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睡眠記録Apple Watch、AirPods新機能、Big Sur!——WWDC 2020を俯瞰する(後編)

Watch Faceのバリエーション追加はとても嬉しい

(前編:美しく便利になったiPhoneとiPadのOSについてはこちら)

表現力を増したiPhone、iPad——WWDC 2020を俯瞰する(前編)

表現力を増したiPhone、iPad——WWDC 2020を俯瞰する(前編)

2020年06月23日

Apple Watchのウォッチフェイスのバリエーションが増えた。これは嬉しい!

ただし、正確に言えばウォッチフェイスはアップル提供のものしか使えないのだが、コンプリケーションの自由度が上がったということらしい。それにしても表現力豊かになったものだ。ダイバーズウォッチっぽいものは、アップル提供の新しいウォッチフェイスだろうか? 気になるコンプリケーションもいくつかあるので、これはローンチが楽しみ。

検知できるアクティビティも4つ増えた。ダンス、機能的筋力トレーニング、コアトレーニング。クールダウンだ。特にダンスについては、特定の動きがないので、検出するのが難しかったらしい。

従来のアクティビティアプリは機能を追加しつつ『フィットネス』という名称に変わった。Apple Watchが、ヘルスケア、アクティビティ方向にニーズが大きいと捉えているということだと思う。実際、コロナで在宅が続いたりすると、Apple Watchが活動量を把握してくれるのがとても便利だ。

寝ている間もApple Watchと一緒!

Apple Watchについに睡眠トラッキング機能が付いた。

ただし、一般的な睡眠トラッキングアプリとは少し違う。

アップル純正のアプリは睡眠の深さなどは表示しない模様。また、睡眠の浅い時に起してくれるアラーム……などの機能もない。さまざまなテストを経た結果ここに落ち着いたということなので、アップル的には科学的根拠のある(もしくは結果の出る)睡眠の深さのチェックは難しいということになったのかもしれない。

アップル純正の睡眠アプリは、睡眠時間を確保すること、そしてそのために出来ることにフォーカスしているという。つまり、起床時間が決まっているなら、眠りに就く時間は決まるし、そこに向けてメンタルを整えたり、タスクを終わらせたり、メンションなどが飛んで来ないようにしたり……という機能が充実しているということだ。Home Kitが連動していれば、部屋の明かりを徐々に落としていったり……ということもできる。

睡眠計測をすると、iPhoneを充電する時間が問題になる。アップル的には寝る前や、起きてからシャワーを浴びている時間に……ということらしいが、フリック!としては寝ている時には旧モデルでいいので別のApple Watchを装着することを推奨したい。そうすると、充電時間はたっぷり取れる。どうせ寝ている時間はモーションセンサーしか使わないのだから旧モデルでも問題ない。フリック!の読者の方なら、1台や2台は旧モデルのApple Watchをお持ちだろう。

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手洗いも検知してカウントダウン!

withコロナの時代っぽい機能は、手洗いのディテクションとその必要な時間の表示だ。

シャレと言えばシャレかもしれないが、即座にこういうサポートを行えるところが、ソフトウェアの入った時計の興味深いところだと思う。

手の動きや音などから、手を洗っていることを検知すると、手洗いに必要な時間をカウントダウンしてくれるという。手洗いの時間を意識して、しっかりと手を洗おう。

 

なんと大人気のAirPods Proがアップデート

想定外のアップデートを行ったのはAirPodsだ。

ソフトウェアコントロールだと、こんな小さなワイヤレスイヤフォンでさえ機能が追加されていくのだ。びっくり。

新しい機能は、マルチデバイスでの機能の切り換えだ。

iPadに繋いでいる音楽を聞いている時に、Macでビデオ会議を始めるとAirPodsの連携はMacに切り変わる。iPhoneの電話を取れば接続先はiPhoneになる。これは同じiCloud IDで利用しているデバイス間での連携機能だ。

