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1万4950円(税込)の『至高のパームレスト』を試す

一日中手に触れてるものだから、上質なイタリアンレザーを

あなたは1日にどのぐらいキーボードに触れているだろうか?

筆者は、締切間近の数日は、1日10時間以上キーボードに触れていると思う。

故にキーボードは大切だし、その時に手のひらを支えてくれるパームレストにはこだわる必要が十分にある。

5月6日に発売された、バード電子の革張りパームレストは、そんな『快適にキータイプするできるなら、お金に糸目はつけない』ユーザーのためのパームレストだ。

バード電子・革張ウッドパームレスト
https://shop.bird-electron.co.jp/?pid=157885518

たかが、パームレストと侮るなかれ、1日中働き続ける手のひらをいかに支えるかという深刻な問題なのだ。安定感、滑り心地、肌触り、高さ……と、そこには数多くのこだわるべきポイントがある。

本体は従来同様のウォールナットだが、表面に2mm厚に漉かれたイタリアンオイルレザーを採用。常に快適な滑り心地を実現している。

革の貼り込みは、素材の特性を活かした革製品のデザイン・制作に定評がある工房rethinkによるもの。ウォールナットにレザーを貼り込んだ後に、一点一点手作業で端面の削り込み、磨きを行い完璧にフィットさせている。

当然、レザー製品だから、使い込むほどに風合いが変わってゆくはずだ。デスクで使い込むアイテムとしてもそれもまたひとつの楽しみだといえよう。

高さ17mmが好みに合うかどうか?

下面にはHHKB用に使われている吸振マットと同じマイクロセルポリマーシート・エンボスを採用。安定した接地を実現している。

ウッド部の厚さは従来と同様13mm(筆者実測。以下同)だが、2mmのレザー部、吸振マットを含めるとトータルでの厚みは17mmになる。従来モデルはゴム足を含めると、薄い方のゴム足で15mm、厚い方のゴム足で17mmになるので、従来型の厚い方のゴム足と同じぐらいの高さになる。

両方使い比べて試したみたが、今のところ15mmの方に手が慣れているが、17mmの手のひらの面が高くなる方が使い慣れば楽になるような気もする。つまりは高さの違いは好みの問題だ。どうしても低い方がよければ、従来のパームレストの方がフィットするかもしれない。

パームレストを使い分ける愉しみ

この他にも同社からは尊師スタイルで使いやすいセパレートタイプ(間のトラックパッドが使える)や、彫刻や工芸品に使われる希少なローズウッドを使ったパームレストも販売されている(限定品のローズウッドは現在売り切れ)。好みで、さまざまなパームレストを使い分けることができるというのは素晴らしい。

筆者個人としては、セパレートタイプは、普段使いにはちょくちょくキーボードの位置をズラした時に、両方のパームレストを動かさないといけないのが面倒。高さ的には15mmか17mmかを選ぶのは好みの問題としても、革張ウッドパームレストのイタリアンオイルレザーの肌触り、滑り心地は従来にないもの。レザー用のミンクオイルなどで手入れをすると、さらに質感を育てることができそうなのも楽しみだ。

筆者は、HHKBエバンジェリストとして、本作をテスト用にご提供いたいだいたので、しばらく使い込んでみたいと思っている。今後また機会があれば使い心地の変化についてもレポートする。

(村上タクタ)

(最新刊)

flick! digital 2021年5月号 Vol.115
https://funq.jp/flick/magazines/20160/
デジタル超整理術 リモートワーク編
https://funq.jp/flick/magazines/20164/

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PROFILE

村上 タクタ

flick! / 編集長

村上 タクタ

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

デジタルガジェットとウェブサービスの雑誌『フリック!』の編集長。バイク雑誌、ラジコン飛行機雑誌、サンゴと熱帯魚の雑誌を作って今に至る。作った雑誌は600冊以上。旅行、キャンプ、クルマ、絵画、カメラ……も好き。2児の父。

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