AirTag の通知はどのぐらい実際的か? 試してみた
- 2021年04月30日
早速、AirTagを使って、実験
早速、設定したAirTagを使ってみたい。
しかし、本当にいろんな場所に放置するワケにもいかないので、妻にAirTagを持ってほっつき歩いてもらった。
もちろん、妻のiPhoneはOFF。動作するiPhoneを持ってると、それ経由で通知が来てしまうからだ。
まず、普段、私がジョギングしているような近所の公園や緑道を30分ぐらい歩いてもらったが、その間に通知が来ることはなかった。人との距離が大き過ぎるからだろうか? 郊外の公園だし、最近はすれ違う時にも距離を取るようになったので、そのせいもあるのかも。
続いて、駅に行ってもらった。
郊外の駅で、ちょっとしたショッピングモールや、映画館があるぐらいの感じサイズの駅だ。その改札近くや、モール内部などを20分ほど歩いてもらった。それなりに人通りは多いと思っていただいていい。
すると、その間に3回ほど位置の通知があった。
ちなみに誰かのiPhoneを経由して、発見されると通知が来るようにできる。
その後、帰路の緑道でも一度通知が来た。誰かiPhoneをお持ちの方とすれ違ったのだろう。
まだまだ謎がいっぱい
使ってみた感じとしては、
・位置情報を捕まえられるかどうかは、人の密度に大きく左右される
・細かく位置をトレースできるほど頻繁に位置情報を出してない(5分ごとぐらい?)
・位置情報は、それほど細かく出ない(複数のiPhoneが通り過ぎることで精度が上がっていくのかも)
やはりどこかで忘れた忘れ物を探す道具……という感じで、盗難や、人をトレースしたりするのには向かない仕様だ。以前私が書いた、『猫に付けて位置をトレース』などはとても無理な気がする。
反面、電車の中や、店舗などへのおき忘れには、十分に対応できそうだ。このあたりは、今後、知見が増えていくことだろう。
そして、いろいろと疑問が湧いてくる。
・中継として使われるiPhoneはiOS 14.5でなくてもいいのか?
・紛失モードにして、妻のiPhoneを近づけたが通知出ず(通知が出たというレポートはある)。
・紛失モードの通知はiOS 14.5でないと出ないのか?(妻のiPhoneがiOS 14.4.2だったから?)
・本人じゃない人が持つと出る『不明なAirTag』の通知はどのぐらいで出るのか?
などなど、まだまだ不明点の多いAirTag。とりえず、初日のレポートということで書いてみたが、今後も継続しようしていろいろ試して、レポートしていきたい。
(村上タクタ)
(最新刊)
flick! digital 2021年5月号 Vol.115
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PROFILE
flick! / 編集長
村上 タクタ
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。
デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。