生姜などがローカルにも浸透しており、スーパーでは当たり前のように日本の食材が流通している。こうしたこともあり、日本人の舌になじむ味付けなので、どのレストランを選んでもハズレが少ない。ここでは隠れ家レストランからスイーツ、テイクアウトの名店にビーチバーまで目と舌で魅了するカフェ&レストランをご紹介。
1)Casa Urashima カーサ・ウラシマ
お店のスペシャリテ、ガーリックステーキ($38)は柔らかく、食欲をそそる香り。多国籍な料理ながら味付けが醤油ベースなど、日本人の舌に合うのは日本人シェフの賜物。
https://www.facebook.com/official.casa.urashima
Tel.+1-670-233-3303
日本人の舌に合う瀟洒な一軒家レストラン
ガラパンエリアの街外れ、住宅街に佇む隠れ家レストランはお店の名前の通り日本人がオーナーのお店。伝統的なチャモロ料理からイタリアン、日本食まで、友人宅のようなアットホームな雰囲気の中でいただくフュージョン料理がローカルにも人気。シェフは、長年サイパンで料理人として活躍するTAROさんだ。
外国人の友人の家を訪れたような落ち着きと、かわいいインテリア。個室のような使い方もできるため、現地ローカルが接待にも使うのだとか。
ゴマ油の風味にビールが進むまぐろのポキ($12)とシーザーサラダ。イタリアンと南国のチャモロ料理がミックスしたまさにフュージョン。
シェフのTAROさん。永年、サイパンで包丁一本で暮らしてきた職人気質な料理人だが、話すととってもフレンドリー。
2)The Shack Saipan ザ・シャック サイパン
https://www.TheShackSaipan.com/
Tel.+1 670-286-7422
テイクアウトでシェアしたいローカルにも人気のカフェ
サイパンの西岸中部、オレアイエリアにあるナチュラルなカフェ&レストラン。スローな雰囲気漂う店内でいただけるのはクレープ($9)やサラダ、ロコモコ($13)からアサイーボウル($7)まですべてホームメイド。早朝から夕方前までの営業でテイクアウトにも対応。近くのビーチでのんびり昼食なんて使い方も◎。ランチはもちろん、スイーツを買うためだけでも立ち寄る価値あり!
南国の植栽が映えるガーデンがなんともかわいい外観。
ウッド基調のナチュナルな雰囲気の店内。使いこんで味わいがました家具や什器などインテリアもそそる。
アサイーボウルは具たっぷりで持つとずしり。テイクアウトして屋外で食べるのがローカル流。
グレービーソースのかかったロコモコや食事クレープ。すべて手作りで、オーダーがはいってから丁寧に調理。お話好きな店主が様々な調味料を持ってきて味変させてくれたり、とにかくホスピタリティが素晴らしい。
3)Surf Club Saipan サーフクラブ サイパン
スペアリブやチキンなどがセットのパーティサイズは$43.95
https://www.facebook.com/SurfClubSaipan/
☎+1 670-235-1122
夕日をのぞむ絶景レストラン
島の南西、チャランカノアにあるビーチに面したカフェ&レストラン。夕日を見渡せる開放的な店内でいただけるのは、伝統的なチャモロ料理から、ハンバーガー、ステーキなど。夕刻のテラス席を目当てに観光客からローカルまで多くのゲストが訪れる。
晴れた日の夕方、夕日を眺めながら飲むビールが最高。夕暮れになると来店客の多くが席を立ち、夕日にスマ
ホのカメラを向ける。
4) MarianaLighthouse Saipan マリアナライトハウス サイパン
https://www.facebook.com/official.mlhus/
☎+1 670-322-3353
しっぽりもパーティも史跡のレストラン
1934年、当時サイパンを統治していた日本が航路標識用に建築し、戦後アメリカの史跡としても登録された歴史ある灯台をレストランへとコンバージョン。アメリカのSOHOを思わせるようなモダンな内装のレストランは、スシロールなどのシーフードやシェアできるフィンガーフードなどパーティメニューが充実。高台で眺めのよいテラス席ではライブなども開催。
円筒形の灯台の構造をいかしながらモダンな雰囲気にリノベーションした店内。
夜になりライトアップされるとグッと雰囲気がアップ。高台にあるので眺めもよし。屋外のテラス席では曜日限定でライブなども行われ、観光客だけでなくローカルにも人気。
5)Michelle’s Beach Bar ミシェルズビーチバー
https://aquaresortclub.premierhotel-group.com/saipan/
Tel.+1-670-322-1234
宿泊客でなくても訪れたいビーチバー
オーシャンフロントに立つヴィラタイプの客室が人気のホテル「AQUA RESORT CLUB SAIPAN」に併設したビーチ・バー。宿泊客意外の利用も可能で、夜の21時までの営業。海まで数歩、自称サイパンで最も海に近い店のカウンターでいただけるのは、色鮮やかなトロピカルカクテル。テキーラベースのオリジナル「アチュガオ・サンライズ」(写真左)と海をイメージした「サイパンブリーズ」(右)をいただこう。
ビーチにせり出すオープンデッキは全40席。夜にはライトアップされるプール側にもバーを併設、水着のままで味わえる。
ちなみにAQUA RESORT CLUB SAIPANは、人気アーティストBTSがPV撮影で利用したロケ地でもあり、館内には”聖地”を証明するこんな記念碑が。
サイパン直行便往復利用で、まさかの2ラウンド無料キャンペーンが!
9月1日、ユナイテッド航空による、成田⇔サイパン直行便が就航したことを記念し、サイパン島にあるゴルフコースが現在、2ラウンド無料!という驚きのキャンペーンが実施されている。しかも、特典はゴルフに限らず、ダイビングなどその他のアクティビティまで及ぶ。コロナ明けの海外渡航にぜひサイパンを検討してみてほしい。
お問い合わせ
マリアナ政府観光局 https://japan.mymarianas.com/
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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。
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