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TravisMathewトラヴィスマシューのジャパンモデルであるアスリート仕様TCHLINEのアイテムによる着こなし

カリフォルニア生まれの「トラヴィスマシュー」が日本人ゴルファーにフィットする理由

travisMathewのテックラインはプロユースのトラヴィスマシューというブランドの持つ側面

アメリカ南カリフォルニア生まれのライフスタイルブランド「トラヴィスマシュー」。なぜ彼らは、日本市場への正式上陸から僅か3年程で、これ程の存在感を持つに至ったのか。彼らを紐解く短期連載、2回目となる今回は、群雄割拠のゴルフアパレル市場で、瞬く間に受け入れられた大きな理由のひとつ、サイジングの妙について。

“堅苦しいスポーツ然とした従来のゴルフウエアではなく、サーフアパレルのような、自由でストレートに着心地の良いゴルフウエア”。2007年、米国南カリフォルニアのハンティントンビーチで誕生したトラヴィスマシューはそんなコンセプトを掲げて誕生したクロスオーバー、マルチユースなアパレルブランドだ。普段着として違和感のないベーシックなデザイン性と大人の日常着としての上質さ、ゴルフウエアとしての高い機能性を備えたアイテムは、その後、多くのフォロワーを生みだすエポックとなった。

だが、ゴルフに限らず新興のインポートブランド、特にアパレルアイテムは、瞬間的な支持を集めてることはできても、継続した人気を得て、定番となるのは容易ではない。その点においてトラヴィスマシューは日本上陸当初から、日本のゴルフアパレル市場に合わせたチューニングが施されている。それが「ジャパンモデル」と「ジャパンサイジング」という存在だ。

日本企画のジャパンモデルとジャパンサイジング

日本人ゴルファーの体型にフィットするパンツのシルエットはトラヴィスマシューの特徴
2022年デビューのTRAVIS MATHEW TECHLINEシリーズもジャパンモデルのコレクションの一つだ。

現在、日本で購入できるトラヴィスマシューの正規品アイテムは、2つに大別できる。一つは、日本を含むアジア市場向けに展開される日本国内企画の「ジャパンモデル」。もう一つは、本国アメリカで展開されるデザインはそのままに日本人ゴルファーの体型に合ったサイジングを採用する「ジャパンサイジング」のモデルだ。

温暖で天候も安定しているアメリカ西海岸は、年間を通じても平均の最低気温が10度を下回ることが僅か(※LAで12月~1月の僅かな期間のみ)。このため、カリフォルニア生まれのトラヴィスマシューには、そもそも日本の冬ゴルフに対応するような、いわゆる冬物アイテムはラインナップされていない。つまり防寒ゴルフのアウター類やニット、パンツ類などはすべて日本国内で企画され、カリフォルニアにある本社のデザイン部門がチェックするという流れで開発されている、いわば日米合作のアイテムだという。

また、アメリカ本国で展開されているアイテムは、体格的に日本人よりも大きい欧米人が着用することを前提としたデザインやサイジングであることから、そのままでは、本来デザイナーが意図したシルエットにはならず、サイズ選びも難しいことから、グローバルで共通のデザインでありながら、日本人の体型にあったサイジングとしたモデルも用意している。気候や風習、トレンドや体型など、日本市場への適切なローカライズが、一過性のブランドとは違い、トラヴィスマシューが多くのリピーターを獲得している理由の一つといって間違いないだろう。

動きやすさだけじゃないジャパンモデルのデザインへの追求

真夏の酷暑から真冬の厳寒まで、年間を通じてその季節を快適にプレーできるトラヴィスマシューのジャパンモデル。ゴルフウェアとしての機能性はもちろん、日本人の体型に合わせた独自のパターンの採用こそ、その真髄といえる。では、日本人ゴルファーに合わせたこだわりのポイントはどこにあるのか、アウターから、トップス、ボトムスまで、トラヴィスマシューのジャパンモデルの企画担当者にその秘密を効いてみた。

