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Apple 2020春、怒濤の新製品を深読みする——iPad Pro、MacBook Air、Mac mini

日本時間2020年3月18日の夜、Appleは怒濤のように大量の新製品を発表した。

COVID-19への対応として、13日にWWDC 2020をオンラインで行うことと、中華圏以外の500店舗に及ぶApple Storeを休業するというAppleにしては珍しくネガティブな発表を2つ行ってから、5日後、それを吹き飛ばすような発表だ。

もちろん、全世界的にあらゆる業種で不況の嵐が吹き荒れることに違いはないが、我々AppleファンにとってはCOVID-19に関するニュースを一瞬とはいえ忘れれることができるグッドニュースだったといえるだろう。

1ドル112円設定から、103〜106円設定へ

今回発表された、iPad Pro、MacBook Air、Mac miniは、すべて2018年10月末にニューヨークで発表されて以来のモデルチェンジだ。1年半近く経っていたから、そろそろモデルチェンジされるのは順当といえる。

2018年10月末の発表会は、私もニューヨークの発表会に行っていた。懐かしい。

アップルが変わった! MacBook Airの新型、USB-CのiPad Pro、Mac mini、望んだモデルが登場!

https://funq.jp/flick/article/475292/
2020モデルの全体のトピックとしていえるのは、価格が安くなったこと、ストレージが増したこと。ストレージはだいたい同じ価格で2倍となっている。おそらくSSDの市場価格自体が安くなっているのだろう。ありがたい話だ。

価格の方は、シンプルに円高の影響だ。多くのモデルはUSでは価格は変わっていない。MacBook Airだけは登場当初の1199ドルから、ちょっと液晶の明るさに変更があった2019が1099ドル、2020が999ドルへと100ドル(1万円あまり)ずつ価格が下っている。これは製造コストが下っているのか、戦略的なものなのかはちょっとわからないが。

ちなみに、MacBook Airは2018年の発表当初の最廉価モデルが13万4800円(以下価格はすべて税別)で、2019年のマイナーチェンジモデルが11万9800円、そして今回が、10万4800円と3万円も値下げされている

MacBookシリーズ最廉価モデルとしての役目、MacBook Proとの関係など色々あるが、ストレージ容量も128GBから256GBに増えてるというのにこの価格設定は本当にお買い得だ。

計算してみると、2018年モデルは112円/ドルあたりの価格設定だが、2020年モデルは103.6〜106.1円あたりの価格設定になっている。現状のCOVID-19の影響を受けた相場の価格設定になっているから、お買い得であることは確かだ。思い切った価格設定だと思う。

特に学割価格は9万3800円からとなり、ようやく10万円を切ることができた。これからの新学期に学生が購入する可能性が高い商品であることを考えると、これは重要なポイントだと。

Back to シザーキーボード

全般の戦略として、もうひとつ言えるのは、シザー式キーボードの採用が挙げられるだろう。なんのことはない一度チャレンジしたバタフライキーボードを諦めてシザー式に戻っただけなのだが、キーストロークは0.5mmから1mmへと増大し、多くの人にとっては好ましいキータッチになっているはずだ。

ちなみにMacBook Airのスペック上の厚みは0.41〜1.56cmだったものが、0.41〜1.61cmに、重量は1.25kgだったものが 1.29kgへと少し増している。

忖度なく性能向上するiPad Pro

iPad Proの存在感と、MacBook Airの位置づけも若干変わってきているといえるだろう。

iPad Proは、いよいよ忖度することなくパソコンの領域に侵食してきている。

依然、できることに違いがあるとはいえ、「私はiPad ProだけでOK」と言える人を増す方向へスペックを積み重ねているといえるだろう。A12Z Bionicチップセットの投入を含め、ある種のパソコンを完全に凌駕する性能を獲得しており、多くのクリエイティブワークにおいて、iPad Proだけで済む状況を増やしている。

iPad Proの注目ポイントであるMagic Keyboardについては、第3世代のiPad Proでも使えるし、またポインティングデバイスにおけるインターフェイスの変更については、iPadOS 13.4をインストールすることで、第3世代iPad Proでも利用することができるので、このあたりはむしろiPadOS 13.4待ち

MacBook Airは基本低価格化

対して、MacBook Airは「今でもパソコンが、Macが必要な人」に向けて熟成度合を増している。

目立たない変更点としては、GPU性能の大幅向上により、6Kディスプレイに接続可能になったこと、CPUの世代が第8世代から、第10世代へと大幅に進化したこと、i7のクアッドコアモデルが選択可能になったことが挙げられるだろう。

熱設計電力的に制限の厳しいMacBook Airで、これだけのパフォーマンスアップが可能なことには驚かされる。

とはいえ、iPad Proの際限ない高性能化に対して、MacBook Airは立ち位置をわきまえた性能アップに留まり、むしろ低価格化に注目すべき存在だろう。iPhone 11やiPad Proに搭載されたWi-Fi 6が、MacBook Airには搭載されないというのも、MacBook Proとの位置関係の問題なのだろうか?

まだまだ油断できない

いずれもコストパフォーマンスの大幅向上が注目点なので、従来モデルを持っている人が買い替える必要があるかといえば、微妙ではあるが、性能アップした部分が自分の用途にとって重要であれば、手に入れる価値は十分にあるだろう。

また、昨年のこの時期はiPad mini&Air、iMac、AirPods Proが3日続けて発表された時期でもある。明日や来週に続いて何らかのモデルが発表されてもおかしくない。

MacBook Pro 13インチ(もしかして14インチ?)は、おそらく6月のWWDCだと思うが、可能性があるとしたら、iMac、iPhone 8サイズの廉価版iPhone(SE2と噂されるもの)といったところだろうか?

しばらくAppleの動向から目が離せないことになりそうだ。

(村上タクタ)

出典

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PROFILE

村上 タクタ

flick!編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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