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日本企業等が食のスタートアップ支援! Food Tech Studio – Bites! が始まった!

Scrum Venturesとは?

Scrum Venturesはシリコンバレーと日本を繋ぐアーリーステージのベンチャーキャピタルだ。

……といっても、普段、スタートアップや投資という分野に興味がないと、この説明ではちょっと分かりにくいと思う。もう少し分かりやすく言うと、ベンチャー企業を見い出して、出資者を探し、お互いを繋ぎ、さらにアドバイスなどを行ったりする会社だ。

よくシリコンバレーの起業家精神などと言われるが、チャレンジが肯定されるシリコンバレーに対して、一度の失敗で再チャレンジの機会が得られにくい日本では、なかなか大胆な挑戦が難しい。Scrum Venturesでは、Studioという形式を取って、多くの大企業の協力を得て、経済的にも技術的にもベンチャー企業を支援し、成功に向けて導いて行く。シリコンバレーの起業家マインドや情報を活かしつつ、より日本にもフィットしたベンチャーキャピタルの方向性を模索しているように思う。

今、スポーツベンチャーが立ち上がる【SPORTS TECH TOKYO】report.1

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2019年08月21日

700兆円産業フードテック

さて、今回Scrum Venturesが取り組むのはフードテックだ。ご存知のように、フードテックの共同創業者である外村仁さんは、自他共に認める食いしん坊……ではなくて、フードテックに関して造詣の深い人物。最近、監修者として『フードテック革命』という本を上梓したばかりだ。

これから起きる700兆円の新産業『フードテック』。植物肉、キッチンOS、中食の変化…

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2020年07月29日

なにしろ、フードテックの範囲は広い。人類というか動物にとって、食は生命維持に不可欠なものであるから、そこにテクノロジーが組み合わさると、その影響範囲は途方もなく広くなる。フードテックが700兆円産業(!)と言われるゆえんである。

たとえば、Impossible Foodsなどの代替肉、代替食料、昆虫食、センサー内蔵の調理家電、それを統合コントロールするキッチンOS、食のデータ、パーソナライズ、食品リテールの変化、外食産業、フードロボット、デリバリー、ピックアップ、食の共創、スタートアップ、ラボ……など、さまざまな革新の余地がある。

50〜60年前、日本には食の『元祖イノベーター』達がいた

今、シリコンバレーを中心にアメリカでそういった革命が次々に起こっているが、「日本は今度こそ立ち後れるわけにはいかない」と、力説するのが外村さんだ。

「そもそも日本は、インスタントラーメンや冷凍食品など、50〜60年前に様々なイノベーションを起こした元祖イイノベーター。今、世界のフードテックスタートアップが驚異的なスピードでさまざまな革新を起こしているが、日本の食品産業とスタートアップが力を合わせれば、日本ならではのイノベーションを起こせるはず!」と言う。

元祖イノベーター達が、新たなイノベーター達を支援する

そこで、Scrum Venturesが主導するFood Tech Studio – Bites!では、日本の大企業を中心としたパートナーがスタートアップを支援する仕組みを構築。

支援する企業は、不二製油グループ本社株式会社、日進食品ホールディングス株式会社、株式会社伊藤園、株式会社ユーハイム、株式会社ニチレイ、大塚ホールディングス株式会社など、これまで日本の食を支えてきた大企業。

そこに、戦略パートナーとして辻調理師専門学校、戦略立案パートナーとして株式会社シグマクシス、ビジネスデザインパートナーとして株式会社博報堂、加えてさまざまなメンター企業が加わるという錚々たる布陣である。

特にパートナー企業は、これまでさまざまなカタチで日本の食に革命を起こして来た企業。インスタントラーメンの日清はもちろん、冷凍食品のニチレイ、緑茶の風味をペットボトルで楽しめるようにした伊藤園などの食の未来に賭ける意気込みを感じる。

不二製油は、リテールでは知られていないが、チョコレート用油脂や、大豆ビジネスにおいて日本隋一の技術とシェアを持つ企業。大塚グループは、カロリーメイトやポカリスエットで知られるように、大塚製薬由来の技術力を食品分野にも活かして来た元祖食のイノベーターだ。

バームクーヘンでおなじみのユーハイムも食のイノベーションに熱心な企業。名古屋栄に食の複合施設『BAUM HAUS』を作り、その中に『FOODTHCH INNOVATION CENTER』という場所を作るという。

世界中のメンター達と、選考スケジュール

これら、企業の支援を元に、Food Tech Studio – Bites! に参加するスタートアップにアドバイスするのが、世界中から集められたメンター陣。

発表当日から、11月30日にかけて世界中からスタートアップを募集、12〜1月に選考、1〜3月に事業開発とメンタリングを実施するとのこと。

今回のチャレンジにおいて何を一番期待しているのか聞いてみた。

『ウェルネス、サステナビリティ、オルタナティブプロテインといった新しい機能を持った食材が、今回のプログラムで伸長を期待している3つの分野です。加えて家電大国 日本としてキッチンOSの進化にも期待しています。日本は家電大国にも関わらずキッチン家電については大きく遅れと取っていると感じています。家電メーカーさんのプログラムへの参画もお待ちしております!』との回答をいただいた。

たしかに、家電関連のフードテックにおいて、もっと日本から世界に影響を与えるようなテクノロジーが出て来て欲しい。もちろん、社内でもいろいろとチャレンジされてるのだろうけれど、こういった試みに参加することも必要なのではないだろうか?

『食』といえば、誰もに関係のある分野。『Food Tech Studio – Bites! 』が、どんなイノベーションを起こすのか? 注目して行きたい。

『インポシブルフーズ』の植物由来の肉を食べてみた

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2020年10月05日

(村上タクタ)

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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

村上 タクタの記事一覧

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