「ポロシャツやモックネックに関して言えば、あまりウエストにシェイプ感の無いラフに着られるシルエットとなっています。ただ肩回りや袖巾・袖口寸などの部分的な寸法には気を付けて、だらしなくならないラフさを演出しています。着丈は70cmぐらいのものが多く、パンツから出しても着用できる着丈を意識しています。アウターに関しては袖周り 袖口のシルエットに特に注意しています。パッカブルのブルゾンなど、定番的な製品でも、素材に合わせて身頃・着丈・裄丈・袖巾など各部位を常に微調整を行うことで、素材とデザインがマッチした仕上がりになるように考慮しています。アウター類は裾や袖口にゴムやリブが付いたデザインを多く採用していますが、それらもデザインに合わせて使用するリブやゴムの固さや伸びに合わせて着用時に不快感がなく、程よい締まりで快適に着用いただけるよう調整しています。またパンツに関しては、程良いゆとりを持たせながら綺麗目なシルエットを意識しています。実はウエストがゴム仕様なのがトラヴィスマシューの特徴で、ライフスタイルのゆるさを見せながらスウィング時のウエストの締め付けを軽減しています。ゴルフシーンでの着用をメインで考えることから一般のパンツに比べて運動への対応力が必要になってくるのですが、使用素材にかなりストレッチ性高いものを採用し、運動量をそのストレッチ性でカバーしつています。また、ジーンズのように予め足の開いたシルエットとしないことで、真っすぐの立ち姿がきれいになるよう心掛けています。これも高ストレッチ素材を採用することで動きやすさやストレスを感じない履き心地を目指したものです」

ジャパンオリジナルの特別なライン

トラヴィスマシューtravismathewのプレミアムラインとペッレモルビダとのコラボバッグ

また、日本独自のジャパンモデルには、今年から通常のプロパーラインとは異なる二つのコレクションが加わったことも特筆だろう。「TECH LINE(テックライン)」は、数々のメジャープレーヤーが袖を通し、世界の舞台でともに戦ってきた実績のあるトラヴィスマシューが、素材を厳選し、さらにディテールを追及したトップアスリートのためのコレクション。もう一方の「TRAVISMATHEW PREMIUM(トラヴィスマシュー プレミアム)は、西海岸の乾いた空気感を表現した、着心地の良いウェアを作りたいという思いから、ブランドの軸である“肌触り”と“着心地”を、さらにつき詰め、グラフィックやデザインに頼らず、素材、ディテール、カッティング、パターンなどすべてが、着心地の良さをつくりあげるハイエンドなコレクション。これら二つは当然ながら現在手に入れられるの日本を含むアジアのみだ。(※一部のジャパンモデルは、来年からハワイ・オアフ島にあるトラヴィスマシューの直営店での展開予定)

豊富なサイズ展開

日本人ゴルファー向けにサイジングされたトラヴィスマシューのジャパンモデルのポロシャツ

サイズ展開の豊富さも、トラヴィスマシューの着心地の良さや快適性を支えるポイントだろう。トップスで4サイズ展開(M、L、XL、2XL)、パンツは5サイズ展開(M、L、XL、2XL※一部Sサイズを用意。詳細は公式WEBサイトのサイズガイド参照)。デイリーウェアとしても使えることをコンセプトに謳うブランドだが、ゴルフに必須となるスイングや立ったり座ったりの動作を妨げないシルエットが考慮され、全般的に素材のストレッチ性が高い。このため、あえてタイトめのサイズやルーズめのサイズを選ぶといった、体型をカバーするような着こなしやシルエットも無理なく楽しむことができる。

インターネットを利用したEコマース販売へのシフトが急速に進んだ現在のアパレル業界にあって、実店舗で試着せずにインポートのアパレルアイテムを購入するのはどうしても不安がある。だが、日本人の体型に合わせたパターンやサイジングを採用し、ゴルフウエアとしての基本性能を高いストレッチで確保する、トラヴィスマシューであれば、“サイズが合わずに返品”のようなトラブルも防げるかもしれない。下は、様々な体格のゴルファーにトラヴィスマシューの現行アイテムを着こなしてもらったスタイルのサンプル。Sサイズのパンツがカバーする領域が比較的広く感じるのもストレッチ性の高い機能素材にこだわるトラヴィスマシューならではだろう。こちらを参考に、トラヴィスマシューの冬アイテムで、日本ならではのお洒落な冬ゴルフの着こなしを実践してほしい。

