mmhmmの正式版ローンチ！　有償化！　でも無料でも十分使えそう！

mmhmmの正式版がローンチされた。めでたくバージョン1になった。これで、招待を受けなくてもダウンロードできるようになった。

コロナ禍の状況下で、All Turtlesのフィル・リービンが着想して開発をスタートし、あっという間にここまでこぎ着けたのだから、本当、驚くべきスピードである。

ビデオ会議でプレゼンを背景に『mmhmm（んーふー）』を元Evernote CEOのフィルが発表

2020年07月08日

ベータテスターをやっていた人は、アプリを開くとアップデートが表示される。

または、mmhmmのサイトからダウンロードできる。

機能制限のない有償版の価格は1万1000円/年、1100円/月。有償版でも無償版でも広告は表示されない。

無償版を使っていてもすべてのプレミアムツールを1日1時間使うことができる（カスタマイズ可能なルーム、プレゼンターのコントロール、レーザーポインターなどの機能を含む）。

1時間後に（カウントダウンがあるらしい）mmhmmベーシックになると、デフォルト設定の背景と、シンプルなプレゼンターモードだけが使えるようになる。

利用頻度によって違うとは思うが、無料版でも十分に使えるし、1日1時間以上プレゼンをし続ける人は稀だと思うので、有料版にする必要を感じる人は少ないかもしれない。でも、このmmhmｍに慣れると、1時間経つと単調は背景に戻るというのは残念な気分だし、100％（広告収入でなく）ユーザー課金で運営されるというmmhmmを応援したいという気持ちになることも確かだ。

さっそくアップデートしてみると、ベータテスターには3カ月プレミアム版を無償提供というプレゼントが届いていた（右端）。ユーザーを大切にするフィルらしいプレゼントだ。Thank you ! Phil !!

Apple M1搭載Macは5倍の性能。M1だけで動作するビッグハンドモードも

アップルのM1 Macの発表会でプレゼンテーションでフィルが使って見せたビッグハンドモードは、macOS 11 Big Surを実行している最新のApple M1搭載Macでだけ動作するという。画像認識のために、M1のニューラルエンジンが必要なのかもしれない。

ビッグハンドを使っていれば、最新のM1 Macを使っている証ということで、なかなか嬉しいプレミアムな機能だ。

フィルは、M1 Macを使うとmmhmmを5倍速く実行できるとご満悦だった。M1 Macには本当に期待できそうだ。楽しみ。

学生と教育機関には無償で提供

mmhmmは、今後1年、学生と教育機関については無償で提供されるという。詳しくは下記記事リンクから。

Windows版も開発中だという。ベータテストが始まったら、またmmhmmのブログなどから告知される。

Mac 版 mmhmm を正式公開しました！
https://www.mmhmm.app/jp/blog/mmhmm-for-mac-is-now-open-to-all

mmhmm
https://www.mmhmm.app/

（村上タクタ）