HHKBユーザーミートアップVol.4で発表! 圧倒的に一番売れてるのは墨のHYBRID Type-S
- 2021年03月05日
今回のHHKBミートアップはオンラインで
年末年始とか、『デジタル超整理術 リモートワーク編』の締切とか、会社がいろいろあったりで忙しくて、すっかりレポートが遅くなりまくってしまったのだが、12月11日に開催されたHHKBユーザーミートアップVol.4のお話をしたい。
毎年、100人前後のマニアックなHHKB(Happy Hacking Keyboard)ファンを集めて開かれるイベント、『HHKBユーザーミートアップ』の第4回が開催された。
なにしろ、このイベント、当初は『ヘンタイの会』と言われたほど、マニアックなユーザー、こよなくHHKBを愛するマニアが集まったイベントなのだが、今年はご多分に漏れずオンラインでの開催となった。しかし、コロナ禍のリモートワーク需要でさらに加速して、累計58万台も売れてしまっているのだ。すでに、ただの変わり者の集まりというには多すぎる人数になってる。今年はオンラインになったおかげで、定員を500員に拡大して募集がかけられた。
話の口火を切ったのは、執行役員、イメージング事業本部、ビジネス推進担当、ビジネス推進統括部長の増田稔さん。HHKBは’96年の発売開始以来25年間で、58万台を売り上げているのだという。3万円もするキーボードが(もっと安価なモデルもあるが)58万台も売れてるときてはこれはニュースである。ちなみに、国内が83%ということであるが、海外はまだまだ拡販の余地があるらしく、今後、米国や中国などでもより力を入れて売っていくという。
一番売れた、モデルは売れ過ぎて……
さて、現行モデル発売時のドタバタを話してくれたのは山口篤さん。
当初、Professional HYBRID Type-S、Professional HYBRID、Professionalの販売割合は、『5:4:1』ぐらいだと想定されていたという。
ところがフタを開けてみると、最高級機種のProfessional HYBRID Type-Sが売れる。なんと、9割近くがProfessional HYBRID Type-Sという状態が続き、生産計画は完全に間違っていたことが分かり大混乱に陥ったという。
全体を通しての売れ行きは以下の通り。つまり、Professional HYBRID Type-Sの墨がものすごく売れている。当然ながら、同機はかなりの品不足で入手難となったそうだ。
ちなみに、その後も、コロナ禍の在宅勤務需要で売れて、想定の販売数の上を行き続け、常に品不足の状態だったという(とりわけ、Professional HYBRID Type-Sの墨は)。
どういうわけだか、2台持ち、3台持ちの人も多いのだという。2台なら会社と家という感じだろうが、3台目はいったいどこに置くのだろう?
その後も面白い話が続いて、オンラインでも非常に盛り上がったヘンタイの……ではなくて、HHKBミートアップなのでありました。
HHKBエヴァンジェリスト発表!
最後に、HHKBエヴァンジェリストが発表された。なんと、不肖わたくし、flick!編集長の村上タクタも選んでいただいたのであります!
エヴァンジェリストには専用のロゴ入りCtrlキーが贈られた(つまり筆者もいただいた)。
これからもHHKBの素晴らしさを世間に広めていきたい所存であります。
たいへん盛り上がったミートアップだったが、やっぱり会いたい思いはつのる。来年には、実際にお会いして交流を深めたいものだ。
(村上タクタ)
(最新刊)
flick! digital 2021年3月号 Vol.113
https://funq.jp/flick/magazines/20158/
デジタル超整理術 リモートワーク編
https://funq.jp/flick/magazines/20164/
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。