TravisMathew style snap

中本裕基さん ゴルフインストラクター/クラブフィッター

名門日大ゴルフ部出身でドライバーの飛距離は300yd超な中本さん。身長168cm、筋力トレーニングにもハマっておりがっちり体型。トップスからインナーはMサイズ、パンツはSサイズをチョイス。「ニットとフリースのハイブリッドなニットは、普段あまり着ないタイプのウエアでしたが、肩まわりに余裕があるのでスイングもしやすく感じます。パンツはMサイズでもよかったですが、ストレッチ性があるのでSサイズでも履き心地がよくはけました。普段から上をMサイズ、下をSサイズで選んでいるのでこちらの方がシルエットが好きですね」

トラヴィスマシューのパイルとニットのハイブリッドトップスによる着こなし
キャップ4,950円、パイルモックネックニット23,100円、パンツ17,600円(すべてトラヴィスマシュー)、シューズ19,800円(クエーター バイ トラヴィスマシュー)

安齋宏樹さん スタイリストアシスタント

177cm、65kgとスマートな安齋さんは、ニットをLサイズ、インナーのモックネックをMサイズ、パンツはSサイズがフィット。「上をルーズ、下はタイトめなシルエットが好きです。普段のパンツのサイズはMサイズか30インチですが、トラヴィスマシューはウエストがゴム入りで伸びるのと、腰回りゆったりのテーパードシルエットなのでSサイズをタイトめに履いてみました」

ボーダーニットとシルエットが美しいテーパードのコーデュロイパンツの組み合わせ
ボーダークルーニット19,800円、フリースモックネック13,750円、コーデュロイタックテーパードパンツ19,800円(すべてトラヴィスマシュー)、シューズ18,700円(クエーター バイ トラヴィスマシュー)

リッキーさん 「TravisMathew SHONAN」スタッフ

175cm、68kgと理想的な体型のリッキーさん。「トップスは大きめが好みなのですが、こちらのブルゾンのサイズはMサイズ。使用素材や目的に合わせたシルエットなので、プレーを考えればジャストで着られるこのサイズが良いですね。インナーのモックネックはMサイズ、パンツはSサイズです。日本人に合ったレングスなのでMでも問題なかったですが、ストレッチ性があるので、Sサイズを選んでタイトめなシルエットにするのもいいですね」

中綿とフリースのジップブルゾンとテーパードパンツはネイビーをさし色に
キャップ4,950円、ハイブリッドブルゾン27,500円、ハイネックシャツ13,200円、テーパードタックパンツ19,800円(すべてトラヴィスマシュー)、シューズ26,400円(クエーター バイ トラヴィスマシュー)

萌子さん 「TravisMathew SHONAN」スタッフ

154cm、前出のリッキーさん同様、トラヴィスマシュー湘南の女性スタッフ、萌子さんは普段のサイズ選びはMサイズですが、こちらのフリースジャケットはLサイズをチョイス。「メンズの大きめサイズのアウターをゆったり着るのが好きです。このフリースは軽くて暖かいので、風が強くない日なら、中に防寒のインナーを一枚着るだけでプレーできますよ」

森林をモチーフにしたパターンが新鮮なアウトドアテイストなフリースジャケット
フリースジャケット17,600円(すべてトラヴィスマシュー)、その他私物

 

Information

(問) TravisMathewカスタマーサービス 0120-300-147

https://www.travismathew.jp/

 

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EVEN 編集部

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スタイリッシュでアスリートなゴルファーのためにつくられたマガジン。最旬のゴルフファッション、ギア、レッスン、海外ゴルフトリップまで、独自目線でゴルフの魅力をお届け。

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