簡単便利なAirPodsとはいえ、電話がかかってきた瞬間に切り換えるのは手間だったもの。これで、AirPodsを耳に入れっ放しにする時間はますます増える。

また、AirPods Proは、空間オーディオ機能を搭載。前や後ろ、さらには上からも音が聞こえるようになる。

これは、高度な空間オーディオアルゴリズムを作成し、指向性オーディオフィルターとそれぞれの耳に届く細かい周波数の調整によって、サラウンド効果を実現するという。

さらに、AirPods Proにはジャイロセンサーが内蔵されているので、頭を動かしても音の定位は変わらない……つまり画面に対して右から音が聞こえた時に、頭を右に向けると、顔の正面から聞こえてくるような再生が可能となっている。

もはや、他社製ヘッドフォンでは不可能な、シームレスな接続体験と音響効果が楽しめそうだ。

20年ぶりの大ジャンプ

そして、新しいmacOS 11 Big Sur。

なんと、20年間続いたバージョン10に別れを告げ、バージョン11を名乗るほどのビッグチェンジだ。


経緯についてはこちらの記事もご覧いただきたい。

アップル14年振りのCPU変更の影で、20年ぶりのOS大更新『macOS 11 Big Sur』

アップル14年振りのCPU変更の影で、20年ぶりのOS大更新『macOS 11 Big Sur』

2020年06月23日


とにかく大幅な変更だが、アピアランス的にも大きく変わっている。

スキューモフィズム(ノートや文具など、現実のモチーフを緻密な絵で表現するデザイン手法)から、シンプルなフラットデザインになったかと思うと、新しいトレンドは少し振り戻して細やかな立体表現が行われることになったらしい。

透明感のあるグラフィックも特徴的だ。

Apple Silicon、最初のモデルは? そしてまだ登場するIntel Macとは?

そして、最大のサプライズとなったインテルチップからの離脱と、アップル自社製チップ『Apple Silicon』の採用。A4チップが登場した2010年頃から、非常に長い時間をかけて綿密なロードマップを引いてここに到達したのだろう。とてもスムーズで、効果的な移行だ。

Apple Silicon採用について詳細はこちらを。

アップル、インテルチップから脱却! 自社CPU採用をWWDCで発表

アップル、インテルチップから脱却! 自社CPU採用をWWDCで発表

2020年06月23日

現行のアプリをApple Silicon対応にするUniversal 2、既存のアプリを動作させるRosetta 2、Linux(もしかしたら、Windowsも?)などの動作を可能とするVirtualization、Mac CatalystによるiPhone・iPadアプリの対応……など、これまでのMacよりはるかに対応力の広いデバイスになりそうだ。

ハードウェアは来週発送されるという開発者用のMac mini『Developer Transition Kit』のみ。

搭載されているのはA12Z Bionicということなので、先日発売されたiPad Proと同じチップセットだ。

これにはBig Surがインストールされており、もう秋に公開するばずのOSが、iPad Proと同じチップセットで動作するというのだから、ビックリだ。

ティム・クックによると、最初のApple Siliconを搭載したMacの登場は『年内』。また、まだIntel版のMacのニューリリースもあるという。

これをどう読み解くか。

チップの開発を考えると、最初のApple Silicon MacはMacBook Airか、もしかしたら復活の12インチMacBookが適切だろう。それならA12Zのままでも実用に足る性能を発揮できそうだ。

まだ発表される『Intel版Mac』とは何だろう? フルモデルチェンジ版iMacの可能性が高いと思うのだが、新チップセットに切り換えることを発表してからブランニューモデルに旧アーキテクチャを搭載するだろうか?

Apple Siliconの性能をアピールするためには、最初のマシンはMacBookやMacBook Airより、iMacやMacBook Proの方が(難易度が高いので)センセーショナルな気もする。

Intel iMacはすでにほぼ準備できているのだが、ここで発表するとフォーカスがブレるので見送っておき、案外今週後半や来週ぐらいに発表……なんていうパターンもありそうな気がする(最近のアップルは、日をずらしつつ連続的に発表することが多い)。

いずれにしても大パワーのIntel Xeon相当のチップを開発するには時間がかかるだろうから、Mac Proなどの登場は少し時間がかかるかもしれない。Mac ProはCPUも差し替えられるから、高価な前モデルを買った人も差し替えられるといいのだが、可能なのだろうか……。

未開の大地Big Surのトビラはまだ開いたばかり。これからの展開が楽しみだ。

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(村上タクタ)

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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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