未公開写真でお届けする、iPhone 11発表会ツアー
- 2020年09月08日
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最後に、カリフォルニアのApple本社に取材に行ってからもう1年……
ちょうど1年前のことだ。私は、iPhone 11の発表会のために、カリフォルニアのApple本社、Steve Jobs Theaterに行っていた。上の写真のEXIFデータは2019年9月10日となっている。
当然のことながら、今年は現地での発表会はないだろうし、今のところ何も発表されていないので、今年のiPhoneの発表は例年より少し遅れるのだろう。
そういえば、昨年のiPhoneの発表会に行くのはとても大変だった。
必死になって行って、現地に着いて翌日すぐにiPhone 11シリーズの発表があって、あまり取材旅行自体については記事を書いているヒマがなかったので、昨年の未公開写真を使いながら、iPhone発表会の諸事情を追いかけてみよう。
さて、何が大変だったって、台風である。
9月9日未明に襲来した台風15号のおかげで、成田に行く交通機関が寸断されていて、鉄道、バス、など公共交通機関がほとんど動かなかったのである。その詳しい顛末はこちらに書いた。
東京からタクシーに乗った人も間に合わず、電車で柏に向かい、そこからレンタカーで、国道ではなく山道を駆け抜けるという意表をついた作戦を取った僕らはなんとか、成田にたどり着いた。
食事の積み込みも間に合わなかったレベル
いつもなら、のんびりと食事やお酒を楽しみながらカリフォルニアに向かうのだが、食事の用意も間に合わなかったようで、とりあえず簡単なものとはいえ、食事が出るだけでもありがたい……という様子だった。CAさんの数も、普通よりずっと少ないようで(CAさん自体が成田に来られなかったらしい)、機内サービスもほとんどなかった。
ほうほうのていでカリフォルニアに着いた面々。
林信行さんや、西田宗千佳さん、本田雅一さん、石川温さん、松村太郎さんや、Engadgetの矢崎飛鳥さんの姿が見える。到着できなかった人も多かったから、そういう意味では強運な面々というか、何があろうと仕事を遂行する面々というか。
夜は簡単な懇親会があった。あやうく日本人メディアなしで発表会が始まりそうだったことなんて、大勢を占める現地メディアと中国メディアの人たちは、全然知らないというか、意にも介していなかった。
しかし、その翌年、iPhoneの発表会を開催することさえできなくなるなて、まさか夢にも思わなかったなぁ……。そう、ちょうど、そこから1年。私は一度もカリフォルニアに行ってない……どころか、自宅からもあまり出ないような生活を送っている。なんたることか。
さて、話を続けよう。翌日のお話。
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。